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公開番号2024053304
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159471
出願日2022-10-03
発明の名称搬送ローラ
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B65H 27/00 20060101AFI20240408BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】高速搬送時のウェブの挙動が安定化され、ウェブの浮上がりが適切に防止される搬送ローラを提供すること。
【解決手段】実施形態の搬送ローラは、外殻部及びリブ構造体を備える。外殻部及びリブ構造体は、一体に回転軸の軸回り方向に回転可能であり、外殻部は、内部空洞を有する筒状に形成される。外殻部では、複数の外殻孔のそれぞれが、外周面から内周面まで貫通する。リブ構造体は、外殻部の内周面から内周側へ突出する。外殻部は、リブ構造体が内周面に接続されない未接続部分を備え、外殻部の未接続部分は、内部空洞に外周側から内部空洞を覆うとともに、複数の外殻孔の少なくとも一部を介して、内部空洞を外殻部の外部に連通させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部空洞を有する筒状に形成され、回転軸の軸回り方向に回転可能な外殻部であって、外周面から内周面までのそれぞれが貫通する複数の外殻孔が形成される外殻部と、
前記外殻部と一体に前記回転軸の前記軸回り方向に回転可能に形成され、前記外殻部の前記内周面から内周側へ突出するリブ構造体と、
を具備し、
前記外殻部は、前記リブ構造体が前記内周面に接続されない未接続部分を備え、
前記外殻部の前記未接続部分は、外周側から前記内部空洞を覆うとともに、前記複数の外殻孔の少なくとも一部を介して、前記内部空洞を前記外殻部の外部に連通させる、
搬送ローラ。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記リブ構造体は、前記外殻部の前記内周側に隣接させて複数の空隙部を形成し、
前記複数の空隙部のそれぞれは、前記外殻部の前記未接続部分によって前記外周側から覆われるとともに、前記複数の外殻孔の一部を介して、前記外殻部の前記外部と連通する、
請求項1の搬送ローラ。
【請求項3】
前記リブ構造体は、前記外殻部の前記内周側に隣接させて、前記複数の空隙部を有するメッシュ構造を形成し、
前記リブ構造体によって形成される前記メッシュ構造では、前記複数の空隙部のそれぞれは、多角形状に形成される、
請求項2の搬送ローラ。
【請求項4】
前記外殻部の前記複数の外殻孔のそれぞれでは、前記回転軸の前記軸回り方向についての寸法が、前記回転軸に沿う軸方向についての寸法以上の大きさになる、請求項1の搬送ローラ。
【請求項5】
前記外殻部及び前記リブ構造体と一体に前記回転軸の前記軸回り方向に回転可能に形成され、前記リブ構造体の内周端が接続される内殻部をさらに具備し、
前記内殻部には、外周面から内周面までのそれぞれが貫通する複数の内殻孔が形成され、
前記内殻部の前記複数の内殻孔のそれぞれは、前記外殻部の前記未接続部分に前記内周側から対向する、
請求項1の搬送ローラ。
【請求項6】
前記リブ構造体は、複数のリブ延設部から形成され、
前記複数のリブ延設部のそれぞれの延設方向は、前記回転軸に沿う軸方向に対して交差し、
前記リブ構造体は、前記軸方向についての中央位置を中心として面対称となる、
請求項1乃至5のいずれか1項の搬送ローラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、搬送ローラに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
シート状のウェブの搬送ラインには、搬送ローラが用いられている。搬送ラインでは、搬送ローラの外周面に外周側からウェブが接触する状態で、搬送ローラが回転軸の軸回り方向に回転することにより、ウェブが搬送される。ここで、搬送ローラを用いたウェブの搬送では、搬送ローラを軽量化し、搬送ローラの慣性モーメントを低減することにより、ウェブの高速搬送時の挙動を安定化することが、求められている。また、搬送ローラを用いてウェブを搬送している状態では、搬送ローラの外周面とウェブとの間で空気が巻込まれることを防止し、ウェブの搬送ローラからの浮上がりを防止することが、求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平6-76247号公報
特開2001-106402号公報
特開平2-225252号公報
実開昭62-128053号公報
特開平11-125238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、高速搬送時のウェブの挙動が安定化され、ウェブの浮上がりが適切に防止される搬送ローラを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、搬送ローラは、外殻部及びリブ構造体を備える。外殻部は、内部空洞を有する筒状に形成され、回転軸の軸回り方向に回転可能である。外殻部には、外周面から内周面までのそれぞれが貫通する複数の外殻孔が形成される。リブ構造体は、外殻部と一体に回転軸の軸回り方向に回転可能に形成され、外殻部の内周面から内周側へ突出する。外殻部は、リブ構造体が内周面に接続されない未接続部分を備え、外殻部の未接続部分は、内部空洞に外周側から内部空洞を覆うとともに、複数の外殻孔の少なくとも一部を介して、内部空洞を外殻部の外部に連通させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1の実施形態に係る搬送ローラを示す斜視図である。
図2は、第1の実施形態に係る搬送ローラを、軸方向に平行又は略平行な断面で切断した状態で示す斜視図である。
図3は、第1の実施形態に係る搬送ローラを、軸方向に直交又は略直交する断面で切断した状態で示す斜視図である。
図4は、第1の変形例に係る搬送ローラを示す斜視図である。
図5は、第1の変形例に係る搬送ローラを、軸方向に平行又は略平行な断面で切断した状態で示す斜視図である。
図6は、第2の変形例に係る搬送ローラを示す斜視図である。
図7は、第2の変形例に係る搬送ローラを、軸方向に平行又は略平行な断面で示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
【0008】
(第1の実施形態)
まず、実施形態の一例として、第1の実施形態について説明する。図1乃至図3は、第1の実施形態に係る搬送ローラ1を示す。搬送ローラ1は、ウェブの搬送ラインにおいて用いられる。搬送ローラ1が用いられる搬送ラインにおいて搬送されるウェブとしては、これらに限るものではないが、電池の電極群を形成する電極シート及びセパレータシート等が挙げられる。
【0009】
図1乃至図3等に示すように、搬送ローラ1では、中心軸として回転軸Rが規定される。搬送ローラ1では、回転軸Rに沿う軸方向(矢印A1及び矢印A2で示す方向)、及び、回転軸Rの軸回り方向となる周方向(矢印C1及び矢印C2で示す方向)が、規定される。また、搬送ローラ1では、軸方向及び周方向の両方に対して交差する(直交又は略直交する)径方向が規定される。搬送ローラ1では、径方向について回転軸Rに近づく側が、内周側となり、径方向について回転軸Rから離れる側が、外周側となる。
【0010】
搬送ラインでは、搬送ローラ1の外周面に外周側からウェブが接触する状態で、搬送ローラ1が回転軸Rの軸回り方向に回転することにより、ウェブが搬送される。また、搬送ローラ1は、樹脂、ゴム及び金属等のいずれかから形成され、搬送ローラ1を形成する金属としては、例えば、アルミニウムが挙げられる。ここで、図1は、斜視図であり、図2は、軸方向に平行又は略平行な断面で切断した状態を斜視図で示す。また、図3は、軸方向に直交又は略直交する断面で切断した状態を斜視図で示す。
(【0011】以降は省略されています)

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