TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024060796
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168305
出願日2022-10-20
発明の名称水栓
出願人SANEI株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類E03C 1/042 20060101AFI20240425BHJP(上水;下水)
要約【課題】構造が簡潔で外観見栄えの良い水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓を提供する。
【解決手段】本体部2に対して吐水管3が首振り可能に取付けられた水栓1である。本体部2に設けられた円筒状の第2小径部15と、吐水管3に設けられた円筒状の本体連結部20と、を有し、第2小径部15が本体連結部20に挿入されて相対回転可能とされている。第2小径部15と本体連結部20の間には略円筒状の第2リング部材50が配設されている。第2リング部材50には、内径面部52に凸部53が、外径面部51に凹部54が、形成されている。第2小径部15には、凸部53を周方向の所定範囲だけ回動可能に保持する円弧状のスリット19bが設けられている。本体連結部20には、凹部54に挿入されて第2リング部材50を周方向及び中心軸方向に移動不能とする止めねじ60が配設されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓であって、
前記水栓本体と前記吐水管とのうちの一方に設けられた円筒状の第1接続部と、前記水栓本体と前記吐水管とのうちの他方に設けられた円筒状の第2接続部と、を有し、前記第1接続部が前記第2接続部に挿入されて相対回転可能とされており、
前記第1接続部と前記第2接続部の間には回転摺動抵抗を下げるための略円筒状のリング部材が配設されており、
該リング部材には、内径面部に中心軸方向に突出する凸部が形成されるとともに、外径面部の前記凸部に対応する位置に中心軸方向に凹む凹部が形成されており、
前記第1接続部には前記凸部を周方向の所定範囲だけ回動可能に保持する円弧状のスリットが設けられており、
前記第2接続部には前記凹部に挿入されて前記リング部材を周方向及び中心軸方向に移動不能とするビスが配設されている水栓。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記リング部材における前記凸部の中心軸方向の両端部には前記第1接続部の外周面に摺接する摺動面部が設けられており、
前記ビスを締め込むほど前記摺動面部が前記外周面に当接する圧力が高まるように構成されている水栓。
【請求項3】
請求項1又は請求項2において、
前記ビスは、頭部を有さない止めねじである水栓。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水栓に関する。詳しくは、水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓において、吐水管の首振り角度を規制する構造が提案されている。特許文献1に開示された水栓においては、吐水管と、吐水管が嵌装される水栓本体部と、水栓本体部の吐出口の内周面に接するように配置される環状の回動規制部材と、吐水管を水栓本体部に回転自在に接続するための固定ナットと、を有する。さらに、吐水管の吐水口と反対側端部に吐水管の側面部の一部が軸方向に延びて設けられた吐水管側規制部が配置され、回動規制部材の内周面から突出して形成された本体側規制部を有する。吐水管の回転運動に伴って吐水管側規制部が本体側規制部に当接することにより吐水管の回転運動が規制されるものとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7061527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示された水栓においては、回動規制部材に別部品の本体側規制部が取付けられており、構造が複雑であるという問題があった。また、固定ナットが水栓本体の外径より大きい外径を有する大型のもので全体が外部に露出している。これによって、水栓の外観品質の悪化を招くおそれがあるという問題があった。
【0005】
このような問題に鑑み本発明の課題は、構造が簡潔で外観見栄えの良い水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1発明は、水栓本体に対して吐水管が首振り可能に取付けられた水栓であって、前記水栓本体と前記吐水管とのうちの一方に設けられた円筒状の第1接続部と、前記水栓本体と前記吐水管とのうちの他方に設けられた円筒状の第2接続部と、を有し、前記第1接続部が前記第2接続部に挿入されて相対回転可能とされており、前記第1接続部と前記第2接続部の間には回転摺動抵抗を下げるための略円筒状のリング部材が配設されており、該リング部材には、内径面部に中心軸方向に突出する凸部が形成されるとともに、外径面部の前記凸部に対応する位置に中心軸方向に凹む凹部が形成されており、前記第1接続部には前記凸部を周方向の所定範囲だけ回動可能に保持する円弧状のスリットが設けられており、前記第2接続部には前記凹部に挿入されて前記リング部材を周方向及び中心軸方向に移動不能とするビスが配設されていることを特徴とする。
【0007】
第1発明によれば、凸部がリング部材と一体に形成されているので構造が簡潔で組立作業も容易であるとともに、外観に現れるのがビスの頭部だけなので見栄えが良い。
【0008】
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記リング部材における前記凸部の中心軸方向の両端部には前記第1接続部の外周面に摺接する摺動面部が設けられており、前記ビスを締め込むほど前記摺動面部が前記外周面に当接する圧力が高まるように構成されていることを特徴とする。
【0009】
第2発明によれば、ビスの締付量を変更することによって水栓本体に対する吐水管の回転摺動抵抗を調整することができる。
【0010】
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記ビスは、頭部を有さない止めねじであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

丸一株式会社
排水部材
1か月前
丸一株式会社
排水配管
6日前
個人
便器洗浄タンク装置
2か月前
丸一株式会社
排水栓装置
21日前
丸一株式会社
排水栓装置
2か月前
丸一株式会社
排水装置
1か月前
個人
シャワーヘッド固定装置
2か月前
株式会社タカギ
浄水装置
19日前
株式会社KVK
水栓
3か月前
株式会社KVK
水栓
2か月前
株式会社KVK
水栓
1か月前
株式会社KVK
水栓
1か月前
株式会社KVK
水栓
3か月前
株式会社KVK
水栓
1か月前
株式会社バブルテック
受水槽
6日前
株式会社日本アルファ
排水栓装置
1か月前
レック株式会社
薬液供給器
2か月前
株式会社クリア
水道用節水具
20日前
シナネン株式会社
洗濯機用防水パン
1か月前
株式会社KVK
センサユニット
2か月前
株式会社KVK
センサユニット
2か月前
株式会社KVK
センサユニット
2か月前
株式会社KVK
センサユニット
2か月前
株式会社テイエルブイ
フロート式逆流防止弁
1か月前
株式会社KVK
水栓及びガイド部材
2か月前
SANEI株式会社
排水装置
29日前
株式会社サワヤ
逆流防止具及び逆流防止方法
1か月前
株式会社熊谷組
排水装置、トイレ装置
1か月前
TOTO株式会社
撮影システム及びトイレ装置
2か月前
積水化学工業株式会社
継手
2か月前
前澤工業株式会社
ポート付地下式消火栓
2か月前
株式会社KVK
水栓
3か月前
SANEI株式会社
水栓
1か月前
アール・ビー・コントロールズ株式会社
浴室排水口
15日前
株式会社ヒヨリジャパン
粗集かご、および排水構造
2か月前
株式会社クボタケミックス
排水集合管
1か月前
続きを見る