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公開番号2024047423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022153035
出願日2022-09-26
発明の名称シート搬送装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B65H 5/06 20060101AFI20240329BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】簡易な構成でローラ対のニップ圧を3段階以上で切り替えることを低コストで実現する。
【解決手段】第一搬送路中を搬送されるシートを挟持するローラ対42と、ローラ対を構成する一方のローラ42aを他方のローラ42bに向けて付勢する付勢手段37bと、付勢手段による付勢力を切り替える付勢力切替手段37d,65eと、付勢力切替手段により付勢力の切り替えを行う制御手段とを備えたシート搬送装置であって、付勢力切替手段は、第二搬送路中をシートが搬送されるにあたって動作する可動部材65の動作に連動して、付勢手段による付勢力を、互いに異なる3つ以上の付勢力の間で切り替えるものであり、可動部材の動作に連動して移動する被検知部65bが検知領域内に存在するか否かを検知する検知手段65cを有し、制御手段は、検知手段の検知結果と可動部材の動作方向とに基づいて付勢手段による付勢力の特定を行う。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第一搬送路中を搬送されるシートを挟持するローラ対と、
前記ローラ対を構成する一方のローラを他方のローラに向けて付勢する付勢手段と、
前記付勢手段による付勢力を切り替える付勢力切替手段と、
前記付勢力切替手段により前記付勢力の切り替えを行う制御手段とを備えたシート搬送装置であって、
前記付勢力切替手段は、第二搬送路中をシートが搬送されるにあたって動作する可動部材の動作に連動して、前記付勢手段による付勢力を、互いに異なる3つ以上の付勢力の間で切り替えるものであり、
前記可動部材の動作に連動して移動する被検知部が検知領域内に存在するか否かを検知する検知手段を有し、
前記制御手段は、前記検知手段の検知結果と、前記可動部材の動作方向とに基づいて、前記付勢手段による付勢力の特定を行うことを特徴とするシート搬送装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシート搬送装置において、
前記制御手段は、前記第一搬送路中のシートにジャムが発生した場合、前記3つ以上の付勢力のうちの最も小さい付勢力への切り替えを行うことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項3】
請求項2に記載のシート搬送装置において、
前記制御手段は、前記ジャムが解消した後、前記最も小さい付勢力への切り替えを行う直前の付勢力への切り替えを行うことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
前記3つ以上の付勢力のうちの最も小さい付勢力はゼロであることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
前記可動部材は、第一位置と第二位置との間で動作するものであり、
前記制御手段は、前記検知手段の検知結果に基づき、前記可動部材を前記第一位置又は前記第二位置に位置させる可動部材制御を行うことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項6】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
シート束が載置されるシート載置部を有し、
前記可動部材は、前記シート束の最上位シートに当接して給送する給送部材に該シート束を接触させる接触位置と、該給送部材から該シート束を離間させる離間位置との間で、前記シート載置部を移動させるものであることを特徴とするシート搬送装置。
【請求項7】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置において、
前記可動部材は、前記付勢力切替手段を構成するカム部と前記被検知部とを備えた回転軸を含んでおり、
前記制御手段は、前記検知手段の検知結果と、前記可動部材の動作方向とに基づいて、前記特定を行うことを特徴とするシート搬送装置。
【請求項8】
シート搬送装置によって搬送されるシートに画像を形成する画像形成装置であって、
前記シート搬送装置として、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート搬送装置を用いることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、第一搬送路中を搬送されるシートを挟持するローラ対と、前記ローラ対を構成する一方のローラを他方のローラに向けて付勢する付勢手段と、前記付勢手段による付勢力を切り替える付勢力切替手段と、前記付勢力切替手段により前記付勢力の切り替えを行う制御手段とを備えたシート搬送装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、本体給紙路(第一搬送路)中の中継ローラ対のニップ圧(付勢力)を、シート束が載置される手差し底板(第二搬送路の可動部材)の昇降動作に連動して切り替えるシート搬送装置が開示されている。このシート搬送装置では、手差し底板が上昇位置にあるとき、これに連動して中継ローラ対のニップ圧が高くなる。このとき、手差し底板の昇降動作に連動して移動する検知フィラーはフィラーセンサを遮らない位置をとる。一方、手差し底板が下降位置にあるとき、これに連動して中継ローラ対のニップ圧が低くなる。このとき、検知フィラーはフィラーセンサを遮る位置をとる。制御部は、フィラーセンサの検知結果に基づいて、手差し底板の昇降制御を行うとともに、中継ローラ対のニップ圧を切り替える制御を行う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシート搬送装置では、ローラ対のニップ圧を3段階以上で切り替える構成を低コストで実現することが困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、第一搬送路中を搬送されるシートを挟持するローラ対と、前記ローラ対を構成する一方のローラを他方のローラに向けて付勢する付勢手段と、前記付勢手段による付勢力を切り替える付勢力切替手段と、前記付勢力切替手段により前記付勢力の切り替えを行う制御手段とを備えたシート搬送装置であって、前記付勢力切替手段は、第二搬送路中をシートが搬送されるにあたって動作する可動部材の動作に連動して、前記付勢手段による付勢力を、互いに異なる3つ以上の付勢力の間で切り替えるものであり、前記可動部材の動作に連動して移動する被検知部が検知領域内に存在するか否かを検知する検知手段を有し、前記制御手段は、前記検知手段の検知結果と、前記可動部材の動作方向とに基づいて、前記付勢手段による付勢力の特定を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ローラ対のニップ圧を3段階以上で切り替えることを低コストで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るプリンタを示す概略模式図。
同プリンタにおける給紙トレイから記録シートの給紙を行う本体給紙部と、手差しトレイから記録シートの給紙を行う手差し給紙部との主要構成を示す斜視図。
同本体給紙部及び同手差し給紙部における駆動系の構成を示す斜視図。
同本体給紙部及び同手差し給紙部における給紙経路を説明するための説明図。
同本体給紙部からの給紙搬送を行う場合の制御動作を示すフローチャート。
同手差し給紙部からの給紙搬送を行う場合の制御動作を示すフローチャート。
(a)は、手差し底板が下降位置に位置するときの構成を示す斜視図。(b)は、手差し底板が上昇位置に位置するときの構成を示す斜視図。
(a)乃至(c)は、本実施形態において、中継従動ローラ42bの軸受部37aを中継駆動ローラ42a側へ付勢する加圧スプリング37bの付勢力を切り替える付勢力切替手段を示す説明図。
(a)及び(b)は、カム検知フィラーがフィラーセンサの検知領域を遮っていない状態の検知手段を示す説明図。
(a)及び(b)は、カム検知フィラーがフィラーセンサの検知領域を遮っている状態の検知手段を示す説明図。
(a)は、中継ローラ対のニップ圧がゼロニップ圧の時における手差し底板カム軸の回転位置を示す説明図。(b)は、中継ローラ対のニップ圧が低ニップ圧の時における手差し底板カム軸の回転位置を示す説明図。(c)は、中継ローラ対のニップ圧が高ニップ圧の時における手差し底板カム軸の回転位置を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式で画像を形成する電子写真プリンタ(以下、単にプリンタという)を例に挙げて説明する。
【0009】
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。
図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略模式図である。
同図において、本プリンタは、潜像担持体としての感光体1や、本体筐体50に対して着脱可能に構成されたシート収容手段としての本体給紙トレイ100及び2つの増設給紙トレイ100A,100Bなどを備えている。各給紙トレイ100,100A,100Bの内部には、複数の記録シートSをシート束の状態で収容している。
【0010】
本体給紙トレイ100内の記録シートSは、本体給紙ローラ41の回転駆動によって給紙トレイ内から送り出され、本体給紙ローラ41と分離パッド48との分離ニップにおいて、最上位シートのみが分離されて送り出され、第一搬送路である本体給紙路R1内に至る。その後、記録シートSは上方の搬送ローラ対である中継ローラ対42の搬送ニップに挟み込まれて(挟持されて)、本体給紙路R1内を搬送方向の上流側から下流側へと搬送される。なお搬送ローラ対は少なくともどちらか一方がベルトの搬送体対であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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