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公開番号2024066010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022175179
出願日2022-11-01
発明の名称フロート式逆流防止弁
出願人株式会社テイエルブイ
代理人
主分類E03F 7/04 20060101AFI20240508BHJP(上水;下水)
要約【課題】コストの増加を抑制しつつ大流量の逆流も防止可能なフロート式逆流防止弁を提供する。
【解決手段】フロート式逆流防止弁は、複数の弁ユニット及びベースを備えている。複数の弁ユニットのそれぞれは、上下方向に開口し、排水系統の上流側と下流側とを連通する環状弁座と、環状弁座下方の下流側において上下方向に移動可能に位置し、排水の水位上昇に伴って浮上して開口を閉じることで環状弁座を閉栓し、排水の水位低下に伴って降下して開口を開放することで環状弁座を開栓するフロートと、フロートの上下方向の移動をガイドするガイド部材と、を有する。ベースは、上下方向に貫通した第一貫通孔であって水平方向に並列に配設された複数の第一貫通孔を有する板状部材である。複数の弁ユニットのそれぞれは、第一貫通孔の1つと開口とが対向するようにベースに支持されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上流から下流に排水を行う排水系統中に配設されるフロート式逆流防止弁であって、
上下方向に開口し、前記排水系統の上流側と下流側とを連通する環状弁座と、前記環状弁座下方の下流側において上下方向に移動可能に位置し、排水の水位上昇に伴って浮上して前記開口を閉じることで該環状弁座を閉栓し、排水の水位低下に伴って降下して該開口を開放することで該環状弁座を開栓するフロートと、前記フロートの上下方向の移動をガイドするガイド部材と、をそれぞれ有する複数の弁ユニット、
上下方向に貫通した第一貫通孔であって水平方向に並列に配設された複数の第一貫通孔を有する板状部材であるベース、
を備え、
前記複数の弁ユニットのそれぞれは、前記第一貫通孔の1つと前記開口とが対向するように前記ベースに支持されていることを特徴とするフロート式逆流防止弁。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記弁ユニットは、前記環状弁座上方で前記ガイド部の上端に配設された上板であって前記開口に対向する第二貫通孔を有する上板を備え、
前記上板は、前記弁ユニットが前記ベースの上面側から下面側に向かって前記第一貫通孔に挿通された状態で、前記ベース上面に着脱自在に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のフロート式逆流防止弁。
【請求項3】
前記複数の弁ユニットのそれぞれのフロートは、球形状であって、重量又は大きさが異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフロート式逆流防止弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、工場などの敷地内や建屋内等で発生する排水を、河川や海、公共排水施設などに排出する排水系統中に配設されるフロート式逆流防止弁に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、配管内に溜まったドレンの逆流を防止するためのフロートを用いた逆流防止ファンネルがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭58-050175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のようなフロート用いた構成の場合、津波等の大流量の逆流に対応するにはフロートを大きくする必要があったが、フロートを大きくするとコストの増加、メンテナンス性の悪化などを招来してしまう。
【0005】
この発明は、コストの増加を抑制しつつ大流量の逆流も防止可能なフロート式逆流防止弁を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によって提供される上流から下流に排水を行う排水系統中に配設されるフロート式逆流防止弁は、複数の弁ユニット及びベースを備えている。複数の弁ユニットのそれぞれは、上下方向に開口し、排水系統の上流側と下流側とを連通する環状弁座と、環状弁座下方の下流側において上下方向に移動可能に位置し、排水の水位上昇に伴って浮上して開口を閉じることで環状弁座を閉栓し、排水の水位低下に伴って降下して開口を開放することで環状弁座を開栓するフロートと、フロートの上下方向の移動をガイドするガイド部材と、を有する。ベースは、上下方向に貫通した第一貫通孔であって水平方向に並列に配設された複数の第一貫通孔を有する板状部材である。複数の弁ユニットのそれぞれは、第一貫通孔の1つと開口とが対向するようにベースに支持されている。
【0007】
上記弁ユニットは、環状弁座上方でガイド部の上端に配設された上板であって開口に対向する第二貫通孔を有する上板を備え、上記上板は、弁ユニットがベースの上面側から下面側に向かって第一貫通孔に挿通された状態で、ベース上面に着脱自在に固定されるようにしてもよい。
【0008】
上記複数の弁ユニットのそれぞれのフロートは、球形状であって、重量又は大きさが異なるようにしてもよい。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、複数の弁ユニットがベースに水平方向に並列に配設されるので、フロートを大きくすることなく津波などの大流量の逆流も防止でき、またサイズを大きくした単一のフロートを有するフロート式逆流防止弁の場合に比較してコストの増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この発明の実施形態に係る逆流防止弁の断面図(A-B-C線断面図)である。
この発明の実施形態に係る逆流防止弁の平面図である。
この発明の実施形態に係る弁ユニットの拡大断面図である。
この発明の実施形態に係る上板に環状弁座及び弁座押えを取り付けた状態を下流側から見た図である。
この発明の他の実施形態に係る逆流防止弁の断面図(X-Y-Z線断面図)である。
この発明の他の実施形態に係る逆流防止弁の平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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