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公開番号
2024101241
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-29
出願番号
2023005116
出願日
2023-01-17
発明の名称
半導体装置
出願人
株式会社東芝
代理人
弁理士法人iX
主分類
H01L
21/338 20060101AFI20240722BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】安定した特性が得られる半導体装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、半導体装置は、第1~第3電極、第1、第2半導体領域、第1窒化物領域、第1絶縁部材及び第2絶縁部材を含む。第1半導体領域は、Al
x1
Ga
1-x1
N(0≦x1<1)を含む。第2半導体領域は、Al
x2
Ga
1-x2
N(0<x2<1、x1<x2)を含む。第1窒化物領域は、Al
z1
Ga
1-z1
N(0<z1≦1、x2<z1)を含む。第1絶縁部材は、Si及びAlよりなる群から選択された少なくとも1つと、酸素と、を含む。第2絶縁部材は、第1絶縁領域を含む。第1半導体領域の第5部分領域から第1絶縁領域への方向は、第2方向に沿う。第1窒化物領域の第2窒化物部分は、第3電極の第1電極部分と第1絶縁領域との間にある。第1絶縁領域の一部は、第5部分領域と第2電極部分との間にある。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電極と、
第2電極であって、前記第1電極から前記第2電極への方向は第1方向に沿う、前記第2電極と、
第1電極部分及び第2電極部分を含む第3電極であって、前記第3電極の前記第1方向における位置は、前記第1電極の前記第1方向における位置と、前記第2電極の前記第1方向における位置と、の間にあり、前記第2電極部分は、前記第1電極部分と接続された、前記第3電極と、
Al
x1
Ga
1-x1
N(0≦x1<1)を含む第1半導体領域であって、前記第1半導体領域は、第1部分領域、第2部分領域、第3部分領域、第4部分領域、第5部分領域及び第6部分領域を含み、前記第1部分領域から前記第1電極への第2方向は、前記第1方向と交差し、前記第2部分領域から前記第2電極への方向は、前記第2方向に沿い、前記第3部分領域から前記第1電極部分への方向は、前記第2方向に沿い、前記第4部分領域の前記第1方向における位置は、前記第1部分領域の前記第1方向における位置と、前記第3部分領域の前記第1方向における位置と、の間にあり、前記第5部分領域の前記第1方向における位置は、前記第3部分領域の前記第1方向における前記位置と、前記第2部分領域の前記第1方向における位置と、の間にあり、前記第6部分領域の前記第1方向における位置は、前記第3部分領域の前記第1方向における前記位置と、前記第5部分領域の前記第1方向における位置と、の間にある、前記第1半導体領域と、
Al
x2
Ga
1-x2
N(0<x2<1、x1<x2)を含む第2半導体領域であって、前記第2半導体領域は、第1半導体部分及び第2半導体部分を含み、前記第4部分領域から前記第1半導体部分への方向は、前記第2方向に沿い、前記第5部分領域及び前記第6部分領域から前記第2半導体部分への方向は、前記第2方向に沿う、前記第2半導体領域と、
Al
z1
Ga
1-z1
N(0<z1≦1、x2<z1)を含む第1窒化物領域であって、前記第1窒化物領域は、第1窒化物部分及び第2窒化物部分を含み、前記第1窒化物部分は前記第3部分領域と前記第1電極部分との間にあり、前記第2窒化物部分は、前記第6部分領域と前記第2電極部分との間にある、前記第1窒化物領域と、
第1絶縁部分及び第2絶縁部分を含む第1絶縁部材であって、前記第1絶縁部分は、前記第2方向において前記第1窒化物部分と前記第1電極部分との間にあり、前記第2絶縁部分は、前記第2方向において前記第2窒化物部分と前記第2電極部分との間にあり、前記第1絶縁部材は、Si及びAlよりなる群から選択された少なくとも1つと、酸素と、を含む、前記第1絶縁部材と、
第1絶縁領域を含む第2絶縁部材であって、前記第5部分領域から前記第1絶縁領域への方向は、前記第2方向に沿い、前記第2窒化物部分は、前記第1方向において、前記第1電極部分と前記第1絶縁領域との間にあり、前記第1絶縁領域の一部は、前記第2方向において、前記第5部分領域と前記第2電極部分との間にある、前記第2絶縁部材と、
を備えた、半導体装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第2窒化物部分は、結晶を含む、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1絶縁領域は、非晶質である、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第2窒化物部分の前記第2方向に沿う第1厚さは、0.5nm以上10nm以下である、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記第1絶縁領域は、Si及びAlよりなる群から選択された少なくとも1つと、窒素及び酸素よりなる群から選択された少なくとも1つと、を含む、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1電極部分の少なくとも一部は、前記第1方向において前記第1半導体部分と前記第2半導体部分との間にあり、
前記第1窒化物領域は、第3窒化物部分をさらに含み、
前記第1絶縁部材は、第3絶縁部分をさらに含み、
前記第3絶縁部分は、前記第1方向において、前記第1電極部分の前記少なくとも一部と、前記第2半導体部分と、の間にあり、
前記第3窒化物部分は、前記第1方向において、前記第3絶縁部分と前記第2半導体部分との間にある、請求項1~5のいずれか1つに記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1窒化物領域は、第4窒化物部分をさらに含み、
前記第1絶縁部材は、第4絶縁部分をさらに含み、
前記第1絶縁領域の少なくとも一部は、前記第2半導体部分と前記第4絶縁部分との間にあり、
前記第4窒化物部分の少なくとも一部は、前記第1絶縁領域と前記第4絶縁部分との間にある、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1窒化物領域は、第5窒化物部分をさらに含み、
前記第1絶縁部材は、第5絶縁部分をさらに含み、
前記第5絶縁部分は、前記第1半導体部分と前記第1電極部分との間にあり、
前記第5窒化物部分は、前記第1半導体部分と前記第5絶縁部分との間にある、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1絶縁領域の前記第2方向に沿う第2厚さは、5nm以上200nm以下である、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1絶縁領域は、前記第2電極と接した、請求項1に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、半導体装置において、安定した特性が望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-118343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、安定した特性が得られる半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、半導体装置は、第1電極、第2電極、第3電極、第1半導体領域、第2半導体領域、第1窒化物領域、第1絶縁部材及び第2絶縁部材を含む。前記第1電極から前記第2電極への方向は第1方向に沿う。前記第3電極は、第1電極部分及び第2電極部分を含む。前記第3電極の前記第1方向における位置は、前記第1電極の前記第1方向における位置と、前記第2電極の前記第1方向における位置と、の間にある。前記第2電極部分は、前記第1電極部分と接続される。前記第1半導体領域は、Al
x1
Ga
1-x1
N(0≦x1<1)を含む。前記第1半導体領域は、第1部分領域、第2部分領域、第3部分領域、第4部分領域、第5部分領域及び第6部分領域を含む。前記第1部分領域から前記第1電極への第2方向は、前記第1方向と交差する。前記第2部分領域から前記第2電極への方向は、前記第2方向に沿う。前記第3部分領域から前記第1電極部分への方向は、前記第2方向に沿う。前記第4部分領域の前記第1方向における位置は、前記第1部分領域の前記第1方向における位置と、前記第3部分領域の前記第1方向における位置と、の間にある。前記第5部分領域の前記第1方向における位置は、前記第3部分領域の前記第1方向における前記位置と、前記第2部分領域の前記第1方向における位置と、の間にある。前記第6部分領域の前記第1方向における位置は、前記第3部分領域の前記第1方向における前記位置と、前記第5部分領域の前記第1方向における位置と、の間にある。前記第2半導体領域は、Al
x2
Ga
1-x2
N(0<x2<1、x1<x2)を含む。前記第2半導体領域は、第1半導体部分及び第2半導体部分を含む。前記第4部分領域から前記第1半導体部分への方向は、前記第2方向に沿う。前記第5部分領域及び前記第6部分領域から前記第2半導体部分への方向は、前記第2方向に沿う。前記第1窒化物領域は、Al
z1
Ga
1-z1
N(0<z1≦1、x2<z1)を含む。前記第1窒化物領域は、第1窒化物部分及び第2窒化物部分を含む。前記第1窒化物部分は前記第3部分領域と前記第1電極部分との間にある。前記第2窒化物部分は、前記第6部分領域と前記第2電極部分との間にある。前記第1絶縁部材は、第1絶縁部分及び第2絶縁部分を含む。前記第1絶縁部分は、前記第2方向において前記第1窒化物部分と前記第1電極部分との間にある。前記第2絶縁部分は、前記第2方向において前記第2窒化物部分と前記第2電極部分との間にある。前記第1絶縁部材は、Si及びAlよりなる群から選択された少なくとも1つと、酸素と、を含む。前記第2絶縁部材は、第1絶縁領域を含む。前記第5部分領域から前記第1絶縁領域への方向は、前記第2方向に沿う。前記第2窒化物部分は、前記第1方向において、前記第1電極部分と前記第1絶縁領域との間にある。前記第1絶縁領域の一部は、前記第2方向において、前記第5部分領域と前記第2電極部分との間にある。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図2は、半導体装置の特性を例示するグラフである。
図3は、半導体装置の特性を例示するグラフである。
図4は、第1実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図5は、第1実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図6は、第2実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図7は、第3実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0008】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図1に示すように、実施形態に係る半導体装置110は、第1電極51、第2電極52、第3電極53、第1半導体領域10、第2半導体領域20、第1窒化物領域30、第1絶縁部材41及び第2絶縁部材42を含む。
【0009】
第1電極51から第2電極52への方向は、第1方向D1に沿う、第1方向D1をX軸方向とする。X軸方向に対して垂直な1つの方向をZ軸方向とする。X軸方向及びZ軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
【0010】
第3電極53は、第1電極部分53a及び第2電極部分53bを含む。第3電極53の第1方向D1における位置は、第1電極51の第1方向D1における位置と、第2電極52の第1方向D1における位置と、の間にある。第2電極部分53bは、第1電極部分53aと接続される。第2電極部分53bは、第1電極部分53aと連続して良い。第2電極部分53bと第1電極部分53aとの間の境界は明確でも不明確でも良い。
(【0011】以降は省略されています)
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