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公開番号2024051318
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157421
出願日2022-09-30
発明の名称小動物侵入防止具
出願人株式会社昭電
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A01M 29/30 20110101AFI20240404BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】コストの低減を図ると共に配線設備の筐体板に容易に取り付けることができ、径が異なる各種のケーブルダクトやケーブルに適用可能で侵入防止効果の高い小動物侵入防止具を提供する。
【解決手段】電気設備の筐体板70を貫通する被挟持部材としてのケーブルダクト50の中心軸に直交するように、同一構造の一対の侵入防止板1A,1Bを筐体板70に密着させてケーブルダクト50を両側から挟み込むことにより、筐体板70の外側から内側への小動物の侵入を防止する小動物侵入防止具において、侵入防止板1A,1Bを並置してそれぞれの一部を切除することにより、ケーブルダクト50の中心軸に直交する断面の外形形状に適合する空間を形成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電気設備の筐体板を貫通する被挟持部材の中心軸に直交するように、同一構造の一対の侵入防止板を前記筐体板に密着させて前記被挟持部材を両側から挟み込むことにより、前記筐体板の外側から内側への小動物の侵入を防止する小動物侵入防止具において、
一対の前記侵入防止板を並置してそれぞれの一部を切除することにより、前記被挟持部材の中心軸に直交する断面の外形形状に適合する空間を形成可能であることを特徴とする小動物侵入防止具。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載した小動物侵入防止具において、
前記侵入防止板は、相互の連結部を分離することで切除可能な同心状の複数の半円弧状部を有することを特徴とする小動物侵入防止具。
【請求項3】
請求項1または2に記載した小動物侵入防止具において、
前記侵入防止板は、相互の連結部を分離することで切除可能な同心状の複数のコ字状部を有することを特徴とする小動物侵入防止具。
【請求項4】
請求項1に記載した小動物侵入防止具において、
前記侵入防止板は、相互の連結部を分離することで切除可能な同心状の複数の半円弧状部と、前記半円弧状部の外側に配置され、かつ相互の連結部を分離することで切除可能な同心状の複数のコ字状部と、を有することを特徴とする小動物侵入防止具。
【請求項5】
こ請求項1に記載した小動物侵入防止具において、
前記被挟持部材は、ケーブルダクトまたはケーブルであることを特徴とする小動物侵入防止具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線盤、制御盤、キュービクル等の各種電気設備にネズミ等の小動物が侵入するのを防止するための小動物侵入防止具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物や電気設備にネズミ等の小動物が侵入するのを防止する技術としては、特許文献1(特開平8-47145号公報)「建物の通電ケーブル引出装置」や特許文献2(特許第5106566号公報)「電気設備への小動物侵入防止用マット」等が知られている。
【0003】
特許文献1に記載された技術は、建物の扉等に形成した開口部を枠状の内側口板と外側口板によって挟むようにこれら両方の口板を固定し、外側口板に装着した2枚の閉鎖板によってケーブルを挟み込んで建物の室内に導入する構造を備え、あるいは、上記の口板に代えて、ゴム等からなる閉鎖板の中心部にケーブルを挟み込んで建物の室内に導入する構造を備えている。
しかし、この従来技術では、一対の口板や閉鎖板等の部材数が多いためコスト高になると共に、各部材の取付作業に多くの労力と時間を要するという問題があった。
【0004】
また、特許文献2に記載された技術は、ケーブル挿入口を有する軟質ゴム製の小動物侵入防止用マットをキュービクル等の電気設備の底部に配置し、ケーブル挿入口から電気設備内にケーブルを引き込んだ後、ケーブル挿入口の周囲にシリコーン等の流体を充填してケーブル挿入口とケーブルとの間の隙間を塞ぐようにしたものである。
この従来技術では、ケーブル挿入口の周囲に流体を充填するポンプや流体の貯留槽が必要不可欠であるため、全体的な構造が大掛かりになってコスト高を招き易い。また、流体の充填作業が煩雑である等の問題があった。
【0005】
更に、他の従来技術として、特許文献3(特開平9-102220号公報)「防鼠ケーブルおよび防蟻ケーブル」が知られている。
この従来技術は、ケーブルの導体を包囲する絶縁体を内側シースにより被覆し、その外側に接着性ポリオレフィン樹脂層を介して、防鼠剤を配合したポリ塩化ビニール等の外側シースを被覆した構造であり、ケーブル自体に防鼠性、防蟻性を持たせたものである。
しかし、この従来技術では、接着性ポリオレフィン樹脂層を加熱溶融させて内側シースと外側シースとを密着させる工程が必要であり、施工に多くの労力と時間を要すると共に、径が異なる複数種類のケーブルに対して、それぞれ内側シース、接着性ポリオレフィン樹脂層、及び外側シースを用意しなければならず、汎用性に乏しいという問題があった。
【0006】
また、電気設備の筐体のケーブル導入口とケーブルとの間の隙間にブラシ状の詰め物を充填する対策も知られているが、詰め物が小動物によって齧られてしまう等の被害も報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平8-47145号公報
特許第5106566号公報
特開平9-102220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述したように、各従来技術にはコスト高や取付作業、施工の煩雑さ、汎用性の乏しさ、侵入防止効果の低さ等の問題があり、これらを解決し得る小動物侵入防止具の提供が要請されていた。
そこで、本発明の解決課題は、コストの低減を図ると共に電気設備の筐体に簡単に取り付けることができ、しかも径が異なる各種のケーブルやケーブルダクトに適用可能であって汎用性及び侵入防止効果に優れた小動物侵入防止具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明は、電気設備の筐体板を貫通する被挟持部材の中心軸に直交するように、同一構造の一対の侵入防止板を前記筐体板に密着させて前記被挟持部材を両側から挟み込むことにより、前記筐体板の外側から内側への小動物の侵入を防止する小動物侵入防止具において、
一対の前記侵入防止板を並置してそれぞれの一部を切除することにより、前記被挟持部材の中心軸に直交する断面の外形形状に適合する空間を形成可能であることを特徴とする。
【0010】
ここで、前記侵入防止板は、相互の連結部を分離することで切除可能な同心状の複数の半円弧状部を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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