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公開番号2024046402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151773
出願日2022-09-22
発明の名称管渠内センサ装置
出願人株式会社コアシステムジャパン,株式会社奥村組
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類E03F 5/02 20060101AFI20240327BHJP(上水;下水)
要約【課題】固体流入物の堆積を抑制することができ、かつ高精度の検知を行うことができるように、浸漬型のセンサを管渠内に固定することが可能な装置を提供する。
【解決手段】管渠内センサ装置100は、人孔B内の下部を横断する円形断面の管路Cの人孔B側の開口部に固定されるリング状の固定板11と、固定板11の内壁面に固定され、管路C内を流れる水に浸漬された状態で、流れる水の状態を検知するセンサ本体20と、固定板11の内壁面に固定されると共に、流れる水の上流側から下流側に向かって管路C内方に傾斜する傾斜面31を有し、傾斜面31によってセンサ本体20の上流側を下流側に向かって覆うカバーシート30とを備える。センサ本体20は、管路Cの底部位置における最底部より上方にて、固定板11に固定される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
人孔内の下部を横断する円形断面の管路の人孔側の開口部に固定されるリング状の固定体と、
前記固定体の内壁面に固定され、前記管路内を流れる水に浸漬された状態で、流れる水の状態を検知するセンサ本体と、
前記固定体の内壁面に固定されると共に、流れる水の上流側から下流側に向かって前記管路内方に傾斜する傾斜面を有し、当該傾斜面によって前記センサ本体の上流側を下流側に向かって覆うカバー体と、を備え、
前記センサ本体は、前記管路の底部位置における最底部より上方にて、前記固定体に固定されることを特徴とする管渠内センサ装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
人孔内の下部を横断する円形断面の管路の人孔側の開口部に固定されるリング状の固定体と、
前記固定体の内壁面に固定され、前記管路内を流れる水に浸漬された状態で、流れる水の状態を検知するセンサ本体と、
前記固定体の内壁面に固定されると共に、流れる水の上流側から下流側に向かって前記管路内方に傾斜する傾斜面を有し、当該傾斜面によって前記センサ本体の上流側を下流側に向かって覆うカバー体と、を備え、
前記センサ本体がヘテロコア部を途中に有する光ファイバからなる水位センサであることを特徴とする管渠内センサ装置。
【請求項3】
前記固定体は、金属又は樹脂からなる板状弾性体からなり、前記板状弾性体の外面が前記管路の内壁に弾発力で当接した状態で当該管渠内に固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の管渠内センサ装置。
【請求項4】
前記固定体は一部が離間する円環状であるととともに、当該離間する箇所の両端部を板状弾性体の両端部を接続する接続部材を備え、前記接続部材は前記固定体の直径を調整可能に接続することを特徴とする請求項1又は2に記載の管渠内センサ装置。
【請求項5】
前記カバー体は、前記センサ本体の位置より上流側および下流側の端部のうち、少なくとも上流側端部が前記固定体の内壁面に固着されており、当該カバー体の固着されていない両側方より前記センサ本体内に水が流入するよう構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の管渠センサ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管渠内に固定されるセンサ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、局地的な集中豪雨が頻発しており、雨水が流入する管渠の急激な増水に対する安全対策を図る必要がある。従来から管渠内に固定した水位センサを用いて管渠を流れる水の水位を計測するシステムが構築されている(例えば、特許文献1から3参照)。なお、水位だけでなく、水温、pH値、流量(流速)などの計測値を、管渠内に固定した各種センサを用いて計測することも行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、底板の一部が管渠に内接して固定され、底板の両端部からそれぞれ上方に延在する側板の間に架設される上板にて、超音波式などの非浸漬型の水位センサを支持するセンサ固定具が記載されている。
【0004】
特許文献2には、浸漬型の水位センサを、管渠の内壁に設置されるセンサホルダの底部に収容して保持することが記載されている。また、特許文献3には、水位計ホルダの底板の一部が管渠に内接して固定され、底板の最深部に設けられた水位計ホルダに浸漬側の水位計本体を収容して保持することが記載されている。なお、水位計ホルダは、水位計本体に水流の動圧が作用することを防止するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6716952号公報
特開平10-212751号公報
特許第6822601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1などに記載された非浸漬型の水位センサの技術においては、非浸漬型であるため、水位センサの僅かな固定角度の変化によっても、測定される水位が大きく変化するという課題がある。
【0007】
一方、上記特許文献2,3などに記載された浸漬型の水位センサの技術においては、水に伴って流入する固体流入物が水位センサ又はこれを収容するセンサホルダに堆積して、水位センサによる水位の検知が困難になる、又は、検知精度が劣化するおそれがあるという課題がある。
【0008】
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、固体流入物の堆積を抑制することができ、かつ高精度の検知を行うことができるように、浸漬型のセンサを管渠内に固定することが可能な装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の管渠内センサ装置は、人孔内の下部を横断する円形断面の管路の人孔側の開口部に固定されるリング状の固定体と、前記固定体の内壁面に固定され、前記管路内を流れる水に浸漬された状態で、流れる水の状態を検知するセンサ本体と、前記固定体の内壁面に固定されると共に、流れる水の上流側から下流側に向かって前記管路内方に傾斜する傾斜面を有し、当該傾斜面によって前記センサ本体の上流側を下流側に向かって覆うカバー体と、を備え、前記センサ本体は、前記管路の底部位置における最底部より上方にて、前記固定体に固定されることを特徴とする。
【0010】
本発明の第1の管渠内センサ装置によれば、上流側から下流側に向かって上方に傾斜する傾斜面を有し、当該傾斜面によってセンサ本体の上流側を下流側に向かって覆うカバー体を備えている。このカバー体の傾斜面に沿って水と共に上流側から流入する固体流入物が流れ易くなるので、センサ本体に固体流入物が堆積して、センサ本体の感度が低下するおそれを抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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