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公開番号2024057712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164553
出願日2022-10-13
発明の名称レーダ装置
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G01S 7/36 20060101AFI20240418BHJP(測定;試験)
要約【課題】 他のレーダ装置と同一あるいは近傍の周波数帯域を使用するレーダ装置において、干渉波を高い精度で検出し、干渉の影響を低減すること。
【解決手段】 実施形態によれば、レーダ装置は、検出対象に反射して得られる受信波を受信する第1の空中線と、複数の与干渉局レーダの各々の方向にメインローブが向くように、1つのアンテナまたは複数のアンテナの組み合わせを用いて、前記複数の与干渉局レーダの全てからの、前記受信波への干渉波を前記第1の空中線による遮蔽がなく受信できるように配置される1つまたは複数の第2の空中線と、前記第2の空中線により受信した干渉波のパルス情報に基づいて、前記与干渉局レーダからの干渉波を検出する干渉検出部とを備えている。
【選択図】図20

特許請求の範囲【請求項1】
検出対象に反射して得られる受信波を受信する第1の空中線と、
複数の与干渉局レーダの各々の方向にメインローブが向くように、1つのアンテナまたは複数のアンテナの組み合わせを用いて、前記複数の与干渉局レーダの全てからの、前記受信波への干渉波を前記第1の空中線による遮蔽がなく受信できるように配置される1つまたは複数の第2の空中線と、
前記第2の空中線により受信した干渉波のパルス情報に基づいて、前記与干渉局レーダからの干渉波を検出する干渉検出部を備えた、レーダ装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
複数の前記第2の空中線が、前記第1の空中線の近傍に設置され、
各々の前記第2の空中線による前記干渉波の受信可能エリアの全体は、前記複数の前記与干渉局レーダの全てからの前記干渉波の受信可能エリアである、請求項1に記載のレーダ装置。
【請求項3】
前記第1の空中線は、自局のレーダ局舎上に設けられ、
前記第2の空中線は、前記レーダ局舎上における、前記第1の空中線が設けられる箇所と高さを異ならせた箇所であって、前記複数の与干渉局レーダの全てからの前記干渉波の遮蔽が無い箇所に設けられる、請求項1に記載のレーダ装置。
【請求項4】
前記第1の空中線は、自局のレーダ局舎上に設けられるレドームに収容され、
前記第2の空中線は、前記レドームの天頂部の外周面に設置される、請求項1に記載のレーダ装置。
【請求項5】
前記第1の空中線は、自局のレーダ局舎上に設けられ、
複数の前記第2の空中線は、前記レーダ局舎の側壁面に設置され、各々の前記第2の空中線による前記干渉波の受信可能エリアの全体は、前記複数の与干渉局レーダの全てからの前記干渉波の受信可能エリアである、請求項1に記載のレーダ装置。
【請求項6】
前記第1の空中線に用いられる平面アンテナおよび前記第2の空中線に用いられる平面アンテナが、フェーズドアレイアンテナ面の異なるエリアに区分して設けられる、請求項1に記載のレーダ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、干渉を低減する機能を有するレーダ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、通信装置の広帯域化、高周波化により(GHz)帯において通信設備の周波数需要が高まり、従来から(GHz)帯を使用していたレーダ装置の周波数利用効率を高めることが必要となっている。周波数利用効率を高めるためには、各レーダ装置の必要周波数帯幅を狭帯域化する方法が考えられるが、行き過ぎた狭帯域化は性能低下をもたらしてしまう。また、符号化等により同一周波数を複数レーダで使用することも考えられるが、十分な分離度を得られないことからあまり実用化はされていない。
【0003】
周波数利用効率を高めるもう1つの方法として、干渉波を除去する機能を有効にすることにより、ある程度の電波干渉を許容することが考えられる。通常、送信と受信を同一のアンテナで行うモノスタティックレーダの場合、送信中は受信系統に送信波が漏れ込み受信できないため、送信時間は全体の10%以下であることが多い。また、アンテナが回転するレーダの場合、与干渉局あるいは被干渉局あるいはその両方のレーダのアンテナが相手方向を指向した時間のみ電波干渉が発生するのが普通である。したがって、レーダの運用中の非常に短い時間(数%以下)のみが干渉の影響を受けることから、干渉を受けている時間を確実に検出し、その時間の受信信号を無効値化することにより、本来の反射エコーの検出性能の劣化を最小限にすることができる。
【0004】
レーダ装置には干渉波除去機能が搭載されていることが多いが、干渉波をノイズとして捉え、強弱のみで干渉波かどうかの判定を行う方式がほとんどである。例えば、気象観測用レーダにおいては同一距離にある3つのパルスの受信電力を比較し、突出して大きな受信電力となるパルスの受信時間を干渉波として除去している(例えば特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、これらのレーダ装置は、干渉波を信号として捉え、与干渉局レーダの送信パルス情報(中心周波数、パルス幅、パルス内変調、パルス繰り返し周期、初期位相符号)を干渉検出に用いていないために、高い精度で干渉波を検出している訳ではない。
【0006】
また、受信電力の強弱のみで干渉判定する方式では、干渉波が連続して同一距離で受信される場合、あるいは本来の反射エコーと同一受信レベルとなる場合、原理的に干渉波の検出がなされていない。
【0007】
そこで、与干渉局レーダによる送信波の送信パルス情報に基づいて、与干渉局レーダからの干渉波を検出するようにすることで、他のレーダ装置と同一あるいは近傍の周波数帯域を使用するレーダ装置において、干渉波を高い精度で検出し、干渉の影響を低減するものがある(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2011-53034号公報
特許第6946408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上記の与干渉局レーダによる送信波の送信パルス情報に基づいて、与干渉局レーダからの干渉波を検出する構成において、自局の空中線の近傍に、干渉波の受信利得を高めた干渉波検出用の空中線を別途設ける構成があるが、この構成において、自局の空中線のアンテナなどが、一部の方向の与干渉局レーダと干渉波検出用の空中線との間を遮ると、上記干渉波検出用の空中線は、該当の与干渉局レーダからの干渉波を受信することができない。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、他のレーダ装置と同一あるいは近傍の周波数帯域を使用するレーダ装置において、干渉波を高い精度で検出し、干渉の影響を低減することが可能なレーダ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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