TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024051316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157418
出願日2022-09-30
発明の名称小動物侵入防止具
出願人株式会社昭電
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A01M 29/30 20110101AFI20240404BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】コストの低減を図ると共に配線設備の筐体板に容易に取り付けることができ、径が異なる各種のケーブルやケーブルダクト等に適用可能で侵入防止効果の高い小動物侵入防止具を提供する。
【解決手段】内部に多数のコイルばね15が収容されたベースブロック10と、コイルばね15の弾発力によりベースブロック10から同一方向に出没可能な多数の閉塞用ピン14と、を有する二つの侵入防止ユニット10A,10Bを備え、それぞれの閉塞用ピン14の各先端部を付き合わせるように侵入防止ユニット10A,10Bを対向配置し、コイルばね15の復元力によりベースブロック10から突出した閉塞用ピン14の各先端部を、ケーブルダクトD1,D2またはケーブルC1,C2の外周面に圧接させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に多数のばねが収容されたベースブロックと、前記ばねの弾発力により前記ベースブロックから同一方向に出没可能な多数の閉塞用ピンと、を有する侵入防止ユニットを二つ備え、
二つの前記侵入防止ユニットの前記閉塞用ピンの各先端部を付き合わせるように二つの前記侵入防止ユニットを対向配置し、前記ばねの復元力により前記ベースブロックから突出した前記閉塞用ピンの各先端部を、ケーブルダクトまたはケーブルの外周面に圧接させることを特徴とする小動物侵入防止具。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載した小動物侵入防止具において、
配線設備の筐体板の内側に導入された前記ケーブルダクトまたは前記ケーブルの軸方向に対して前記閉塞用ピンが直交するように、二つの前記侵入防止ユニットを対向配置して前記筐体板の内面に固定したことを特徴とする小動物侵入防止具。
【請求項3】
請求項1または2に記載した小動物侵入防止具において、
多数の前記閉塞用ピンは、複数の列を構成して前記ベースブロックの端面から出没可能であることを特徴とする小動物侵入防止具。
【請求項4】
請求項1または2に記載した小動物侵入防止具において、
前記ベースブロックの内部で前記ばねに接触する前記閉塞用ピンの基端部が、抜け止め用に凸状に形成されていることを特徴とする小動物侵入防止具。
【請求項5】
請求項1または2に記載した小動物侵入防止具において、
前記ばねがコイルばねであることを特徴とする小動物侵入防止具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線盤、制御盤、キュービクル等の各種電気設備の内部にネズミ等の小動物が侵入するのを防止するための小動物侵入防止具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物や電気設備にネズミ等の小動物が侵入するのを防止する技術としては、特許文献1(特開平8-47145号公報)「建物の通電ケーブル引出装置」や特許文献2(特許第5106566号公報)「電気設備への小動物侵入防止用マット」等が知られている。
【0003】
特許文献1に記載された技術は、建物の扉等に形成した開口部を枠状の内側口板と外側口板によって挟むようにこれら両方の口板を固定し、外側口板に装着した2枚の閉鎖板によってケーブルを挟み込んで建物の室内に導入する構造を備え、あるいは、上記の口板に代えて、ゴム等からなる閉鎖板の中心部にケーブルを挟み込んで建物の室内に導入する構造を備えている。
しかし、この従来技術では、一対の口板や閉鎖板等の部材数が多いためコスト高になると共に、各部材の取付作業に多くの労力と時間を要するという問題があった。
【0004】
また、特許文献2に記載された技術は、ケーブル挿入口を有する軟質ゴム製の小動物侵入防止用マットをキュービクル等の電気設備の底部に配置し、ケーブル挿入口から電気設備内にケーブルを引き込んだ後、ケーブル挿入口の周囲にシリコーン等の流体を充填してケーブル挿入口とケーブルとの間の隙間を塞ぐようにしたものである。
この従来技術では、ケーブル挿入口の周囲に流体を充填するポンプや流体の貯留槽が必要不可欠であるため、全体的な構造が大掛かりになってコスト高を招き易い。また、流体の充填作業が煩雑である等の問題があった。
【0005】
更に、他の従来技術として、特許文献3(特開平9-102220号公報)「防鼠ケーブルおよび防蟻ケーブル」が知られている。
この従来技術は、ケーブルの導体を包囲する絶縁体を内側シースにより被覆し、その外側に接着性ポリオレフィン樹脂層を介して、防鼠剤を配合したポリ塩化ビニール等の外側シースを被覆した構造であり、ケーブル自体に防鼠性、防蟻性を持たせたものである。
しかし、この従来技術では、接着性ポリオレフィン樹脂層を加熱溶融させて内側シースと外側シースとを密着させる工程が必要であり、施工に多くの労力と時間を要すると共に、径が異なる複数種類のケーブルに対して、それぞれ内側シース、接着性ポリオレフィン樹脂層、及び外側シースを用意しなければならず、汎用性に乏しいという問題があった。
【0006】
また、筐体のケーブル導入口とケーブルとの間の隙間にブラシ状の詰め物を充填する従来技術も知られているが、詰め物が小動物によって齧られてしまう等の被害も報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平8-47145号公報
特許第5106566号公報
特開平9-102220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
前述したように、各従来技術にはコスト高や取付作業、施工の煩雑さ、汎用性の乏しさ、侵入防止効果の不完全さ等の問題があり、これらを解決し得る小動物侵入防止具の提供が要請されていた。
そこで、本発明の解決課題は、コストの低減を図ると共に電気設備の筐体に簡単に取り付けることができ、しかも径が異なる各種のケーブルやケーブルダクト等の管体に適用可能であって汎用性及び侵入防止効果に優れた小動物侵入防止具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、内部に多数のばねが収容されたベースブロックと、前記ばねの弾発力により前記ベースブロックから同一方向に出没可能な多数の閉塞用ピンと、を有する侵入防止ユニットを二つ備え、
二つの前記侵入防止ユニットの前記閉塞用ピンの各先端部を付き合わせるように二つの前記侵入防止ユニットを対向配置し、前記ばねの復元力により前記ベースブロックから突出した前記閉塞用ピンの各先端部を、ケーブルダクトまたはケーブルの外周面に圧接させるものである。
【0010】
また、本発明は、請求項1に記載した小動物侵入防止具において、配線設備の筐体板の内側に導入された前記ケーブルダクトまたは前記ケーブルの軸方向に対して前記閉塞用ピンが直交するように、二つの前記侵入防止ユニットを対向配置して前記筐体板の内面に固定したことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社昭電
小動物侵入防止具
25日前
株式会社昭電
小動物侵入防止具
25日前
株式会社昭電
落雷データ記録装置
18日前
個人
産卵床
11日前
個人
動物飼育用ケージ
18日前
個人
水中装飾品
5日前
個人
猫用のトイレ
18日前
株式会社シマノ
釣竿
6日前
個人
水中生物採集器
11日前
株式会社大垣化工
糸収容具
19日前
井関農機株式会社
作業車両
18日前
株式会社大貴
動物用トイレ
11日前
井関農機株式会社
苗移植機
18日前
みのる産業株式会社
作業台車
20日前
井関農機株式会社
乗用型作業機
6日前
井関農機株式会社
乗用型苗植機
21日前
ロンタイ株式会社
植生体
18日前
MWPO株式会社
キャットタワー
11日前
個人
水田用除草機器および水田用除草体
19日前
株式会社クボタ
田植機
18日前
有限会社伊藤テクノリサーチ
防草施工方法
12日前
個人
農業又は園芸ハウス用換気装置
5日前
株式会社 ジークラック
ルアー
19日前
株式会社クボタ
降雨制御システム
19日前
アース製薬株式会社
線香
25日前
個人
豚舎、およびそれを利用した養豚方法
19日前
群馬県
太陽光発電環境システム
11日前
グローブライド株式会社
魚釣用リール
4日前
鹿島建設株式会社
藻場の造成装置
18日前
カゴメ株式会社
収穫システム及びそれに用いる分離装置
6日前
井関農機株式会社
コンバインの走行制御システム
5日前
井関農機株式会社
複数作業車の連携制御システム
12日前
静岡県
茶園用走行型管理装置
5日前
ウェトラブホールディング株式会社
魚釣り用疑似餌
20日前
長煬科技有限公司
鉢植え用キット
18日前
個人
薬用クリサンセマムの育苗方法及び施肥方法
14日前
続きを見る