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公開番号2024052237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158820
出願日2022-09-30
発明の名称乳化型睫毛用化粧料
出願人株式会社コーセー
代理人
主分類A61K 8/37 20060101AFI20240404BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、ボリュームアップ効果、ダマの無さ、粉体分散性、にじみの無さの全てに優れる乳化型睫毛用化粧料の開発を課題とする。
【解決手段】次の成分(A)~(D);
(A)ワックスエステル
(B)(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル及び/又はトリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリル
(C)水
(D)粉体
を含有し、前記成分(B)に対する前記成分(A)の含有質量割合(A)/(B)が、1~20である乳化型睫毛用化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(D);
(A)ワックスエステル
(B)(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル及び/又はトリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリル
(C)水
(D)粉体
を含有し、前記成分(B)に対する前記成分(A)の含有質量割合(A)/(B)が、1~20である乳化型睫毛用化粧料。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記成分(A)の含有量及び前記成分(B)の含有量の合計が、8~20質量%である請求項1に記載の乳化型睫毛用化粧料。
【請求項3】
前記成分(A)ワックスエステルが、キャンデリラロウ、ミツロウ、カルナウバロウ、及びコメヌカロウよりなる群から選択される1種又は2種以上である請求項1又は2に記載の乳化型睫毛用化粧料。
【請求項4】
前記成分(B)の含有量が、0.4~10質量%である請求項1又は2に記載の乳化型睫毛用化粧料。
【請求項5】
さらに成分(E)高級脂肪酸を含有する請求項1又は2に記載の乳化型睫毛用化粧料。
【請求項6】
さらに成分(F)ポリウレタンを含有する請求項1又は2に記載の乳化型睫毛用化粧料。
【請求項7】
水中油型である請求項1又は2に記載の乳化型睫毛用化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乳化型睫毛用化粧料に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
乳化型の睫毛用化粧料には、水中油型と油中水型があり、油性型よりも塗布時のみずみずしさに優れ、温水でも簡単に除去できる事を特長としていることから、国内外問わず支持が高まっている剤型である。また、睫毛用化粧料の一つであるマスカラを使用した際の理想的な仕上がりは、個々人の睫毛の長さ・太さ・カール具合といった特性だけでなく、その時々のトレンドにも左右される。例えば、近年、欧米では睫毛1本1本を太く見せ、存在を際立たせる仕上がりが求められているため、ボリュームアップ効果に優れたマスカラが支持されている。高いボリュームアップ効果を具現化する上では、重ねて塗布した際に睫毛用化粧料が睫毛にしっかり付着する必要があり、これまで様々な技術開発が行われてきた。
【0003】
例えば、総炭素数23~100のカルボン酸、総炭素数24~100のロウエステル、水をそれぞれ特定量含む水中油型メイクアップ化粧料により、まつ毛などに良好なカールアップ効果やボリューム効果を与え、化粧効果を長時間持続させる技術(例えば、特許文献1参照)、融点が85℃以上のマイクロクリスタリンワックスを含む25℃で固形のワックス、炭素数16~22の直鎖飽和脂肪酸又は前記直鎖飽和脂肪酸のアルカリ塩をそれぞれ特定量含むことで、ボリューム感を出しつつ、重ね塗りしても、ダマにならず、睫毛が垂れることなく、綺麗に仕上げる睫毛・眉毛用化粧料が開発されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-169194号公報
特開2017-197440号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の技術ではボリュームアップ効果に優れるものの、睫毛に化粧料が不均一に付着しダマになってしまう場合があり、ボリュームアップ効果とダマの無さを両立することは困難であった。また、粉体分散性が低いと、外観色がぼやけてしまい、結果として外観色と塗布色に乖離が生じてしまう。これを解決するために、界面活性剤量を増加させる場合があるが、にじみが生じてしまう課題があった。そのため、ボリュームアップ効果とダマの無さを両立し、粉体分散性、にじみの無さを高い水準で満たす乳化型睫毛用化粧料の開発は困難であった。そこで、本発明は、ボリュームアップ効果、ダマの無さ、粉体分散性、にじみの無さの全てに優れる乳化型睫毛用化粧料の開発を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、鋭意検討した結果、ワックスエステル、特定のグリセリル脂肪酸エステル、水及び粉体を含有し、前記特定のグリセリル脂肪酸エステルに対する前記ワックスエステルの含有質量割合を1~20にすることで、ボリュームアップ効果に優れながらも、ダマの無さ、粉体分散性、にじみの無さに優れる乳化型睫毛用化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち本発明は、
[1]
次の成分(A)~(D);
(A)ワックスエステル
(B)(ベヘン酸/エイコサン二酸)グリセリル及び/又はトリ(ベヘン酸/イソステアリン酸/エイコサン二酸)グリセリル
(C)水
(D)粉体
を含有し、前記成分(B)に対する前記成分(A)の含有質量割合(A)/(B)が、1~20である乳化型睫毛用化粧料に関するものである。
[2]
さらに、前記成分(A)の含有量及び前記成分(B)の含有量の合計が、8~20質量%である前記[1]に記載の乳化型睫毛用化粧料に関するものである。
[3]
さらに、前記成分(A)ワックスエステルが、キャンデリラロウ、ミツロウ、カルナウバロウ、及びコメヌカロウよりなる群から選択される1種又は2種以上である前記[1]又は[2]に記載の乳化型睫毛用化粧料に関するものである。
[4]
さらに、前記成分(B)の含有量が、0.4~10質量%である前記[1]又は[2]に記載の乳化型睫毛用化粧料に関するものである。
[5]
さらに、成分(E)高級脂肪酸を含有する前記[1]又は[2]に記載の乳化型睫毛用化粧料に関するものである。
[6]
さらに、成分(F)ポリウレタンを含有する前記[1]又は[2]に記載の乳化型睫毛用化粧料に関するものである。
[7]
さらに、水中油型である前記[1]又は[2]に記載の乳化型睫毛用化粧料に関するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、ボリュームアップ効果、化粧料を重ね付けしてもダマの無さに優れ、粉体分散性、にじみの無さにも優れる乳化型睫毛用化粧料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の詳細について以下に説明する。なお、本明細書において、「~」はその前後の数値を含む範囲を意味するものとする。
【0010】
本発明に使用される成分(A)ワックスエステルは、25℃で固形を呈する、脂肪酸とアルコールとのエステルである。成分(A)は、通常化粧料に使用されるものであれば、動物、植物、合成等の起源に限定されず、いずれのものも使用できる。具体的には、硬質ラノリン、ステアリン酸ステアリル、水添ホホバ油、ベヘン酸ベヘニル、シア脂、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ヒマワリ種子ロウ、コメヌカロウ等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの中でも、ボリュームアップ効果の観点から、特にキャンデリラロウ、ミツロウ、カルナウバロウ、及びコメヌカロウよりなる群から選択される1種又は2種以上が好ましく、キャンデリラロウ、ミツロウ、及びカルナウバロウよりなる群から選択される1種又は2種以上がより好ましく、にじみの無さの観点からミツロウ及び/又はキャンデリラロウがさらにより好ましく、粉体分散性の観点から、ミツロウ及びキャンデリラロウを併用することが最も好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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