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公開番号2024045248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2024005706,2022161987
出願日2024-01-17,2018-07-19
発明の名称コラーゲン産生促進剤
出願人学校法人明治大学
代理人弁理士法人雄渾
主分類A61K 8/49 20060101AFI20240326BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】効率よくコラーゲン産生を促進することができるコラーゲン産生促進剤を提供することを目的とする。
【解決手段】下記一般式(1)で表される3-ヒドロキシピリジニウム誘導体を有効成分として含有するコラーゲン産生促進剤。
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式中、A1は独立して水酸基、C数1~10のアルコキシ基、N末端で結合するアミノ酸数1~100のペプチド構造、水素原子、アミノ基、又はC数1~10の炭化水素基を、A2は独立して水素原子、C数1~10の炭化水素基、アシル基、又はC末端で結合するアミノ酸数1~100のペプチド構造を表す。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)で表される3-ヒドロキシピリジニウム誘導体を有効成分として含有するコラーゲン産生促進剤。
TIFF
2024045248000016.tif
49
159
(式(1)中、A

はそれぞれ独立して水酸基、炭素原子数1~10のアルコキシ基、N末端で結合するアミノ酸数1~100のペプチド構造、水素原子、アミノ基(-NR


)、又は炭素原子数1~10の炭化水素基を、A

はそれぞれ独立して水素原子、炭素原子数1~10の炭化水素基、アシル基(-COR

)、又はC末端で結合するアミノ酸数1~100のペプチド構造を、Rはそれぞれ独立して水素原子、又は炭素原子数1~10の炭化水素基を、R

はそれぞれ独立して単結合、又は水酸基、アミノ基(-NR


)及びオキサ基(-O-)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1~10の2価の炭化水素基を、R

はそれぞれ独立して水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(-NR


)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1~10の炭化水素基を、R

は水素原子、下記式(2)で表される構造、又は水酸基、カルボキシル基及びアミノ基(-NR


)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1~10の炭化水素基を、R

はそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1~10の炭化水素基を、R

は炭素原子数1~10の炭化水素基を、m及びnはそれぞれ独立して0~4の整数を表す。但し、m及びnは、m+nが0~4の整数となる数値である。)
TIFF
2024045248000017.tif
35
159
(式(2)中、A

は式(1)中のA

に独立して水酸基、炭素原子数1~10のアルコキシ基、N末端で結合するアミノ酸数1~100のペプチド構造、水素原子、アミノ基(-NR


)、又は炭素原子数1~10の炭化水素基を、A

は式(1)中のA

に独立して水素原子、炭素原子数1~10の炭化水素基、アシル基(-COR

)、又はC末端で結合するアミノ酸数1~100のペプチド構造を、Rは式(1)中のRに独立して水素原子、又は炭素原子数1~10の炭化水素基を、R

は式(1)中のR

に独立してそれぞれ独立して水素原子又は炭素原子数1~10の炭化水素基を、R

は式(1)中のR

に独立して炭素原子数1~10の炭化水素基を、R

は単結合、又は水酸基及びアミノ基(-NR


)からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有していてもよい炭素原子数1~10の2価の炭化水素基を表す。)
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記3-ヒドロキシピリジニウム誘導体を、有効成分として0.00001重量%以上含有することを特徴とする請求項1に記載のコラーゲン産生促進剤。
【請求項3】
前記3-ヒドロキシピリジニウム誘導体が、天然物由来であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコラーゲン産生促進剤。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載のコラーゲン産生促進剤を含有してなる化粧料組成物。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか一項に記載のコラーゲン産生促進剤を含有してなる飲食品組成物。
【請求項6】
請求項1~3のいずれか一項に記載のコラーゲン産生促進剤を含有してなる細胞培養用組成物。
【請求項7】
請求項1~3のいずれか一項に記載のコラーゲン産生促進剤を含有してなる創傷治癒用医薬組成物。
【請求項8】
請求項1~3のいずれか一項に記載のコラーゲン産生促進剤を含有してなる骨形成促進用組成物。
【請求項9】
下記一般式(3)で表される3-ヒドロキシピリジニウム部分構造を、0.015重量%以上含有することを特徴とするコラーゲン分解物。
TIFF
2024045248000018.tif
43
159
【請求項10】
下記一般式(4)で表される3-ヒドロキシピリジノリンを、0.07重量%以上含有することを特徴とするコラーゲン分解物。
TIFF
2024045248000019.tif
55
159

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コラーゲン産生促進剤、並びに当該コラーゲン産生促進剤を含有する化粧用組成物、飲食品組成物、細胞培養用組成物、創傷治癒用医薬組成物、骨形成促進用組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
コラーゲンはすべての多細胞動物に存在し、脊椎動物ではもっとも多いタンパクとして、細胞外に存在している。そして、コラーゲンは、骨、歯、軟骨、腱、靱帯、皮膚や血管の繊維構造など結合組織において、張力に対し非常に強い不溶性繊維を形成しているため、ひずみ力に抵抗する主成分として働くことが知られている。
【0003】
さらに、コラーゲンは3本のポリペプチド鎖からなり、各ペプチド鎖が3-ヒドロキシピリジニウム構造を有する化合物で架橋されていることも知られているが、その分解物である3-ヒドロキシピリジニウム誘導体が、受容体を介して生理作用を示すといったような報告は全くなされていない。
【0004】
また、コラーゲンは皮膚の弾力性、保湿機能などに重要な成分であり、コラーゲン量の減少は皮膚の張りや弾力性の低下、および肌荒れや、皺などの老化様症状の顕現をひきおこすことが知られている。このため、皮膚の健康維持あるいは皮膚の老化抑制等を目的として、皮膚のコラーゲン量を増大させる食品素材や化粧品素材、あるいは医薬用組成物の研究がなされてきた。
【0005】
一方、骨は通常古い骨を分解する破骨細胞と、新しい骨を作る骨芽細胞の働きのバランスによって代謝が保たれており、骨芽細胞が分泌したI型コラーゲン線維のまわりにリン酸カルシウムが沈着しヒドロキシアパタイトとなり骨が形成されることが知られている。
【0006】
近年高齢化、あるいは糖尿病等の基礎的疾患の増加に伴い、骨折・骨粗鬆症など骨量・骨質の低下に起因する各種骨疾患患者が増加する傾向にある。骨量および骨質は、上記したように健常時には骨吸収(骨分解)と骨形成のバランスによって維持されているが、加齢や閉経などによるホルモン分泌量低下などに起因して骨吸収が優勢となることにより、骨が脆くなることが知られている。これに対して、経口用カルシウム製剤、ビタミンD
3
製剤、副甲状腺ホルモン製剤などを投与し、破骨細胞の働きを抑制させる等の治療法が一般的に実施されている。
【0007】
コラーゲン産生促進剤について、例えば、特許文献1には、1-アセトキシ-1-(2,4-ジアセトキシフェニル)-2-プロペンに代表される化合物が記載されている。特許文献2には、アミノ酸が3個から8個で構成される合成ペプチド又はその誘導体と、分子量が500から5000の範囲にある加水分解コラーゲン又はその誘導体とを含有することを特徴とする抗老化用皮膚外用剤が記載されている。
また、本願化合物の代表であるピリジノリンは、非特許文献1に記載されているように、公知のコラーゲン分解成分であり、特許文献3、4に記載されているように、骨粗鬆症の診断薬として用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2009-79004号公報
特開2011-042613号公報
特表平05-502942号公報
特開平05-209870号公報
【非特許文献】
【0009】
Daisaburo Fujimoto, Takahiko Moriguchi, Torao Ishida, and Hiroshi Hayashi:‘The structure of pyridinoline, a collagen crosslink.’Biochem. Biophysics. Res. Commun. 84, 52-57 (1978).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
骨折・骨粗鬆症などの骨疾患の治療法として、一般的に行われている経口用カルシウム製剤、ビタミンD
3
製剤、副甲状腺ホルモン製剤等の投与治療法は、食欲不振や全身倦怠感、顎骨壊死等の副作用の問題等が存在しており、骨疾患の治療法として骨芽細胞に直接作用してコラーゲン合成を増大させ、骨形成を促進させる治療法が求められていた。また、一般に販売されているコラーゲンペプチドを摂取する場合も、その効果を実感するためには、大量に摂取する必要があり、効率的にコラーゲン産生を促進できる成分が求められていた。
(【0011】以降は省略されています)

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