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公開番号2024052338
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158996
出願日2022-09-30
発明の名称アクセル装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人服部国際特許事務所
主分類B60K 26/02 20060101AFI20240404BHJP(車両一般)
要約【課題】ペダルレバーに与える反力を適切に制御可能なアクセル装置を提供する。
【解決手段】ペダルレバー20は、踏込操作に応じて動作する。モータ31は、通電により駆動力を発生させる。動力伝達機構40は、ペダルレバー20とレバー当接点Pcにて当接するアクチュエータレバー45を有し、モータ31の駆動力をペダルレバー20に伝達してペダルレバー20の踏込方向とは反対方向の力である反力を付与する。ペダル開度センサ29は、ペダルレバー20の踏込量であるペダル開度θpを検出する。制御部60は、モータ31から出力する駆動力を算出する駆動力演算部61を有し、モータ31の駆動を制御する。駆動力演算部61は、目標反力F*に応じた駆動力を、ペダル開度θpに基づいて演算する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
踏込操作に応じて動作するペダルレバー(20)と、
通電により駆動力を発生させる駆動源(31)と、
前記ペダルレバーとレバー当接点にて当接するアクチュエータレバー(45)を有し、前記駆動源の駆動力を前記ペダルレバーに伝達して前記ペダルレバーの踏込方向とは反対方向の力である反力を付与する動力伝達機構(40)と、
前記ペダルレバーの踏込量を検出する踏込量検出部(29、49)と、
前記駆動源から出力する駆動力を演算する駆動力演算部(61)を有し、前記駆動源の駆動を制御する制御部(60)と、
を備え、
前記駆動力演算部は、目標反力に応じた駆動力を前記踏込量に基づいて演算するアクセル装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記駆動力演算部は、前記アクチュエータレバーの回転中心と前記レバー当接点との距離であるレバー当接距離(Rlev)、前記ペダルレバーの回転中心と前記レバー当接点との距離であるペダル当接距離(Rcon)、および、前記アクチュエータレバーの回転中心と前記レバー当接点とを結んだ直線の法線と前記ペダルレバーの回転中心と前記レバー当接点とを結んだ直線の法線との成す相対角度(α)を前記踏込量に基づいて演算し、演算された前記レバー当接距離、前記ペダル当接距離および前記相対角度を用い、前記目標反力に応じた駆動力を演算する請求項1に記載のアクセル装置。
【請求項3】
前記踏込量検出部(49)は、前記動力伝達機構に設けられている請求項1または2に記載のアクセル装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記ペダルレバーが全閉位置であるときの前記踏込量検出部の検出値を学習する請求項3に記載のアクセル装置。
【請求項5】
前記踏込量検出部は、前記ペダルレバーに設けられている請求項1または2に記載のアクセル装置。
【請求項6】
前記動力伝達機構は、前記アクチュエータレバーを前記ペダルレバーの全閉方向に付勢する弾性部材(47)を有する請求項1または2に記載のアクセル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アクセル装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、反力付加機構を備えた車両用アクセルペダル装置が知られている。例えば特許文献1では、反力付加機構は、反力を発生する駆動源と、駆動源が発生した反力をペダル側アームに伝達する伝達部材と、駆動源を支持するブラケットとを含み、制御部からの制御信号に従って、パッドに加わる踏み込み操作力に対する反力をペダル側アームに付加する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5636522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ペダル踏込角度によって、動力伝達部材との当接距離や角度が変わると、アクチュエータにて同じトルクを与えても、ドライバに伝わる反力が変わる。
【0005】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ペダルレバーに与える反力を適切に制御可能なアクセル装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のアクセル装置は、ペダルレバー(20)と、駆動源(31)と、動力伝達機構(40)と、踏込量検出部(29、49)と、制御部(60)と、を備える。ペダルレバーは、踏込操作に応じて動作する。駆動源は、通電により駆動力を発生させる。動力伝達機構は、ペダルレバーとレバー当接点にて当接するアクチュエータレバー(45)を有し、駆動源の駆動力をペダルレバーに伝達してペダルレバーの踏込方向とは反対方向の力である反力を付与する。踏込量検出部は、ペダルレバーの踏込量を検出する。
【0007】
制御部は、駆動源から出力する駆動力を演算する駆動力演算部(61)を有し、駆動源の駆動を制御する。駆動力演算部は、目標反力に応じた駆動力を踏込量に基づいて演算する。これにより、ペダルレバーに与える反力を適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態によるアクセル装置を示す模式図である。
一実施形態によるアクチュエータコントローラを示すブロック図である。
一実施形態によるペダルレバーの全閉時および全開時におけるペダルレバーとアクチュエータレバーとの当接状態を示す模式図である。
図3のIV部拡大図である。
一実施形態によるペダルレバーが踏み込まれているときに印加される反力を説明する説明図である。
一実施形態による駆動力演算部を説明するブロック図である。
一実施形態による目標トルク演算に用いるマップを示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(一実施形態)
以下、本発明によるアクセル装置を図面に基づいて説明する。一実施形態によるアクセル装置を図1~図7に示す。図1に示すように、アクセル装置1は、ペダルレバー20、アクチュエータ30、および、アクチュエータコントローラ50等を備える。
【0010】
ペダルレバー20は、パッド21、アーム23、および、ペダル25等を有し、ドライバの踏込操作等により一体に駆動される。パッド21は、ドライバにより踏込操作可能に設けられる。パッド21は、ハウジングHに設けられる支点部材22により回転可能に支持されている。図1では、パッド21がハウジングHの一面に沿う方向に延びて設けられる、いわゆる床置き型(オルガン型)を示しているが、吊り下げ型(ペンダント型)であってもよい。本実施形態では、ペダルハウジングやモータハウジング等、モータ31の駆動およびペダルレバー20の踏込操作等により駆動されない筐体部分を、まとめて「ハウジングH」とする。
(【0011】以降は省略されています)

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