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公開番号2024043487
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2023122186
出願日2023-07-27
発明の名称回折格子を備える外側コンポーネントを製造する方法
出願人コマディール・エス アー
代理人個人
主分類G02B 5/18 20060101AFI20240322BHJP(光学)
要約【課題】 回折格子がある装飾を備える外側コンポーネントを製造する。
【解決手段】 本発明は、携行型時計、ファッションアイテム又は宝飾品の外側コンポーネント(10)を製造する方法に関し、この方法は、光透過性の材料によって作られた基材(11)の内面(110)の面の全部又は一部上に不透明のベース層(12)を堆積させるベース層堆積ステップと、レーザー加工によってベース層(12)を局所的に除去して、底部に回折格子(15)を備える少なくとも1つのポケット(14)を形成する局所的除去ステップとを含む。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
携行型時計、ファッションアイテム又は宝飾品の外側コンポーネント(10)を製造する方法であって、
光透過性の材料によって作られた基材(11)の内面(110)の面の全部又は一部上に不透明のベース層(12)を堆積させるベース層堆積ステップと、
レーザー加工によって前記ベース層(12)を局所的に除去して、底部に回折格子(15)を備える少なくとも1つのポケット(14)を形成する局所的除去ステップとを含む
ことを特徴とする方法。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記ポケット(14)の前記底部は、前記基材(11)及び/又は前記ベース層(12)によって形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
複数の回折格子(15)を作るように前記局所的除去ステップを複数回行う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記ベース層堆積ステップの前に、前記基材(11)の前記内面(110)を研磨する研磨ステップを行う
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記基材(11)の前記内面(110)に大きな影響を与えることなく、前記ベース層(12)の全部又は一部をその厚み全体にわたって除去する彫刻ステップを行う
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
少なくとも前記回折格子(15)上に不透明の二次層(13)を堆積させる二次層堆積ステップを行う
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
少なくとも前記回折格子(15)上に不透明の二次層(13)を堆積させる二次層堆積ステップを行い、
前記彫刻ステップの間に、前記基材(11)の前記内面(110)が大きな影響を受けることなく、前記二次層(13)の一部を除去して、所定の形状に従って前記二次層(13)を形成する
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記内面(110)とは反対側の前記基材(11)の外面(111)上に反射防止被覆を堆積させる
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法を実行することによって形成される
ことを特徴とする携行型時計用表盤。
【請求項10】
請求項1に記載の方法を実行することによって形成される外側コンポーネント(10)を備える
ことを特徴とするファッションアイテム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、携行型時計(例、腕時計、懐中時計)、ファッションアイテム又は宝飾品の分野に関し、特に、回折格子を備える、携行型時計、ファッションアイテム又は宝飾品の外側コンポーネントを製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【0002】
本明細書において、「ファッションアイテム」の概念は、ベルト、靴、衣料品のような衣類の付属品又はアイテムを含み、アイウェアアイテム、テレフォニーアイテム又はその他の装飾品を含む。
【背景技術】
【0003】
特に、計時器の分野において、携行型時計用の外側コンポーネント、特に、表盤、フランジ、ベゼルなどは、装飾の目的で、基材の面上に堆積させた薄層から作られた装飾を備えることがある。特に、このような薄層のおかげで、外側コンポーネントに色付けして、例えば、その面上にパターンを印刷することが可能になる。
【0004】
また、外側コンポーネントの面は、例えば、機械加工によって、構造化されて、特定のレリーフがあるようにすることもある。
【0005】
また、光の回折現象を発生させて、ユーザーの観察方向の向き及び/又は光源の向きに応じて変わる色を有するように、外側コンポーネント上に装飾を作ることもできる。このような現象は、スイス特許文献CH715906に記載されているような、外側コンポーネントにおいて作られた回折格子を利用して発生させる。この種の装飾は、拡張性があって大幅に変えることができることが魅力的である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、この種の装飾を作るには、いくつもの制約があり、特に、製造公差と表面状態の管理という点で高いレベルの要件がある。また、この種の装飾は、金属材料上にのみ作られる。したがって、外側コンポーネントの構成材料の性質を多様化しつつ、製造要件に確実に適合するようにすることによって、回折格子がある装飾を再現可能な方法で作ることができるようにする必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このために、本発明は、携行型時計、ファッションアイテム又は宝飾品の外側コンポーネントを製造する方法に関し、この方法は、光透過性の材料によって作られた基材の内面の面の全部又は一部上に不透明のベース層を堆積させるベース層堆積ステップと、レーザー加工によって前記ベース層を局所的に除去して、底部に回折格子を備える少なくとも1つのポケットを形成する局所的除去ステップとを含む。
【0008】
基材ではなくベース層に対して除去ステップを行うことによって、基材とベース層との除去しきい値の違いを利用して、著しく低下したエネルギーレベルで回折格子を作ることが可能になる。
【0009】
基材を構成する任意の光透過性の材料、特にサファイアやガラスのような非常に高い除去しきい値を有する光透過性の材料、の選択を可能にすることに加えて、本発明に係る方法は、関与するエネルギーレベルが低いために、優れた再現性と製造公差の制御を確実にすることを可能とする。
【0010】
特定の実施態様において、本発明は、さらに、単独で、又は技術的に可能な任意の組み合わせに従って、以下の特徴の一又は複数を有することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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