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公開番号2024053175
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159256
出願日2022-10-03
発明の名称決済システム
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人個人,個人
主分類G06Q 20/40 20120101AFI20240408BHJP(計算;計数)
要約【課題】PINコード等の暗証番号の入力操作を安全に実施可能な構成を提供する。
【解決手段】携帯端末30において、操作部35により入力操作されたPINコードを記録するように生成されて取得された決済用コード40が記憶部32に記憶され、決済時に、記憶部32に記憶された決済用コード40が表示画面34aに表示されるように表示部34が制御部31により制御される。決済装置10では、ICカードリーダ28aによって接触ICカードCから読み取られた決済情報と表示画面34aに表示された決済用コード40を撮像することで読み取られたPINコードとを利用して接触ICカード決済処理が行われる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
利用者が携帯する携帯端末と、
ICカードから読み取った決済情報と当該ICカードに関連付けられる暗証番号とを利用して決済処理を行うタッチパネル式の決済装置と、
を備える決済システムであって、
前記携帯端末は、
前記利用者が前記暗証番号を入力操作するための操作部と、
前記操作部により入力操作された前記暗証番号を記録するように生成された情報コードを取得するコード取得部と、
前記コード取得部によって取得された前記情報コード又は前記操作部により入力された前記暗証番号が記憶される記憶部と、
前記情報コードを画面表示可能な表示画面を有する表示部と、
決済時に、前記記憶部に記憶された前記情報コード又は前記コード取得部により前記記憶部に記憶される前記暗証番号を記録するように生成されて取得された前記情報コードが前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御する表示制御部と、
を備え、
前記決済装置は、
筐体と、
前記ICカードから前記決済情報を読み取るカード読取部と、
前記表示画面に表示された前記情報コードを撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された前記情報コードから前記暗証番号を読み取るコード読取部と、
前記カード読取部によって読み取られた前記決済情報と前記コード読取部によって読み取られた前記暗証番号とを利用して前記決済処理を行う決済処理部と、
を備えることを特徴とする決済システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記情報コードには、前記暗証番号に加えて、使用日時に関する情報が記録されることを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
【請求項3】
前記情報コードは、前記暗証番号が暗号化されて生成されることを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
【請求項4】
前記携帯端末は、
指の指紋情報を取得する指紋情報取得部と、
前記指紋情報取得部によって取得された前記指紋情報に基づいて指紋認証を行う指紋認証部と、
を備え、
前記表示制御部は、前記決済時であって前記指紋認証部による指紋認証が成功した場合に、前記情報コードが前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御することを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
【請求項5】
前記携帯端末は、前記表示画面が前記撮像部にかざされている状態を検出可能な検出部を備え、
前記表示制御部は、前記決済時に前記検出部により前記表示画面が前記撮像部にかざされている状態が検出される場合に、前記情報コードが撮像可能な所定の照度で前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御し、前記検出部により前記表示画面が前記撮像部にかざされている状態が検出されない場合に、前記情報コードが前記所定の照度未満で前記表示画面に表示されるか前記情報コードが表示されないように前記表示部を制御することを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
【請求項6】
前記検出部は、近接センサ及び照度センサの少なくともいずれか一方を有するセンサ部であり、前記センサ部の検出結果に基づいて、前記表示画面が前記撮像部にかざされている状態を検出することを特徴とする請求項5に記載の決済システム。
【請求項7】
前記検出部は、前記決済装置との間での所定の近距離無線通信が可能な状態を、前記表示画面が前記撮像部にかざされている状態として検出することを特徴とする請求項5に記載の決済システム。
【請求項8】
前記筐体に組み付けられるアタッチメントを備え、
前記アタッチメントは、
決済時に前記携帯端末が載置されて前記情報コードよりも大きな開口部が形成される載置部と、
前記載置部と前記撮像部との間を包囲するように前記筐体に組み付けられる包囲部と、
を備え、
前記載置部は、前記開口部に合せるように載置された携帯端末の前記表示画面に表示された前記情報コードが前記開口部を介して前記撮像部により撮像されるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の決済システム。
【請求項9】
前記載置部には、載置された前記携帯端末の縁部に接触することで前記情報コードを前記開口部に合せるためのガイドが設けられることを特徴とする請求項8に記載の決済システム。
【請求項10】
前記載置部は、前記開口部を囲う周縁部と、前記開口部として前記周縁部の内方を塞ぎ前記撮像部による前記情報コードの撮像を可能とする透明部と、を備え、
前記周縁部の上面と前記透明部の上面とで触感が異なることを特徴とする請求項8に記載の決済システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、決済時にPINコード等の暗証番号の入力が要求される決済システムに関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォンやタブレット端末などが普及した昨今、決済端末へのPINコード等の暗証番号の入力操作手段としてタッチパネルが採用される一方で、決済端末の小型軽量化等のためにPINコード等の入力用の物理ボタンが廃止される傾向にある。物理ボタンが採用される端末であれば、その物理ボタンの凹凸形状や配置等に基づいて視覚障害者等であってもPINコード等を入力操作できるが、フラットなタッチパネルでは、視覚障害者等にとって入力操作が困難という問題がある。
【0003】
このような問題に関して、例えば、下記特許文献1に開示されるタッチパネルが知られている。このタッチパネルは、タッチ式入力層の上に平坦な透明フィルムからなる平坦層が形成され、この平坦層の上に、表面に所定の凹凸パターンが形成された透明フィルムからなる凹凸層が剥離自由に装着されるように構成されている。このような構成により、視覚障害者等であってもPINコード等を入力操作可能なタッチパネル式の決済端末を実現することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-181629号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、視覚障害者等が上述のような凹凸層を利用した決済端末に対してPINコード等を入力操作する場合、慣れない操作であることからゆっくりした入力動作となるために、その入力操作時の指の動きからPINコード等を盗み見されやすいという問題がある。健常者であっても同様の問題があるが、視覚障害者等では周囲に他人がいるか容易に認識できないため、この問題が顕著になる。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、PINコード等の暗証番号の入力操作を安全に実施可能な構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、
利用者が携帯する携帯端末(30,30a,30b)と、
ICカード(C)から読み取った決済情報と当該ICカードに関連付けられる暗証番号とを利用して決済処理を行うタッチパネル式の決済装置(10)と、
を備える決済システム(1)であって、
前記携帯端末は、
前記利用者が前記暗証番号を入力操作するための操作部(35)と、
前記操作部により入力操作された前記暗証番号を記録するように生成された情報コード(40)を取得するコード取得部(31)と、
前記コード取得部によって取得された前記情報コード又は前記操作部により入力された前記暗証番号が記憶される記憶部(32)と、
前記情報コードを画面表示可能な表示画面(34a)を有する表示部(34)と、
決済時に、前記記憶部に記憶された前記情報コード又は前記コード取得部により前記記憶部に記憶される前記暗証番号を記録するように生成されて取得された前記情報コードが前記表示画面に表示されるように前記表示部を制御する表示制御部(31)と、
を備え、
前記決済装置は、
筐体(11)と、
前記ICカードから前記決済情報を読み取るカード読取部(28a)と、
前記表示画面に表示された前記情報コードを撮像する撮像部(24)と、
前記撮像部により撮像された前記情報コードから前記暗証番号を読み取るコード読取部(21)と、
前記カード読取部によって読み取られた前記決済情報と前記コード読取部によって読み取られた前記暗証番号とを利用して前記決済処理を行う決済処理部(21)と、
を備えることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1の発明では、携帯端末において、操作部により入力操作された暗証番号を記録するように生成されて取得された情報コード又は操作部により入力操作された暗証番号が記憶部に記憶され、決済時に、記憶部に記憶された情報コード又は記憶部に記憶されるP暗証番号を記録するようにコード取得部により取得された情報コードが表示画面に表示されるように表示部が表示制御部により制御される。決済装置では、カード読取部によってICカードから読み取られた決済情報と表示画面に表示された情報コードを撮像することでコード読取部によって読み取られた暗証番号とを利用して決済処理部により決済処理が行われる。
【0009】
これにより、決済装置に対して情報コードを撮像させるだけでその決済装置に暗証番号を読み取らせることができ、決済時での暗証番号の入力操作を不要とすることができる。特に、決済処理に利用する暗証番号は、事前に利用者が入力操作しているので、視覚障害者等であっても自宅等で暗証番号の入力操作を安全に実施することができる。
【0010】
請求項2の発明では、情報コードには、暗証番号に加えて、使用日時に関する情報が記録される。このため、例えば、情報コードから読み取られた使用日時が現在日時と異なる場合にその情報コードから読み取られた暗証番号を無効とすることで、盗撮等された情報コードを不正利用し難くなり、セキュリティ性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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