TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024043086
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022148080
出願日2022-09-16
発明の名称サスペンションアッセンブリおよびディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G11B 21/21 20060101AFI20240322BHJP(情報記憶)
要約【課題】配線部材に対して磁気ヘッドを安定して接合することが可能なサスペンションアッセンブリおよびこれを備えるディスク装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、サスペンションアッセンブリは、支持板と、金属板46と金属板の上に配置された配線基板48とを含み、支持板の上に配置された先端側部分42aと支持板の外側に延出した基端側部分と基端側部分の延出端に設けられた接続端部とを有する配線部材48と、配線部材に載置されたヘッド17と、配線部材に実装された圧電素子50と、を備えている。配線基板は、第1絶縁層と、第1絶縁層に積層された導電層とを有し、導電層は、圧電素子のグランド電極が接続されたグランドパッドを含む複数の接続パッドと、接続端部に設けられ、グランド端子を含む複数の接続端子と、グランドパッドとグランド端子とを繋ぐグランド配線WGを含む複数の配線Wと、を有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
先端部および基端部を有する支持板と、
金属板と前記金属板の上に配置された配線基板とを含み、前記支持板の上に配置された先端側部分と前記基端部から前記支持板の外側に延出した基端側部分と前記基端側部分の延出端に設けられた接続端部とを有する配線部材と、
前記配線部材に載置されたヘッドと、
グランド電極を有し、前記配線部材に実装された圧電素子と、を備え、
前記配線基板は、前記金属板に当接する第1絶縁層と、前記第1絶縁層に積層された導電層であって、前記グランド電極が接続されたグランドパッドを含む複数の接続パッドと、前記接続端部に設けられ、グランド端子を含む複数の接続端子と、前記グランドパッドと前記グランド端子とを繋ぐグランド配線を含む複数の配線と、を有する導電層と、を具備している、
サスペンションアッセンブリ。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記支持板は、前記先端部から延出したリフトタブを備えている、請求項1に記載のサスペンションアッセンブリ。
【請求項3】
前記グランド配線は、中途部で第1部分と第2部分とに分断され、前記第1部分および第2部分は、前記配線よりも電気抵抗の高い材料で形成された中継導体を介して互いに導通している、請求項1に記載のサスペンションアッセンブリ。
【請求項4】
前記中継導体は、前記金属板の一部で構成されている、請求項3に記載のサスペンションアッセンブリ。
【請求項5】
前記中継導体は、前記配線基板の上に設けられた導電ペーストで構成されている、請求項3に記載のサスペンションアッセンブリ。
【請求項6】
前記複数の接続端子のうち、前記ヘッドから最も離れた接続端子が前記グランド端子でる、請求項1に記載のサスペンションアッセンブリ。
【請求項7】
記録層を有するディスク状の記録媒体と、
請求項1に記載のサスペンションアッセンブリを有するヘッドアクチュエータと、
を備えるディスク装置。
【請求項8】
前記ヘッドアクチュエータは、回動自在に支持されたアクチュエータブロックと、前記アクチュエータブロックから延出した複数本のアームと、前記アームに取り付けられた前記サスペンションアッセンブリと、を具備し、
前記アクチュエータブロックに取り付けられた接合部を有する基板ユニットを更に備え、
前記接合部は、複数の接続パッドを有し、前記接続端部のグランド端子を含む複数の接続端子が前記複数の接続パッドに接合されている、
請求項7に記載のディスク装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、サスペンションアッセンブリおよびこれを備えるディスク装置に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
ディスク装置として、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)は、筐体内に回転自在に配設された複数枚の磁気ディスクと、磁気ディスクに対して情報のリード、ライトを行う複数の磁気ヘッドと、磁気ヘッドを磁気ディスクに対して移動可能に支持したヘッドアクチュエータと、を備えている。
ヘッドアクチュエータは、先端部に磁気ヘッドを支持している複数本のサスペンションアッセンブリ(ジンバルアッセンブリと称する場合もある)を有している。サスペンションアッセンブリは、金属の支持板からなるサスペンションと、サスペンションの上に設けられたフレキシャ(配線部材)と、を有している。フレキシャは、変位自在なジンバル部を有し、このジンバル部に磁気ヘッドが搭載されている。また、近年、フレキシャの上に、ピエゾ素子等の圧電素子が実装され、マイクロアクチュエータを構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第6,987,649号明細書
米国特許第6,950,288号明細書
米国特許第7,161,765号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常、サスペンションの先端にリフトタブが突設されている。リフトタブがランプに乗り上げることにより、磁気ヘッドがアンロード位置に保持される。磁気ヘッドのロード/アンロードの際、リフトタブはランプに擦れて移動する。そのため、リフトタブに静電気(ESD)が発生する場合がある。発生した静電気は、フレキシャの金属板を介して圧電素子に印加され、圧電素子に悪影響を与える可能性がある。
この発明の実施形態の課題は、圧電素子への静電気の影響を低減し、信頼性の向上を図ることが可能なサスペンションアッセンブリおよびディスク装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、サスペンションアッセンブリは、先端部および基端部を有する支持板と、金属板と前記金属板の上に配置された配線基板とを含み、前記支持板の上に配置された先端側部分と前記基端部から前記支持板の外側に延出した基端側部分と前記基端側部分の延出端に設けられた接続端部とを有する配線部材と、前記配線部材に載置されたヘッドと、グランド電極を有し、前記配線部材に実装された圧電素子と、を備えている。前記配線基板は、前記金属板に当接する第1絶縁層と、前記第1絶縁層に積層された導電層であって、前記グランド電極が接続されたグランドパッドを含む複数の接続パッドと、前記接続端部に設けられ、グランド端子を含む複数の接続端子と、前記グランドパッドと前記グランド端子とを繋ぐグランド配線を含む複数の配線と、を有する導電層と、を具備している。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)を示す斜視図。
図2は、前記HDDのアクチュエータアッセンブリを示す斜視図。
図3は、前記アクチュエータアッセンブリの1つのヘッドサスペンションアッセンブリを示す平面図。
図4は、前記サスペンションアッセンブリの先端部を拡大して示す平面図。
図5は、前記サスペンションアッセンブリにおける圧電素子およびフレキシャの一部を示す平面図。
図6は、図5の線B-Bに沿った圧電素子およびフレキシャの断面図。
図7は、前記サスペンションアッセンブリを含むアクチュエータアッセンブリを模式的に示す側面図。
図8は、圧電素子に作用するESD電圧と時間との関係を示す図。
図9は、第2実施形態に係るサスペンションアッセンブリのフレキシャの一部を示す平面図。
図10は、第3実施形態に係るサスペンションアッセンブリのフレキシャの一部を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しながら、実施形態に係るディスク装置ついて説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の大きさ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
【0008】
(第1実施形態)
ディスク装置として、第1実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)について詳細に説明する。
図1は、トップカバーを分解して示す第1実施形態に係るHDDの斜視図である。
図示のように、HDDは、矩形状の筐体10を備えている。筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース12と、トップカバー14と、を有している。ベース12は、矩形状の底壁12aと、底壁12aの周縁に沿って立設された複数の側壁12bとを有し、例えば、アルミニウムにより一体に成形されている。トップカバー14は、例えば、ステンレスにより矩形板状に形成されている。トップカバー14は、複数のねじ13によりベース12の側壁12b上にねじ止めされ、ベース12の上部開口を閉塞する。
【0009】
筐体10内には、ディスク状の記録媒体として複数枚の磁気ディスク18、および磁気ディスク18を支持および回転させるスピンドルモータ19が設けられている。スピンドルモータ19は、底壁12aに配設されている。各磁気ディスク18は、例えば、直径96mm(3.5インチ)の円板状に形成され、非磁性体、例えば、ガラスあるいはアルミニウムからなる基板と、基板の上面および/または下面に形成された磁気記録層とを有している。磁気ディスク18は、スピンドルモータ19の図示しないハブに互いに同軸的に嵌合され、更に、クランプばね20によりクランプされている。これにより、磁気ディスク18は、ベース12の底壁12aと平行に位置した状態に支持されている。複数枚の磁気ディスク18は、スピンドルモータ19により所定の回転数で回転される。
本実施形態においては、例えば、5枚の磁気ディスク18が筐体10内に配置されているが、磁気ディスク18の枚数はこれに限らず、4枚以下、あるいは、6枚以上としてもよい。
【0010】
筐体10内には、磁気ディスク18に対して情報のライト、リードを行なう複数の磁気ヘッド17、および、これらの磁気ヘッド17を磁気ディスク18に対して移動自在に支持したアクチュエータアッセンブリ22が設けられている。また、筐体10内には、アクチュエータアッセンブリ22を回動および位置決めするボイスコイルモータ(VCM)24、磁気ヘッド17が磁気ディスク18の最外周に移動した際、磁気ヘッド17を磁気ディスク18から離間したアンロード位置に保持するランプロード機構25、および変換コネクタ等の電子部品が実装された基板ユニット(FPCユニット)21が設けられている。アクチュエータアッセンブリ22およびVCM24は、ヘッドアクチュエータを構成している。ランプロード機構25は、ベース12に設けられたランプと、アクチュエータアッセンブリ22に設けられたリフトタブとを有している。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社東芝
電子機器
1か月前
株式会社東芝
電源回路
24日前
株式会社東芝
電解装置
1か月前
株式会社東芝
発電設備
12日前
株式会社東芝
通信装置
1か月前
株式会社東芝
検査装置
18日前
株式会社東芝
電解装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
14日前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
搬送ローラ
14日前
株式会社東芝
半導体装置
14日前
株式会社東芝
半導体装置
14日前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
24日前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
26日前
株式会社東芝
半導体装置
26日前
株式会社東芝
半導体装置
26日前
株式会社東芝
半導体装置
26日前
株式会社東芝
半導体装置
26日前
株式会社東芝
半導体装置
26日前
株式会社東芝
半導体装置
26日前
株式会社東芝
半導体装置
26日前
株式会社東芝
半導体装置
26日前
株式会社東芝
半導体装置
27日前
株式会社東芝
半導体装置
27日前
株式会社東芝
半導体装置
27日前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
27日前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
半導体装置
1か月前
株式会社東芝
レーダ装置
4日前
続きを見る