特許ウォッチ

公開番号2024043928
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022149173
出願日2022-09-20
発明の名称アイソレータ
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H01F 30/10 20060101AFI20240326BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高い結合係数を有するアイソレータを提供する。
【解決手段】一実施形態によるアイソレータは、第1コイルと、第1コイルと第1軸に沿って並び、第1コイルと対向する第2コイルと、第2コイルの第1コイルが位置する側と反対の側に設けられ、第2コイルと対向し、第1軸と交わる第1面に沿って広がる板状の第1磁石と、第1コイル、第2コイル、及び第1磁石を封止する第1絶縁体と、を含む。
【選択図】図7

特許請求の範囲【請求項１】
第１コイルと、
前記第１コイルと第１軸に沿って並び、前記第１コイルと対向する第２コイルと、
前記第２コイルの前記第１コイルが位置する側と反対の側に設けられ、前記第２コイルと対向し、前記第１軸と交わる第１面に沿って広がる板状の第１磁石と、
前記第１コイル、前記第２コイル、及び前記第１磁石を封止する第１絶縁体と、
を備える、アイソレータ。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記第１磁石は、前記第１軸に沿って並ぶ第１表面及び第２表面を含み、
前記第１表面及び前記第２表面の一方はＮ極であり、前記第１表面及び前記第２表面の他方はＳ極である、
請求項１に記載のアイソレータ。
【請求項３】
前記第１コイル及び前記第２コイルは、前記第１面に沿って延びる軌跡を有する導電体を備える、
請求項１に記載のアイソレータ。
【請求項４】
前記第１コイル及び前記第１コイルを覆う第２絶縁体を含んだ第１配線板と、
前記第２コイル及び前記第２コイルを覆う第３絶縁体を含んだ第２配線板と、
をさらに備える、
請求項３に記載のアイソレータ。
【請求項５】
前記第１コイルの前記第２コイルが位置する側の反対の側に設けられ、前記第１コイルと対向し、前記第１面に沿って広がる板状の第２磁石をさらに備え、
前記第１絶縁体は、前記第１コイル、前記第２コイル、前記第１磁石、及び前記第２磁石を封止する、
請求項１乃至４のいずれか１項に記載のアイソレータ。
【請求項６】
前記第２磁石は、前記第１軸に沿って並ぶ第３表面及び第４表面を含み、
前記第３表面及び前記第４表面の一方はＮ極であり、前記第３表面及び前記第４表面の他方はＳ極である、
請求項５に記載のアイソレータ。
【請求項７】
第１表面と、第１軸に沿って前記第１表面と並ぶ第２表面を有する基板と、
前記基板の前記第１表面の側に位置する第１コイルと、
前記基板の前記第２表面の側に位置し、前記第１軸に沿って前記第１コイルと並ぶ第２コイルと、
前記基板の内部に設けられ、前記第１コイルと前記第２コイルの間に位置し、前記第１コイル及び前記第２コイルと対向する磁石と、
前記第１コイル、前記第２コイル、及び前記磁石を封止する第１絶縁体と、
を備える、アイソレータ。
【請求項８】
第１表面と、第１軸に沿って前記第１表面と並ぶ第２表面を有する基板と、
前記基板の前記第１表面の側に位置する第１コイルと、
前記基板の前記第２表面の側に位置し、前記第１軸に沿って前記第１コイルと並ぶ第２コイルと、
前記第１コイルの最も内側の曲線の軌跡の内側の領域及び前記第２コイルの最も内側の曲線の軌跡の内側の領域に亘って、前記第１軸に沿って延びる磁性体と、
前記第１コイル、前記第２コイル、及び前記磁性体を封止する第１絶縁体と、
を備える、アイソレータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、アイソレータに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
互いに絶縁された送信回路と受信回路とを含み、送信回路から受信回路へ信号を伝送できるアイソレータが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平１１－５４３３６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
高い結合係数を有するアイソレータを提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
一実施形態によるアイソレータは、第１コイルと、上記第１コイルと第１軸に沿って並び、上記第１コイルと対向する第２コイルと、上記第２コイルの上記第１コイルが位置する側と反対の側に設けられ、上記第２コイルと対向し、上記第１軸と交わる第１面に沿って広がる板状の第１磁石と、上記第１コイル、上記第２コイル、及び上記第１磁石を封止する第１絶縁体と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
第１実施形態のアイソレータの平面の構造の例を示す図。
第１実施形態のアイソレータの断面の構造の例を示す図。
第１実施形態のアイソレータのアイソレータモジュールの構造の例を示す斜視図。
第１実施形態のアイソレータのアイソレータモジュールの構造の例を示す斜視図。
第１実施形態のアイソレータの配線板の一部の構造の例を示す斜視図。
第１実施形態のアイソレータの配線板の一部の構造の例を示す斜視図。
第１実施形態のアイソレータのアイソレータモジュールの断面構造の例を示す図。
第１実施形態のアイソレータのアイソレータモジュールのｘｙ面に沿った構造の例を示す図。
第１実施形態のアイソレータのアイソレータモジュールのｘｙ面に沿った構造の例を示す図。
第１実施形態のアイソレータモジュール中で発生する磁束の例を示す図。
第１実施形態の変形例のアイソレータの磁石の斜視図。
第１実施形態の変形例のアイソレータの磁石の斜視図。
第１実施形態の変形例のアイソレータの磁石の斜視図。
第１実施形態の変形例のアイソレータの配線板の構造の例を示す斜視図。
第１実施形態の変形例のアイソレータの配線板の構造の例を示す斜視図。
第１実施形態のアイソレータのアイソレータモジュールの構造の例を示す斜視図。
第１実施形態のアイソレータのアイソレータモジュールの構造の例を示す斜視図。
第１実施形態の変形例のアイソレータの一部のｘｙ面に沿った構造の例を示す図。
第２実施形態のアイソレータのアイソレータモジュールの断面構造の例を示す図。
第３実施形態のアイソレータのアイソレータモジュールの断面構造の例を示す図。
第３実施形態のアイソレータのアイソレータモジュールの断面構造の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
以下に実施形態が図面を参照して記述される。或る実施形態及び変形例についての記述は全て、明示的に又は自明的に排除されない限り、別の実施形態及び変形例の記述としても当てはまる。図面中の構成要素の寸法及び比率は、現実のものとは異なり得る。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
【０００８】
以下、ｘｙｚ直交座標系が用いられて、実施形態が記述される。以下の記述において、「下」との記述及びその派生語並びに関連語は、ｚ軸上のより小さい座標の位置を指し、「上」との記述及びその派生語並びに関連語は、ｚ軸上のより大きい座標の位置を指す。
【０００９】
１．第１実施形態
図１は、第１実施形態のアイソレータの平面の構造を示す。図２は、第１実施形態のアイソレータの断面の構造の例を示し、図１のＩＩ－ＩＩ線に沿った断面を示す。
【００１０】
図１及び図２に示されるように、アイソレータ１は、フレーム１０、半導体チップ２０及び３０、アイソレータモジュール４０、接着部材１１、１２、及び１３、ボンディングワイヤ２２ａ、２２ｂ、２３、３２ａ、３２ｂ、及び３３、外部接続端子２４及び３４、並びに絶縁体５０を含む。図１では、絶縁体５０は描かれていない。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許