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公開番号2024076028
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187369
出願日2022-11-24
発明の名称排水栓装置
出願人丸一株式会社
代理人
主分類E03C 1/22 20060101AFI20240529BHJP(上水;下水)
要約【課題】
排水口が開口状態にある場合に、栓蓋部に対して加えられた応力を緩衝可能な排水栓装置を提供する。
【解決手段】
槽体Bに形成された排水口1を開閉可能な排水栓装置について、排水口1から連続する排水流路を形成する排水部3と、排水部3と連通するガイド部6と、昇降することで排水口1を開閉する栓蓋部21と、排水部3内に配置され、栓蓋部21を支持する支持部22とを有する弁部材2と、ガイド部6内を進退することで、前記支持部22と当接して栓蓋部21を昇降させる昇降部7とを備え、昇降部7は、排水口1が開口状態である場合において栓蓋部21に対して排水口1の閉口方向へ向けて応力が加わった時に、弾性変形することで応力を緩衝する撓み部75を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
槽体に形成された排水口を開閉可能な排水栓装置について、
前記排水口から連続する排水流路を形成する排水部と、
前記排水部と連通するガイド部と、
昇降することで前記排水口を開閉する栓蓋部と、前記排水部内に配置され、前記栓蓋部を支持する支持部とを有する弁部材と、
前記ガイド部内を進退することで、前記支持部と当接して前記栓蓋部を昇降させる昇降部とを備え、
前記昇降部は、前記排水口が開口状態である場合において前記栓蓋部に対して前記排水口の閉口方向へ向けて応力が加わった時に、弾性変形することで前記応力を緩衝する撓み部を有することを特徴とする排水栓装置。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記支持部及び前記昇降部の一方又は両方は、前記排水流路の外側に向けて下向きに傾斜する傾斜面を有し、
前記栓蓋部は、前記昇降部の進退に伴い前記支持部が前記傾斜面の傾斜に沿って変位することで昇降することを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置。
【請求項3】
前記昇降部は、前記撓み部が弾性変形した状態より更に前記栓蓋部に応力が加えられると、前記傾斜面の傾斜に沿って前記ガイド部内を進退することで前記栓蓋部を下降させ、前記排水口を閉口させることを特徴とする請求項2に記載の排水栓装置。
【請求項4】
前記栓蓋部は、
前記昇降部が前記ガイド部内を後退した際に上昇し、
前記昇降部が前記ガイド部内を前記排水部へ向けて前進した際に下降することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水栓装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗面ボウルやシンク、浴槽等の槽体に形成された排水口の開閉を行う排水栓装置に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載された排水栓装置は、排水口から連続する排水流路を形成する排水部(排水配管)と、排水口を開閉する栓蓋部(弁体)と、栓蓋部を支持する昇降部とを備える。当該排水栓装置は、昇降部がガイド部(枝管部)内を進退することにより栓蓋部が昇降し、排水口を開閉する構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-100044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の排水栓装置は、排水口が開口状態にある場合に、栓蓋部に対して排水口の閉口方向へ向けて応力が加えられた際、当該応力を緩衝することができず昇降部等の部材が破損する恐れがあるという課題が生じる。尚、衝撃を緩衝するための機構を弁部材の内部に構成すると、弁部材が大型化してしまう上、機構が複雑となるという課題が生じる。
【0005】
本発明は上記課題を解決しようとするものであり、その目的は、排水口が開口状態にある場合に、栓蓋部に対して加えられた応力を緩衝可能な排水栓装置を提供することである。又、当該応力を緩衝するための機構を簡単なものとすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一の発明は、槽体に形成された排水口を開閉可能な排水栓装置について、
前記排水口から連続する排水流路を形成する排水部と、
前記排水部と連通するガイド部と、
昇降することで前記排水口を開閉する栓蓋部と、前記排水部内に配置され、前記栓蓋部を支持する支持部とを有する弁部材と、
前記ガイド部内を進退することで、前記支持部と当接して前記栓蓋部を昇降させる昇降部とを備え、
前記昇降部は、前記排水口が開口状態である場合において前記栓蓋部に対して前記排水口の閉口方向へ向けて応力が加わった時に、弾性変形することで前記応力を緩衝する撓み部を有することを特徴とする排水栓装置である。
【発明の効果】
【0007】
上記排水栓装置においては、排水口が開口状態にある場合に栓蓋部に対して加えられた応力を緩衝し、部材の破損を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第一実施形態に係る排水栓装置の排水口の閉口状態を示す断面図である。
第一実施形態に係る排水栓装置の排水口の開口状態を示す断面図である。
第一実施形態に係る排水栓装置の弁部材を示す断面図である。
第一実施形態に係る排水栓装置の昇降部を示す断面図である。
図2のA-A‘断面図である。
第一実施形態に係る排水栓装置の(a)排水口の開口状態とした時の昇降部近傍を示す断面図、(b)排水口を閉口状態とした時の昇降部近傍を示す断面図である。
(a)図6(b)より栓蓋部に対して排水口の閉口方向へ向けて応力が加えられた状態を示す断面図、(b)図7(a)より更に応力が加えられた状態を示す断面図である。
第一実施形態に係る排水栓装置の排水口が開口状態にある場合に、栓蓋部に対して排水口の閉口方向へ向けて強く応力が加えられた状態を示す断面図である。
第二実施形態に係る排水栓装置の排水口の閉口状態を示す断面図である。
第二実施形態に係る排水栓装置の(a)排水口の開口状態とした時の昇降部近傍を示す断面図、(b)排水口を閉口状態とした時の昇降部近傍を示す断面図である。
(a)図10(b)より排水口の閉口方向へ向けて応力が加えられた状態を示す断面図、(b)図11(a)より更に応力が加えられた状態を示す断面図である。
第二実施形態に係る排水栓装置の排水口が開口状態にある場合に、栓蓋部に対して排水口の閉口方向へ向けて強く応力が加えられた状態を示す断面図である。
第三実施形態に係る排水栓装置の排水口の閉口状態を示す断面図である。
第三実施形態に係る排水栓装置の(a)排水口の開口状態とした時の昇降部近傍を示す断面図、(b)排水口を閉口状態とした時の昇降部近傍を示す断面図である。
(a)図14(b)より排水口の閉口方向へ向けて応力が加えられた状態を示す断面図、(b)図15(a)より更に応力が加えられた状態を示す断面図である
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の態様に係る排水栓装置は、槽体に形成された排水口を開閉可能な排水栓装置について、
前記排水口から連続する排水流路を形成する排水部と、
前記排水部と連通するガイド部と、
昇降することで前記排水口を開閉する栓蓋部と、前記排水部内に配置され、前記栓蓋部を支持する支持部とを有する弁部材と、
前記ガイド部内を進退することで、前記支持部と当接して前記栓蓋部を昇降させる昇降部とを備え、
前記昇降部は、前記排水口が開口状態である場合において前記栓蓋部に対して前記排水口の閉口方向へ向けて応力が加わった時に、弾性変形することで前記応力を緩衝する撓み部を有することを特徴とする排水栓装置である。
【0010】
上記第1の態様によれば、排水口が開口状態にある場合に栓蓋部に対して加えられた応力を緩衝し、部材の破損を防止することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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