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公開番号2024044670
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150341
出願日2022-09-21
発明の名称ディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G11B 21/21 20060101AFI20240326BHJP(情報記憶)
要約【課題】複数の磁気ディスクの間隔を短くすることができるようにダンパを備えたディスク装置を提供する。
【解決手段】一つの実施形態に係るディスク装置は、磁気ディスクと、第1のヘッドジンバルアセンブリと、第1のダンパと、キャリッジとを備える。前記第1のヘッドジンバルアセンブリは、第1のベースプレートを有する。前記第1のダンパは、第1の粘弾性体と、前記第1の粘弾性体に取り付けられるとともに当該第1の粘弾性体よりも剛性が高い第1の部材と、を有する。前記キャリッジは、アームと、第1の磁気ディスクの記録面に向くよう構成された前記アームの第1の平面と、を有し、前記第1の平面に前記第1のベースプレートと前記第1の粘弾性体とが固定され、回転軸まわりに回転することで第1の磁気ヘッドを前記第1の磁気ディスクの前記記録面に沿って移動させるよう構成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが記録面を有する複数の磁気ディスクと、
前記複数の磁気ディスクのうち一つである第1の磁気ディスクに対して情報を読み書きするよう構成された第1の磁気ヘッドと、前記第1の磁気ヘッドを支持する第1のロードビームと、前記第1のロードビームに接続された第1のベースプレートと、を有する第1のヘッドジンバルアセンブリと、
第1の粘弾性体と、前記第1の粘弾性体に取り付けられるとともに当該第1の粘弾性体よりも剛性が高い第1の部材と、を有する第1のダンパと、
アームと、前記第1の磁気ディスクの前記記録面に向くよう構成された前記アームの第1の平面と、を有し、前記第1の平面に前記第1のベースプレートと前記第1の粘弾性体とが固定され、回転軸まわりに回転することで前記第1の磁気ヘッドを前記第1の磁気ディスクの前記記録面に沿って移動させるよう構成された、キャリッジと、
を具備するディスク装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記第1のベースプレートは、前記第1の平面に向く第1の面と、前記第1の面の反対側に位置し前記第1の磁気ディスクの前記記録面に向くよう構成された第2の面と、を有し、
前記回転軸に沿う方向において、前記第1の面と前記第2の面との間の距離と、前記第1のダンパの厚さと、の差は、前記第1の面と前記第2の面との間の距離の10%よりも小さい、
請求項1のディスク装置。
【請求項3】
前記第1のベースプレートは、前記第1の平面に向く第1の面と、前記第1の面の反対側に位置し前記第1の磁気ディスクの前記記録面に向くよう構成された第2の面と、を有し、
前記回転軸に沿う方向において、前記第1の磁気ディスクと前記第1の部材との間の距離と、前記第1の磁気ディスクと前記第1のベースプレートとの間の距離と、の差は、前記第1の面と前記第2の面との間の距離の10%よりも小さい、
請求項1のディスク装置。
【請求項4】
前記第1のベースプレートは、前記第1の平面に向く第1の面と、前記第1の面の反対側に位置し前記第1の磁気ディスクの前記記録面に向くよう構成された第2の面と、を有し、
前記第1のヘッドジンバルアセンブリは、前記第1の磁気ヘッドが実装された基板を有し、
前記回転軸に沿う方向において、前記第1の面と前記第2の面との間の距離と、前記基板の厚さと、の合計と、前記第1のダンパの厚さと、の差は、前記第1の面と前記第2の面との間の距離の10%よりも小さい、
請求項1のディスク装置。
【請求項5】
前記第1のベースプレートは、前記第1の平面に向く第1の面と、前記第1の面の反対側に位置し前記第1の磁気ディスクの前記記録面に向くよう構成された第2の面と、を有し、
前記第1のヘッドジンバルアセンブリは、前記第1の磁気ヘッドが実装された基板を有し、
前記回転軸に沿う方向において、前記第1の磁気ディスクと前記第1の部材との間の距離と、前記第1の磁気ディスクと前記基板との間の最小距離と、の差は、前記第1の面と前記第2の面との間の距離の10%よりも小さい、
請求項1のディスク装置。
【請求項6】
前記複数の磁気ディスクのうち他の一つであるとともに前記第1の磁気ディスクに隣接する第2の磁気ディスクに対して情報を読み書きするよう構成された第2の磁気ヘッドと、前記第2の磁気ヘッドを支持する第2のロードビームと、前記第2のロードビームに接続された第2のベースプレートと、を有する第2のヘッドジンバルアセンブリと、
第2の粘弾性体と、前記第2の粘弾性体に取り付けられるとともに当該第2の粘弾性体よりも剛性が高い第2の部材と、を有する第2のダンパと、
をさらに具備し、
前記アームは、前記第1の平面の反対側に位置して前記第2の磁気ディスクの前記記録面に向くよう構成された第2の平面を有し、
前記第2のベースプレートと前記第2の粘弾性体とが前記第2の平面に固定された、
請求項1乃至請求項5のいずれか一つのディスク装置。
【請求項7】
前記複数の磁気ディスクのうち他の一つであるとともに前記第1の磁気ディスクに隣接する第2の磁気ディスクに対して情報を読み書きするよう構成された第2の磁気ヘッドと、前記第2の磁気ヘッドを支持する第2のロードビームと、前記第2のロードビームに接続された第2のベースプレートと、を有する第2のヘッドジンバルアセンブリ、
をさらに具備し、
前記アームは、前記第1の平面の反対側に位置して前記第2の磁気ディスクの前記記録面に向くよう構成された固定面と、前記第1の平面の反対側に位置して前記第2の磁気ディスクの前記記録面に向くよう構成されるとともに前記回転軸に沿う方向において前記固定面よりも前記第2の磁気ディスクに近い外面と、を有し、
前記第2のベースプレートが前記固定面に固定された、
請求項1乃至請求項5のいずれか一つのディスク装置。
【請求項8】
前記回転軸と直交するとともに前記回転軸から前記第1の磁気ヘッドに向かう方向において、前記外面の長さは、前記第1のダンパの長さよりも長い、
請求項7のディスク装置。
【請求項9】
前記第2のベースプレートは、前記固定面に向く第3の面と、前記第3の面の反対側に位置し前記第2の磁気ディスクの前記記録面に向くよう構成された第4の面と、を有し、
前記回転軸に沿う方向において、前記固定面と前記外面との間の距離と、前記第3の面と前記第4の面との間の距離と、の差は、前記第3の面と前記第4の面との間の距離の10%よりも小さい、
請求項7のディスク装置。
【請求項10】
前記第1のベースプレートは、前記第1の平面に向く第1の面と、前記第1の面の反対側に位置し前記第1の磁気ディスクの前記記録面に向くよう構成された第2の面と、を有し、
前記回転軸に沿う方向において、前記第1の面と前記第2の面との間の距離は、0.1mm以下である、
請求項1のディスク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ディスク装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ハードディスクドライブのようなディスク装置は、ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)と、キャリッジとを有する。HGAは、磁気ディスクに対して情報を読み書きする磁気ヘッドを有しており、キャリッジのアームに取り付けられる。キャリッジは、回転することで、磁気ヘッドを所望の位置へ移動させる。
【0003】
磁気ヘッドの位置制御は、アームの振動によって影響を受ける虞がある。このため、ディスク装置では、ダンパがアームに取り付けられることがある。ダンパは、アームの振動を減衰する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第7929254号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ディスク装置において、複数の磁気ディスクは、隙間を介して重ねられる。複数の磁気ディスクの間隔は、隣り合う磁気ディスクの間にアームが挿入可能なように設定される。アームにダンパが取り付けられることで、隣り合う磁気ディスクの間隔が長くなってしまう。
【0006】
本発明が解決する課題の一例は、複数の磁気ディスクの間隔を短くすることができるようにダンパを備えたディスク装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一つの実施形態に係るディスク装置は、複数の磁気ディスクと、第1のヘッドジンバルアセンブリと、第1のダンパと、キャリッジとを備える。前記複数の磁気ディスクのそれぞれは、記録面を有する。前記第1のヘッドジンバルアセンブリは、前記複数の磁気ディスクのうち一つである第1の磁気ディスクに対して情報を読み書きするよう構成された第1の磁気ヘッドと、前記第1の磁気ヘッドを支持する第1のロードビームと、前記第1のロードビームに接続された第1のベースプレートと、を有する。前記第1のダンパは、第1の粘弾性体と、前記第1の粘弾性体に取り付けられるとともに当該第1の粘弾性体よりも剛性が高い第1の部材と、を有する。前記キャリッジは、アームと、前記第1の磁気ディスクの前記記録面に向くよう構成された前記アームの第1の平面と、を有し、前記第1の平面に前記第1のベースプレートと前記第1の粘弾性体とが固定され、回転軸まわりに回転することで前記第1の磁気ヘッドを前記第1の磁気ディスクの前記記録面に沿って移動させるよう構成される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)を分解して示す例示的な斜視図である。
図2は、第1の実施形態のHDDの一部を示す例示的な断面図である。
図3は、第1の実施形態のヘッドスタックアセンブリ(HSA)の一部を示す例示的な平面図である。
図4は、第1の実施形態の二つの磁気ディスクとHSAとを部分的に示す例示的な断面図である。
図5は、第1の実施形態の磁気ディスク、ヘッドジンバルアセンブリ(HGA)、及びアームを部分的に示す例示的な断面図である。
図6は、第2の実施形態に係る磁気ディスク、HGA、及びアームを部分的に示す例示的な断面図である。
図7は、第3の実施形態に係る二つの磁気ディスクとHSAとを部分的に示す例示的な断面図である。
図8は、第3の実施形態のHSAの一部を示す例示的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
【0010】
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)10を分解して示す例示的な斜視図である。HDD10は、ディスク装置の一例であり、電子機器、記憶装置、外部記憶装置、又は磁気ディスク装置とも称され得る。HDD10は、例えば、ニアライン(near-online)HDDであり、サーバのラックに搭載される。なお、HDD10は、この例に限られない。
(【0011】以降は省略されています)

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