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公開番号2024046106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151291
出願日2022-09-22
発明の名称交通通信システム、交通通信方法、及び無線路側機
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人キュリーズ
主分類H04W 16/28 20090101AFI20240327BHJP(電気通信技術)
要約【課題】路車間通信及び路路間通信の双方を適切に行うことが可能な交通通信システム、交通通信方法、及び無線路側機を提供する。
【解決手段】一態様に係る交通通信システムは、第1無線路側機と、車両に搭載された車載通信機と、第1無線路側機と無線通信が可能であるとともに、車載通信機と無線通信が可能な第2無線路側機と、を有する交通通信システムである。前記交通通信システムにおいて、第2無線路側機は、複数のアンテナと、通信相手に応じて、複数のアンテナのうち送信用アンテナとして用いるアンテナを選択する制御部とを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1無線路側機と、
車両に搭載された車載通信機と、
前記第1無線路側機と無線通信が可能であるとともに、前記車載通信機と無線通信が可能な第2無線路側機と、を有する交通通信システムであって、
前記第2無線路側機は、
複数のアンテナと、
通信相手に応じて、前記複数のアンテナのうち送信用アンテナとして用いる前記アンテナを選択する制御部と、を有する
交通通信システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記通信相手は、前記第1無線路側機及び前記車載通信機のいずれかである
請求項1記載の交通通信システム。
【請求項3】
前記制御部は、
前記通信相手が前記車載通信機の場合、前記複数アンテナのうち、運用者により定められた第1アンテナを前記送信用アンテナとして選択し、
前記通信相手が前記第1無線路側機の場合、前記第2無線路側機が前記第1無線路側機と前記無線通信を行ったときの無線品質に応じて前記複数のアンテナのうちいずれかを前記送信用アンテナとして選択する
請求項2記載の交通通信システム。
【請求項4】
前記第2無線路側機は、前記無線品質に関する通信履歴情報を記憶する記憶部を有し、
前記制御部は、前記通信履歴情報に基づいて前記送信用アンテナを選択する
請求項3記載の交通通信システム。
【請求項5】
前記制御部は、前記第1無線路側機から受信した無線信号に対する前記アンテナ毎の前記無線品質を前記第1無線路側機に紐づけて、前記通信履歴情報として前記記憶部に記憶し、
前記制御部は、前記通信履歴情報に基づいて、前記第1無線路側機に対する前記無線品質が最も良い前記アンテナを、前記第1無線路側機に対する前記送信用アンテナとして選択する
請求項4記載の交通通信システム。
【請求項6】
前記制御部は、過去に前記無線信号を受信したことがない第3無線路側機への無線送信を行う場合、前記複数のアンテナのうち、運用者により定められたアンテナを前記送信用アンテナとして選択する
請求項3記載の交通通信システム。
【請求項7】
前記無線品質は、少なくとも、受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、信号対干渉比(SIR:Signal to Interference Ratio)、信号対干渉雑音比(SINR:Signal-to-Interference-plus-Noise Ratio)、基準信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)、及び基準信号受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)のいずれかである
請求項3乃至請求項6のいずかに記載の交通通信システム。
【請求項8】
前記第2無線路側機と前記第1無線路側機との前記無線通信は路路間通信であり、前記第2無線路側機と前記車載通信機との前記無線通信は路車間通信であり、
前記路路間通信と前記路車間通信とは、予め割り当てられた互いに異なるタイムスロットを利用して前記無線通信が夫々行われ、
前記制御部は、前記各タイムスロットを表すタイムスロット番号に基づいて、前記通信相手が前記第1無線路側機及び前記車載通信機のいずれであるかを判定する
請求項2記載の交通通信システム。
【請求項9】
第1無線路側機と、車両に搭載された車載通信機と、前記第1無線路側機と無線通信が可能であるとともに、前記車載通信機と無線通信が可能な第2無線路側機と、を有する交通通信システムにおける交通通信方法であって、
複数のアンテナを有する前記第2無線路側機が、通信相手に応じて、前記複数のアンテナのうち送信用アンテナとして用いる前記アンテナを選択するステップ、を有する
交通通信方法。
【請求項10】
他の無線路側機と無線通信が可能であるとともに、車両に搭載された車載通信機と無線通信が可能な無線路側機であって、
複数のアンテナと、
通信相手に応じて、前記複数のアンテナのうち送信用アンテナとして用いる前記アンテナを選択する制御部と、を有する
無線路側機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、交通通信システム、交通通信方法、及び無線路側機に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、交通事故の危険を回避可能な技術として高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)が注目されている。非特許文献1には、路側に設けられる基地局である無線路側機と、車両に設けられる移動局である車載通信機とを有する交通通信システムの標準規格について規定されている。
【0003】
交通通信システムにおいて、例えば、以下のような技術がある。すなわち、車載通信機との間で路車間通信を行う無線路側機において、他の無線路側機との無線通信である路路間通信を行う無線路側機がある(例えば、以下の特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
ARIB STD-T109 1.3版 「700MHz帯高度道路交通システム」
【特許文献】
【0005】
特許第5071123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の無線路側機において無線品質を改善する余地があった。
【0007】
本開示は、無線品質が改善され得る交通通信システム、交通通信方法、及び無線路側機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様に係る交通通信システムは、第1無線路側機と、車両に搭載された車載通信機と、第1無線路側機と無線通信が可能であるとともに、車載通信機と無線通信が可能な第2無線路側機と、を有する交通通信システムである。前記交通通信システムにおいて、第2無線路側機は、複数のアンテナと、通信相手に応じて、複数のアンテナのうち送信用アンテナとして用いるアンテナを選択する制御部とを有する。
【0009】
第2の態様に係る交通通信方法は、第1無線路側機と、車両に搭載された車載通信機と、第1無線路側機と無線通信が可能であるとともに、車載通信機と無線通信が可能な第2無線路側機と、を有する交通通信システムにおける交通通信方法である。前記交通通信方法は、複数のアンテナを有する第2無線路側機が、通信相手に応じて、複数のアンテナのうち送信用アンテナとして用いるアンテナを選択するステップを有する。
【0010】
第3の態様に係る無線路側機は、他の無線路側機と無線通信が可能であるとともに、車両に搭載された車載通信機と無線通信が可能な無線路側機である。前記無線路側機は、複数のアンテナと、通信相手に応じて、複数のアンテナのうち送信用アンテナとして用いるアンテナを選択する制御部とを有する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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