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公開番号2024042945
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022147874
出願日2022-09-16
発明の名称ディスク装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G11B 21/21 20060101AFI20240322BHJP(情報記憶)
要約【課題】アームを薄くすることが可能なディスク装置を提供する。
【解決手段】一つの実施形態に係るディスク装置は、磁気ディスクと、第1の磁気ヘッドと、第1のサスペンションと、キャリッジとを備える。前記第1のサスペンションは、前記第1の磁気ヘッドが実装された可撓性の第1の基板を有する。前記キャリッジは、前記第1のサスペンションが取り付けられたアームを有する。前記アームは、第1の端面と、前記第1の端面の反対側の第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面との間で延びる側面と、軸方向において前記第1の端面及び前記第2の端面から離間して前記側面から突出する突起と、を有する。前記第1の基板は、前記側面に沿って延びる第1の帯部を有する。前記第1の帯部は、前記軸方向において前記第1の端面と前記突起との間に位置する第1の部分を有し、前記軸方向において前記第1の端面と前記第2の端面との間に位置する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが記録面を有する複数の磁気ディスクと、
前記複数の磁気ディスクのうち一つに対して情報を読み書きするよう構成された第1の磁気ヘッドと、
前記第1の磁気ヘッドが実装された可撓性の第1の基板を有する、第1のサスペンションと、
前記第1のサスペンションが取り付けられたアームを有し、回転軸まわりに回転することで前記第1の磁気ヘッドを前記複数の磁気ディスクに対して移動させるよう構成された、キャリッジと、
を具備し、
前記アームは、前記第1の磁気ヘッドが前記記録面の上に位置するときに前記複数の磁気ディスクのうち前記一つに向くよう構成された第1の端面と、前記第1の端面の反対側の第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面との間で延びる側面と、前記回転軸に沿う軸方向において前記第1の端面及び前記第2の端面から離間して前記側面から突出する突起と、を有し、
前記第1の基板は、前記側面に沿って延びる第1の帯部、を有し、
前記第1の帯部は、前記軸方向において前記第1の端面と前記突起との間に位置する第1の部分を有し、前記軸方向において前記第1の端面と前記第2の端面との間に位置する、
ディスク装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記突起は、それぞれが前記側面から突出するとともに隙間を介して並ぶ複数の保持突起を有し、
前記第1の帯部は、前記第1の部分と、前記軸方向において前記第2の端面と前記突起との間に位置する第2の部分と、前記複数の保持突起の間の隙間を通って前記第1の部分と前記第2の部分との間で延びる第3の部分と、をさらに有する、
請求項1のディスク装置。
【請求項3】
前記複数の磁気ディスクのうち他の一つに対して情報を読み書きするよう構成された第2の磁気ヘッドと、
前記第2の磁気ヘッドが実装された可撓性の第2の基板を有し、前記アームに取り付けられた、第2のサスペンションと、
をさらに具備し、
前記第2の基板は、前記側面に沿って延びる第2の帯部を有し、
前記複数の保持突起は、第1の保持突起と、第2の保持突起と、前記第1の保持突起と前記第2の保持突起との間に位置する第3の保持突起と、を含み、
前記第1の部分は、前記軸方向において前記第2の保持突起及び前記第3の保持突起と前記第1の端面との間に位置し、
前記第2の部分は、前記軸方向において前記第1の保持突起と前記第2の端面との間に位置し、
前記第3の部分は、前記第1の保持突起と前記第3の保持突起との間の第1の隙間を通って前記第1の部分と前記第2の部分との間で延び、
前記第2の帯部は、前記軸方向において前記第2の端面と前記第1の保持突起との間に位置する第4の部分と、前記軸方向において前記第1の端面と前記第3の保持突起との間に位置する第5の部分と、前記第1の隙間を通って前記第4の部分と前記第5の部分との間で延びる第6の部分と、前記軸方向において前記第2の端面と前記第2の保持突起との間に位置する第7の部分と、前記第2の保持突起と前記第3の保持突起との間の第2の隙間を通って前記第5の部分と前記第7の部分との間で延びる第8の部分と、を有する、
請求項2のディスク装置。
【請求項4】
前記アームに取り付けられたホルダ、
をさらに具備し、
前記ホルダは、前記軸方向に前記第1の部分の少なくとも一部を覆うことで前記第1の部分が前記突起から前記第1の端面よりも離間することを制限する制限壁を有する、
請求項1のディスク装置。
【請求項5】
前記ホルダは、合成樹脂で作られ、前記突起に取り外し可能に取り付けられた、
請求項4のディスク装置。
【請求項6】
前記突起に、複数の孔が設けられ、
前記ホルダは、前記複数の孔に嵌められた複数の取付突起を有し、
前記複数の取付突起は、前記複数の孔の縁に当接することで前記ホルダが前記突起に対して移動することを制限するよう構成された、
請求項5のディスク装置。
【請求項7】
前記軸方向において、前記突起と前記第1の端面との間の距離は前記突起の厚さよりも短く、前記突起と前記第2の端面との間の距離は前記突起の厚さよりも短い、
請求項1乃至請求項6のいずれか一つのディスク装置。
【請求項8】
前記軸方向において、前記突起の中心は、前記第1の端面と前記第2の端面との間の中央に位置する、
請求項1乃至請求項6のいずれか一つのディスク装置。
【請求項9】
前記軸方向における前記第1の端面と前記第2の端面との間の距離は、前記複数の磁気ディスクのそれぞれの厚さよりも薄い、
請求項1乃至請求項6のいずれか一つのディスク装置。
【請求項10】
前記アームは、前記軸方向において前記複数の磁気ディスクのうち隣り合う二つの間に位置する、
請求項9のディスク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ディスク装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ハードディスクドライブ(HDD)のようなディスク装置は、例えば、磁気ディスクと、磁気ヘッドと、ヘッドスタックアセンブリ(HSA)とを有する。HSAは、回転するキャリッジと、磁気ヘッドが取り付けられたヘッドジンバルアセンブリ(HGA)とを有する。
【0003】
HGAは、キャリッジのアームに取り付けられる。また、HGAは、磁気ヘッドが実装される可撓性の基板(フレキシャ)を有する。磁気ヘッドに入力され、又は磁気ヘッドから出力された種々の電気信号が、フレキシャの配線を流れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第5382851号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
フレキシャの一部は、例えば、アームに保持される。アームにフレキシャを保持する部分が形成されるため、アームを薄く設計することが難しい。
【0006】
本発明が解決する課題の一例は、アームを薄くすることが可能なディスク装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一つの実施形態に係るディスク装置は、複数の磁気ディスクと、第1の磁気ヘッドと、第1のサスペンションと、キャリッジとを備える。前記複数の磁気ディスクはそれぞれ、記録面を有する。前記第1の磁気ヘッドは、前記複数の磁気ディスクのうち一つに対して情報を読み書きするよう構成される。前記第1のサスペンションは、前記第1の磁気ヘッドが実装された可撓性の第1の基板を有する。前記キャリッジは、前記第1のサスペンションが取り付けられたアームを有し、回転軸まわりに回転することで前記第1の磁気ヘッドを前記複数の磁気ディスクに対して移動させるよう構成される。前記アームは、前記第1の磁気ヘッドが前記記録面の上に位置するときに前記複数の磁気ディスクのうち前記一つに向くよう構成された第1の端面と、前記第1の端面の反対側の第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面との間で延びる側面と、前記回転軸に沿う軸方向において前記第1の端面及び前記第2の端面から離間して前記側面から突出する突起と、を有する。前記第1の基板は、前記側面に沿って延びる第1の帯部、を有する。前記第1の帯部は、前記軸方向において前記第1の端面と前記突起との間に位置する第1の部分を有し、前記軸方向において前記第1の端面と前記第2の端面との間に位置する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施形態に係るHDDを分解して示す例示的な斜視図である。
図2は、第1の実施形態のHDDの一部を示す例示的な断面図である。
図3は、第1の実施形態のHGA及びアームを示す例示的な平面図である。
図4は、第1の実施形態の複数の磁気ディスクの一部と複数のHSAの一部とを示す例示的な側面図である。
図5は、第1の実施形態の複数の磁気ディスクの一部と複数のHSAの一部とを図4のF5-F5線に沿って示す例示的な断面図である。
図6は、第2の実施形態に係る複数の磁気ディスクの一部と複数のHSAの一部とを示す例示的な側面図である。
図7は、第2の実施形態の複数の磁気ディスクの一部と複数のHSAの一部とを図6のF7-F7線に沿って示す例示的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
【0010】
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)10を分解して示す例示的な斜視図である。HDD10は、ディスク装置の一例であり、電子機器、記憶装置、外部記憶装置、又は磁気ディスク装置とも称され得る。HDD10は、例えば、ニアライン(near-online)HDDである。なお、HDD10は、この例に限られない。
(【0011】以降は省略されています)

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