TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024054594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160912
出願日2022-10-05
発明の名称包装箱
出願人レンゴー株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 5/54 20060101AFI20240410BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容易に開封することができる包装箱を提供する。
【解決手段】紙製の包装箱1であって、一対の第1側壁10と一対の第2側壁11とで形成される周壁Wとは、一対の第1側壁10に連設される一対の第1フラップ12と、一対の第2側壁11に連設される一対の第2フラップ13と、を備え、各々の第1フラップ12は、一対の差込部25と、差込折線L6と、一対の開封分断線と、分断部32と、を有し、一対の第2フラップ13は、二対の係合片21(二対の差込穴21A)を有し、一対の第2フラップ13が折り曲げられ、差込折線L6で屈曲した第1フラップ12の差込部25が差込穴21Aに差し込まれ、その後、一対の分断部32に架け渡されるように配送伝票90が貼付されることで封緘され、開封に際し、各々の分断部32が、一対の開封分断線に沿って第1フラップ12から分断され、配送伝票90と共に除去される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
紙製の包装箱(1,3)であって、
一対の第1側壁(10)と一対の第2側壁(11)とを交互に連設して筒状に形成される周壁(W)と、
一対の前記第1側壁に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第1フラップ(12)と、
一対の前記第2側壁に連設され、前記開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第2フラップ(13)と、を備え、
各々の前記第1フラップは、
前記第1フラップの両角領域である一対の差込部(25)と、
前記第1側壁との境界線に沿う向きに伸長する差込折線(L6)と、
前記第1フラップを基端から自由端に向けて分断する一対の開封分断線(31)と、
一対の前記開封分断線に挟まれた前記第1フラップの一部である分断部(32)と、を有し、
一対の前記第2フラップは、一対の前記第1フラップが有する二対の前記差込部を差し込むための二対の差込穴(21A)を成すように二対の差込切断線(22)を切り込むことで区画される二対の係合片(21)を有し、
一対の前記第2フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられ、前記差込折線で屈曲した前記第1フラップの前記差込部が前記係合片に押し付けられることで、前記係合片が前記周壁の内側に押し込まれて前記差込穴を形成し、
前記第1フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられながら前記差込折線での屈曲を伸ばされることで、前記差込部が前記差込穴に差し込まれ、その後、一対の前記分断部に架け渡されるようにシール材(90)が貼付されることで封緘され、
開封に際し、各々の前記分断部が、一対の前記開封分断線に沿って基端から自由端に向けて前記第1フラップから分断され、前記シール材と共に除去されることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
紙製の包装箱(2)であって、
一対の第1側壁(10)と一対の第2側壁(11)とを交互に連設して筒状に形成される周壁(W)と、
一対の前記第1側壁に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第1フラップ(12)と、
一対の前記第2側壁に連設され、前記開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第2フラップ(13)と、を備え、
一対の前記第1フラップのうち一方は、
前記第1フラップの両角領域である一対の差込部(25)と、
前記第1側壁との境界線に沿う向きに伸長する差込折線(L6)と、
前記第1フラップを基端から自由端に向けて分断する一対の開封分断線(31)と、
一対の前記開封分断線に挟まれた前記第1フラップの一部である分断部(32)と、を有し、
一対の前記第2フラップは、一方の前記第1フラップの一対の前記差込部を差し込むための一対の差込穴(21A)を成すように一対の差込切断線(22)を切り込むことで区画される一対の係合片(21)を有し、
一対の前記第1フラップのうち他方が前記開口部を閉じる方向に折り曲げられた後、一対の前記第2フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられ、前記差込折線で屈曲した一方の前記第1フラップの前記差込部が前記係合片に押し付けられることで、前記係合片が前記周壁の内側に押し込まれて前記差込穴を形成し、
一方の前記第1フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられながら前記差込折線での屈曲を伸ばされることで、前記差込部が前記差込穴に差し込まれ、その後、前記分断部と一対の前記第2フラップとに架け渡されるようにシール材(90)が貼付されることで封緘され、
開封に際し、前記分断部が、一対の前記開封分断線に沿って基端から自由端に向けて前記第1フラップから分断され、前記シール材と共に除去されることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
紙製の包装箱(4)であって、
一対の第1側壁(10)と一対の第2側壁(11)とを交互に連設して筒状に形成される周壁(W)と、
一対の前記第1側壁に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第1フラップ(12)と、
一対の前記第2側壁に連設され、前記開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第2フラップ(13)と、を備え、
一対の前記第1フラップのうち一方は、
前記第1フラップの両角領域である一対の差込部(25)と、
前記第1側壁との境界線に沿う向きに伸長する差込折線(L6)と、
前記第1フラップを基端から自由端に向けて分断する一対の開封分断線(31)と、
一対の前記開封分断線に挟まれた前記第1フラップの一部である分断部(32)と、を有し、
一対の前記第1フラップのうち他方は、その自由端から突出する係合凸部(28)を有し、
一対の前記第2フラップは、一方の前記第1フラップの一対の前記差込部を差し込むための一対の差込穴(21A)を成すように一対の差込切断線(22)を切り込むことで区画される一対の係合片(21)を有し、
一対の前記第2フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられ、前記差込折線で屈曲した一方の前記第1フラップの前記差込部が前記係合片に押し付けられることで、前記係合片が前記周壁の内側に押し込まれて前記差込穴を形成し、
一方の前記第1フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられながら前記差込折線での屈曲を伸ばされることで、前記差込部が前記差込穴に差し込まれ、その後、他方の前記第1フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられて前記係合凸部を一方の前記第1フラップの裏面に係合させ、前記分断部と他方の前記第1フラップとに架け渡されるようにシール材(90)が貼付されることで封緘され、
開封に際し、前記分断部が、一対の前記開封分断線に沿って基端から自由端に向けて前記第1フラップから分断され、前記シール材と共に除去されることを特徴とする包装箱。
【請求項4】
一対の前記開封分断線は、
前記第1フラップの基端から中間部までの間で互いに離れるように斜めに形成される一対の第1分断線(31A)と、
前記第1フラップの中間部から自由端までの間で互いに平行に形成される一対の第2分断線(31B,31D)と、を有し、
一対の前記第1分断線に挟まれる前記分断部の基端部は、前記分断部の分断を開始する際に摘ままれる開始片(33)とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の包装箱。
【請求項5】
前記差込切断線は、
前記第2側壁と前記第2フラップとの境界となる折曲線(L3)に沿って前記差込部の差込方向の基端側から先端側に向けて伸長する第1切目(22A)と、
前記第1切目の差込方向の先端から前記第2フラップの自由端側に向けて伸長する第2切目(22B,22C)と、を有し、
前記折曲線は、
前記第1切目よりも差込方向の先端側に形成される主折曲線(L3A)と、
前記第1切目よりも差込方向の基端側において前記主折曲線よりも僅かに下方に形成される副折曲線(L3B)と、を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の包装箱。
【請求項6】
前記差込折線は、前記第1フラップの両側端から中央に向かって自由端側に突き出すように湾曲または屈曲していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製の包装箱に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
胴部の開口部を一対の第1フラップおよび一対の第2フラップで閉じる包装箱が知られている(特許文献1)。第2フラップには、側辺から内側に延びた切込よりも先端側に差込片が形成され、切込よりも基端側には胴部との境界線と平行な折曲げ誘導線が形成されている。第1フラップには、差込片が差し込まれる差込穴が形成されている。差込フラップは、折曲げ誘導線で屈曲され、差込片を差込穴に差し込みながら閉じられる。差込片の切込の断面である係止部が差込穴の縁である当接部に当接することで、差込片の引き抜きが規制され、包装箱の封緘が維持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-8221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した包装箱では、差込穴に差し込まれた差込片が容易に引き抜くことができないようになっていた。また、例えば、包装箱を輸送する場合、宛先等を記載した配送伝票を、第1および第2フラップで閉じられた包装箱の天面に貼付することがある。この場合、配送伝票を無理やり剥がした後、差込穴に差し込まれた差込片を無理やり引きぬかなければならなかった。このように、上記した包装箱では、包装箱を容易に開封することができなかった。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮し、容易に開封することができる包装箱を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、紙製の包装箱であって、一対の第1側壁と一対の第2側壁とを交互に連設して筒状に形成される周壁と、一対の前記第1側壁に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第1フラップと、一対の前記第2側壁に連設され、前記開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第2フラップと、を備え、各々の前記第1フラップは、前記第1フラップの両角領域である一対の差込部と、前記第1側壁との境界線に沿う向きに伸長する差込折線と、前記第1フラップを基端から自由端に向けて分断する一対の開封分断線と、一対の前記開封分断線に挟まれた前記第1フラップの一部である分断部と、を有し、一対の前記第2フラップは、一対の前記第1フラップが有する二対の前記差込部を差し込むための二対の差込穴を成すように二対の差込切断線を切り込むことで区画される二対の係合片を有し、一対の前記第2フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられ、前記差込折線で屈曲した前記第1フラップの前記差込部が前記係合片に押し付けられることで、前記係合片が前記周壁の内側に押し込まれて前記差込穴を形成し、前記第1フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられながら前記差込折線での屈曲を伸ばされることで、前記差込部が前記差込穴に差し込まれ、その後、一対の前記分断部に架け渡されるようにシール材が貼付されることで封緘され、開封に際し、各々の前記分断部が、一対の前記開封分断線に沿って基端から自由端に向けて前記第1フラップから分断され、前記シール材と共に除去される。
【0007】
本発明は、紙製の包装箱であって、一対の第1側壁と一対の第2側壁とを交互に連設して筒状に形成される周壁と、一対の前記第1側壁に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第1フラップと、一対の前記第2側壁に連設され、前記開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第2フラップと、を備え、一対の前記第1フラップのうち一方は、前記第1フラップの両角領域である一対の差込部と、前記第1側壁との境界線に沿う向きに伸長する差込折線と、前記第1フラップを基端から自由端に向けて分断する一対の開封分断線と、一対の前記開封分断線に挟まれた前記第1フラップの一部である分断部と、を有し、一対の前記第2フラップは、一方の前記第1フラップの一対の前記差込部を差し込むための一対の差込穴を成すように一対の差込切断線を切り込むことで区画される一対の係合片を有し、一対の前記第1フラップのうち他方が前記開口部を閉じる方向に折り曲げられた後、一対の前記第2フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられ、前記差込折線で屈曲した一方の前記第1フラップの前記差込部が前記係合片に押し付けられることで、前記係合片が前記周壁の内側に押し込まれて前記差込穴を形成し、一方の前記第1フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられながら前記差込折線での屈曲を伸ばされることで、前記差込部が前記差込穴に差し込まれ、その後、前記分断部と一対の前記第2フラップとに架け渡されるようにシール材が貼付されることで封緘され、開封に際し、前記分断部が、一対の前記開封分断線に沿って基端から自由端に向けて前記第1フラップから分断され、前記シール材と共に除去される。
【0008】
本発明は、紙製の包装箱であって、一対の第1側壁と一対の第2側壁とを交互に連設して筒状に形成される周壁と、一対の前記第1側壁に連設され、前記周壁の開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第1フラップと、一対の前記第2側壁に連設され、前記開口部を閉じる方向に折り曲げられる一対の第2フラップと、を備え、一対の前記第1フラップのうち一方は、前記第1フラップの両角領域である一対の差込部と、前記第1側壁との境界線に沿う向きに伸長する差込折線と、前記第1フラップを基端から自由端に向けて分断する一対の開封分断線と、一対の前記開封分断線に挟まれた前記第1フラップの一部である分断部と、を有し、一対の前記第1フラップのうち他方は、その自由端から突出する係合凸部を有し、一対の前記第2フラップは、一方の前記第1フラップの一対の前記差込部を差し込むための一対の差込穴を成すように一対の差込切断線を切り込むことで区画される一対の係合片を有し、一対の前記第2フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられ、前記差込折線で屈曲した一方の前記第1フラップの前記差込部が前記係合片に押し付けられることで、前記係合片が前記周壁の内側に押し込まれて前記差込穴を形成し、
一方の前記第1フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられながら前記差込折線での屈曲を伸ばされることで、前記差込部が前記差込穴に差し込まれ、その後、他方の前記第1フラップが前記開口部を閉じる方向に折り曲げられて前記係合凸部を一方の前記第1フラップの裏面に係合させ、前記分断部と他方の前記第1フラップとに架け渡されるようにシール材が貼付されることで封緘され、開封に際し、前記分断部が、一対の前記開封分断線に沿って基端から自由端に向けて前記第1フラップから分断され、前記シール材と共に除去される。
【0009】
この場合、一対の前記開封分断線は、前記第1フラップの基端から中間部までの間で互いに離れるように斜めに形成される一対の第1分断線と、前記第1フラップの中間部から自由端までの間で互いに平行に形成される一対の第2分断線と、を有し、一対の前記第1分断線に挟まれる前記分断部の基端部は、前記分断部の分断を開始する際に摘ままれる開始片とされてもよい。
【0010】
この場合、前記差込切断線は、前記第2側壁と前記第2フラップとの境界となる折曲線に沿って前記差込部の差込方向の基端側から先端側に向けて伸長する第1切目と、前記第1切目の差込方向の先端から前記第2フラップの自由端側に向けて伸長する第2切目と、を有し、前記折曲線は、前記第1切目よりも差込方向の先端側に形成される主折曲線と、前記第1切目よりも差込方向の基端側において前記主折曲線よりも僅かに下方に形成される副折曲線と、を有してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
構造体
2か月前
個人
半蓋半箱筒
4か月前
個人
衣類カバー
7か月前
個人
折り畳み製品
6か月前
個人
開封用カッター
24日前
個人
テープホルダー
5か月前
個人
「即時結束具」
6か月前
個人
段ボール用キリ
7か月前
個人
パウチ容器
1か月前
個人
爪楊枝流通セット
5か月前
個人
コード長さ調整器
5か月前
個人
粘着テープカッタ
6か月前
個人
チャック付き袋体
1か月前
個人
折りたたみコップ
1か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
三甲株式会社
容器
7か月前
三甲株式会社
容器
3か月前
個人
プラスチックバッグ
3か月前
三甲株式会社
容器
3か月前
個人
チャック付き保存袋
22日前
三甲株式会社
容器
6か月前
株式会社イシダ
包装装置
4か月前
三甲株式会社
容器
5か月前
個人
穿孔紐通し結束器具
3か月前
株式会社KY7
封止装置
5か月前
三甲株式会社
容器
4か月前
個人
粘着テープ剥がし具
1日前
日東精工株式会社
包装機
7か月前
個人
開口しやすいレジ袋
2か月前
個人
伸縮するゴミ収納器
2か月前
三甲株式会社
容器
5か月前
個人
装飾品展示台兼梱包箱
25日前
個人
荷役用パレット
7か月前
株式会社デュプロ
丁合装置
7か月前
有限会社芳美商事
封筒
24日前
個人
外観を変更できる収納箱
5か月前
続きを見る