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公開番号2024072496
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183340
出願日2022-11-16
発明の名称排水装置
出願人SANEI株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E03C 1/232 20060101AFI20240521BHJP(上水;下水)
要約【課題】ボウル部にオーバーフロー孔が形成された洗面器が有する種々の問題を解決することが可能な排水装置及び洗面器を提供する。
【解決手段】排水装置1は、排水口112に取り付けられる第1筒状体10と、第1筒状体10の内側に設けられる第2筒状体20と、第2筒状体20の内側に設けられ、排水管120に連通する水栓部材30と、を含む。水栓部材30は、第2筒状体20の開口26を閉栓することが可能である。第1筒状体10と第2筒状体20との間には流路60が設けられる。流路60には、流路60内の圧力に抗う抵抗力を付与する抵抗手段40が設けられている。流路60内の圧力が所定値を超えると、流路60内の水が排水管120に排水される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
排水口に取り付けられる第1筒状体と、
前記第1筒状体の内側に設けられる第2筒状体と、
前記第2筒状体の内側に設けられ、排水管に連通する水栓部材と、
を含み、
前記水栓部材は、前記第2筒状体の内側を閉栓することが可能であり、
前記第1筒状体と前記第2筒状体との間には流路が設けられ、
前記流路には、該流路内の圧力に抗う抵抗力を付与する抵抗手段が設けられており、
前記流路内の圧力が所定値を超えると、前記流路内の水が前記排水管に排水されるように構成されている、
排水装置。
続きを表示(約 60 文字)【請求項2】
前記抵抗手段は、前記所定値を変更可能に構成されている
請求項1に記載の排水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排水装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に、オーバーフロー孔が形成されたボウル部と、オーバーフロー孔に連通するオーバーフロー流路が形成されたオーバーフロー部と、を備える洗面器が開示されている。オーバーフロー部は、ボウル部の後方に膨らむように、ボウル部に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-089263号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ボウル部にオーバーフロー孔が形成された洗面器は、衛生面の問題、美観性の問題、製造工程上の問題等、種々の問題をかかえている。衛生面の問題は、例えば、オーバーフロー孔から害虫が侵入することによるものである。美観性の問題は、例えば、オーバーフロー部がボウル部の後方において膨らむことによるものである。製造工程上の問題は、オーバーフロー流路のように空洞を有するボウルは排泥製法で製作されることが一般的であるが、排泥製法は工程数が多く、洗面器の重量も大きいことによるものである。また、オーバーフローの機能がない洗面器がすでに設置されている場合、オーバーフローの機能を有する洗面器に変更しようとすると、洗面器の取り替えを要するといった問題もある。
【0005】
本開示は、上述の種々の問題を解決することが可能な排水装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る排水装置は、排水口に取り付けられる第1筒状体と、第1筒状体の内側に設けられる第2筒状体と、第2筒状体の内側に設けられ、排水管に連通する水栓部材と、を含む。水栓部材は、第2筒状体の内側を閉栓することが可能である。第1筒状体と第2筒状体との間には流路が設けられている。この流路には、流路内の圧力に抗う抵抗力を付与する抵抗手段が設けられている。流路内の圧力が所定値を超えると、流路内の水が排水管に排水される。
【0007】
上記排水装置によると、吐水された状態で第2筒状体の内側が閉栓されたとしても、吐水された水は、第1筒状体と第2筒状体との間に設けられた流路に浸入する。この流路内の圧力が所定値を超えると、流路内の水が排水管に排水される。このような排水装置を用いると、ボウル部から水が溢れ出すことを抑制でき、オーバーフロー孔が不要となり、上述の種々の問題を解決することが可能となる。また、オーバーフローの機能を有しない既設の洗面器であっても、上記の排水装置を取り付けるだけで、オーバーフローの機能を持たせることが可能となる。
【0008】
抵抗手段は、所定値を変更可能に構成されていてもよい。流路内の水が排水管に排水されるようになるための所定値を変えることで、ボウル部に水を溜めることができる水位を調節することが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、上述の種々の問題を解決することが可能な排水装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の洗面器の周辺を示す概略図である。
本開示の排水装置の一例を示す分解斜視図である。
本開示の排水装置が排水口に取り付けられたときの一例を示す部分縦断面図である。
(A)は、流路内の圧力が所定値を超えると、流路内の水が排水管に排水されるようになる態様の第1変形例を示す図である。(B)は、(A)に示されるA部の詳細である。
流路内の圧力が所定値を超えると、流路内の水が排水管に排水されるようになる態様の第2変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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