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公開番号2024043330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148456
出願日2022-09-16
発明の名称半導体装置
出願人キオクシア株式会社
代理人弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類H03K 19/0175 20060101AFI20240322BHJP(基本電子回路)
要約【課題】 ZQキャリブレーションに要する時間を増大させることなく、正確な調整を可能にする。
【解決手段】 実施形態の半導体装置は、第1送信信号が与えられる第1パッドと、第2送信信号が与えられる第2パッドと、前記第1パッドに対応して設けられ、前記第1パッドに前記第1送信信号を出力する第1出力ドライバと、前記第2パッドに対応して設けられ、前記第2パッドに前記第2送信信号を出力する第2出力ドライバと、前記第1パッドに対応して設けられた第1基準抵抗と、前記第2パッドに対応して設けられた第2基準抵抗と、前記第1基準抵抗を用いて前記第1出力ドライバの抵抗値をキャリブレーションする第1設定回路と、前記第2基準抵抗を用いて前記第2出力ドライバの抵抗値をキャリブレーションする第2設定回路と、を具備する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1送信信号が与えられる第1パッドと、
第2送信信号が与えられる第2パッドと、
前記第1パッドに対応して設けられ、前記第1パッドに前記第1送信信号を出力する第1出力ドライバと、
前記第2パッドに対応して設けられ、前記第2パッドに前記第2送信信号を出力する第2出力ドライバと、
前記第1パッドに対応して設けられた第1基準抵抗と、
前記第2パッドに対応して設けられた第2基準抵抗と、
前記第1基準抵抗を用いて前記第1出力ドライバの抵抗値をキャリブレーションする第1設定回路と、
前記第2基準抵抗を用いて前記第2出力ドライバの抵抗値をキャリブレーションする第2設定回路と、
を具備する半導体装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
外付け基準抵抗を用いて、前記第1基準抵抗の抵抗値及び前記第2基準抵抗の抵抗値をそれぞれキャリブレーションする基準抵抗設定回路を更に具備する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記基準抵抗設定回路は、前記第1基準抵抗の抵抗値をキャリブレーションした後、前記第2基準抵抗の抵抗値をキャリブレーションし、
前記第1及び第2設定回路は、それぞれ前記第1出力ドライバの抵抗値のキャリブレーションと前記第2出力ドライバの抵抗値のキャリブレーションとを個別に実行する、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1の基準抵抗は、前記第1パッドと前記第1出力ドライバの出力端との経路上と電源端子との間に設けられ、
前記第2の基準抵抗は、前記第2パッドと前記第2出力ドライバの出力端との経路上と電源端子との間に設けられる、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記外付け基準抵抗が接続される第3パッドと、
前記第1パッドに対応して設けられ、前記第1パッドと前記第1出力ドライバの出力端との経路上と前記第3パッドとの間に設けられる第1スイッチと、
前記第2パッドに対応して設けられ、前記第2パッドと前記第2出力ドライバの出力端との経路上と前記第3パッドとの間に設けられる第2スイッチと、を更に具備する、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1スイッチと前記第3パッドとの間の経路上の電圧と基準電圧とを比較すると共に、前記第2スイッチと前記第3パッドとの間の経路上の電圧と前記基準電圧とを比較する第1比較器を更に具備し、
前記基準抵抗設定回路は、前記第1比較器の出力を所定値に収束させるように前記第1基準抵抗の抵抗値をキャリブレーションすると共に、前記第1比較器の出力を所定値に収束させるように前記第2基準抵抗の抵抗値をキャリブレーションする、
請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1パッドに対応して設けられ、前記第1パッドと前記第1出力ドライバの出力端との経路上の電圧と前記基準電圧とを比較する第2比較器と、
前記第2パッドに対応して設けられ、前記第2パッドと前記第2出力ドライバの出力端との経路上の電圧と前記基準電圧とを比較する第3比較器と、を更に具備し、
前記第1設定回路は、前記第2比較器の出力を所定値に収束させるように前記第1出力ドライバの抵抗値をキャリブレーションし、
前記第2設定回路は、前記第3比較器の出力を所定値に収束させるように前記第2出力ドライバの抵抗値をキャリブレーションする
請求項5に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第2比較器は、前記第1パッドに対応して設けられ、前記第1パッドを介して受信される受信信号と前記基準電圧とを比較する第1受信レシーバにより構成され、
前記第3比較器は、前記第2パッドに対応して設けられ、前記第2パッドを介して受信される受信信号と前記基準電圧とを比較する第2受信レシーバにより構成される
請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1基準抵抗は、前記第1パッドに対応して設けられる第1終端抵抗により構成され、
前記第2基準抵抗は、前記第2パッドに対応して設けられる第2終端抵抗により構成される
請求項7に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高速伝送が可能なOCD(オフチップドライバ)回路の出力ドライバには、温度や電圧変動によるインピーダンスずれを抑制するためのキャリブレーション(以下、ZQキャリブレーションという)を実行するキャリブレーション回路が採用されることがある。キャリブレーション回路は、出力ドライバを構成するトランジスタのオン抵抗の調整を行う。
【0003】
しかしながら、ZQキャリブレーションは、調整値の算出に比較的長時間を要するとともに、正確な調整が困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-152147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本実施形態は、ZQキャリブレーションに要する時間を増大させることなく、正確な調整を可能にすることができる半導体装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の半導体装置は、第1送信信号が与えられる第1パッドと、第2送信信号が与えられる第2パッドと、前記第1パッドに対応して設けられ、前記第1パッドに前記第1送信信号を出力する第1出力ドライバと、前記第2パッドに対応して設けられ、前記第2パッドに前記第2送信信号を出力する第2出力ドライバと、前記第1パッドに対応して設けられた第1基準抵抗と、前記第2パッドに対応して設けられた第2基準抵抗と、前記第1基準抵抗を用いて前記第1出力ドライバの抵抗値をキャリブレーションする第1設定回路と、前記第2基準抵抗を用いて前記第2出力ドライバの抵抗値をキャリブレーションする第2設定回路と、を具備する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に関わるメモリシステムの構成例を示すブロック図。
本実施形態の不揮発性メモリの構成例を示すブロック図。
ロジック制御回路21の構成の一部を示す回路図。
入出力回路22の一部の構成を示すブロック図。
OCD回路50の構成の一例を示す回路図。
抵抗回路500の具体的な構成の一例を示す回路図。
ZQキャリブレーションの処理の流れを示す説明図。
実施形態の動作を説明するための回路図。
実施形態の動作を説明するための回路図。
実施形態の動作を説明するための回路図。
第2の実施形態を示す回路図。
第3の実施形態を示す回路図。
ODT回路700の具体的な構成の一例を示す回路図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0009】
(第1の実施形態)
NAND型メモリ等の半導体装置は、各種信号の伝送のために、複数のDQパッドを有する。一般的なZQキャリブレーションでは、1つの外付け抵抗を利用し、1つのZQパッドに接続される出力ドライバのオン抵抗を調整するための調整値を求め、求めた調整値を用いて全てのDQパッドに接続される出力ドライバのオン抵抗のキャリブレーションを実施する。しかし、各DQパッドに接続された出力ドライバは、それぞれ、チップにおける位置が異なり、出力ドライバを構成するトランジスタの特性が、製造プロセスのばらつきにより、異なる場合がある。したがって、上記の場合には、各DQパッドに接続された出力ドライバのオン抵抗をチップ内で一律に設定する場合、出力ドライバ間で出力特性のばらつきを補正することができない可能性がある。そこで、全出力ドライバのオン抵抗をばらつき無く設定するために、1つの外付け抵抗を利用し、各DQパッドに接続されたOCD回路毎に、出力ドライバのオン抵抗のキャリブレーションを順に実施する手法が考えられる。しかしながら、この場合には、全てのDQパッドに接続される出力ドライバ毎に調整値を求める必要があり、ZQキャリブレーションの実施に極めて長い時間を要する。
【0010】
そこで、本実施形態は、DQパッド毎に設けられた各OCD回路内にそれぞれ基準抵抗を設けることで、各DQの出力ドライバのZQキャリブレーションを同時に実施可能にするものである。なお、本実施形態はNAND型メモリの出力ドライバに適用する例を説明するが、これに限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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