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公開番号2024054184
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2024014660,2023548446
出願日2024-02-02,2022-09-09
発明の名称インクジェット用処理液、及び、インクジェット捺染装置
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人三協国際特許事務所
主分類C09D 201/02 20060101AFI20240409BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】インク塗布に先立って塗布するインクジェット用処理液、およびそれを用いたインクジェット捺染装置を提供する。
【解決手段】水溶性カチオンポリマーと有機酸塩とを含有し、前記水溶性カチオンポリマーの含有量が、処理液全体に対して、0.1重量%以上、10重量%未満である、インクジェット用処理液を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水溶性カチオンポリマーと有機酸塩とを含有し、前記水溶性カチオンポリマーの含有量が、処理液全体に対して、0.1重量%以上、10重量%未満である、インクジェット用処理液。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記有機酸塩の含有量が、処理液全体に対して、0.1~20重量%である、請求項1に記載のインクジェット用処理液。
【請求項3】
前記有機酸塩の含有量が前記水溶性カチオンポリマーの含有量より多い、請求項1または2に記載のインクジェット用処理液。
【請求項4】
前記有機酸塩の含有量が、処理液全体に対して、1~15重量%である、請求項3に記載のインクジェット用処理液。
【請求項5】
金属塩をさらに含有する、請求項1~4のいずれかに記載のインクジェット用処理液。
【請求項6】
前記有機酸塩の含有量が前記金属塩の含有量より多い、請求項5に記載のインクジェット用処理液。
【請求項7】
前記金属塩の含有量が処理液全体に対して0.1~5重量%であり、前記有機酸塩の含有量が処理液全体に対して1~15重量%である、請求項6に記載のインクジェット用処理液。
【請求項8】
前記有機酸塩が有機酸マグネシウム塩である、請求項1~7に記載のインクジェット用処理液。
【請求項9】
前記有機酸マグネシウム塩の含有量が処理液全体に対して、5~11重量%である、請求項8に記載のインクジェット用処理液。
【請求項10】
前記有機酸マグネシウム塩の含有量が処理液全体に対して、12~15重量%である、請求項8に記載のインクジェット用処理液。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インクジェット用処理液に関する。さらには、それを用いたインクジェット捺染装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方式では、インク塗布に先立って、前処理液を塗布することが知られている。例えば、インク中の色材と凝集物を形成する成分として凝集剤を含有する処理液を用いる方法が報告されている。
【0003】
特許文献1には、支持体の少なくとも一方の面上に塗工層を有する記録媒体の前記塗工層を有する面側に前処理液を付与する前処理液付与工程と、前処理液付与後の記録媒体に水性インクをインクジェット法により吐出して画像を形成する画像形成工程とを含む画像形成方法であって、前記前処理液は、少なくとも水溶性カチオンポリマー、有機酸アンモニウム塩、及び水を含む前処理液であり、前記前処理液中における水溶性カチオンポリマーの含有率が10~70質量%であり、有機酸アンモニウム塩の含有率が1~40質量%である画像形成方法が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、凝集剤を含む処理液を記録媒体に付着させる処理液付着工程と、水系インク組成物を記録媒体に付着させるインク付着工程とを備え、前記処理液が、前記凝集剤として金属塩、カチオンポリマー、有機酸の一種又は二種以上を含む、インクジェット記録方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-15008号公報
特開2020-104486号公報
【発明の概要】
【0006】
本開示の一局面に関するインクジェット用処理液は、水溶性カチオンポリマーと有機酸塩とを含有し、前記水溶性カチオンポリマーの含有量が、処理液全体に対して、0.1重量%以上、10重量%未満である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施形態のインクジェット用処理液を使用する、インクジェット捺染装置の一実施形態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
上述したような特許文献1の記載の発明は、記録媒体にインク顔料を凝集させる前処理液を付与(塗布)後に乾燥した後、水性インクをインクジェット法により吐出して画像を形成する画像形成方法であり、処理液中のカチオンポリマーの濃度が非常に高くなっている(10質量%以上)。このような高濃度のカチオンポリマーを含む処理液は、処理ヘッドから吐出することができないため、インク吐出前に処理液を塗布するという工程が必要となり煩雑である。
【0009】
また、上述の特許文献2記載の処理液を使用した場合、インクの十分な凝集性が得られないおそれもある。
【0010】
また、上述した特許文献1および2記載の技術はいずれも主に普通紙などの紙媒体やフィルムシートなどの液体低吸収性記録媒体への印刷を行うためのインクジェット画像形成方法である。よって、滲みなどが抑制された良好な画像を形成することを目的としており、布等への捺染に使用されることはあまり想定されていない。捺染に使用されるインクジェット記録の場合、摩擦堅ろう性や洗濯堅ろう性の向上、さらに、捺染対象の生地のごわつきを抑え、肌触りなどの風合いを良好にすること等が求められている。
(【0011】以降は省略されています)

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