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公開番号2024042733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-29
出願番号2022147499
出願日2022-09-16
発明の名称メガネフレーム及びメガネフレームの支持部材
出願人有限会社 ブリッヂコーポレーション
代理人個人
主分類G02C 5/00 20060101AFI20240322BHJP(光学)
要約【課題】 フロント部に鼻当てパットを備えることなくツルに支持部材を取付けたメガネフレームの提供。
【解決手段】 上記支持部材8は細長い軟質樹脂の軸心に弾性変形に優れた芯金10を挿通し、円弧状に滑らかに湾曲してツル2の内側であってフロント部側に取付け、ツル2とほぼ同一水平面内に配置され、コメカミに当たって撓み変形することが出来るようにツル2との間には適当な空間を設けている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
フロント部に鼻当てパットを備えることなくツルに支持部材を取付けたメガネフレームにおいて、上記支持部材は細長い軟質樹脂の軸心に弾性変形に優れた芯金を挿通し、円弧状に滑らかに湾曲してツルの内側であってフロント部側に取付け、ツルと同一水平面内に配置され、コメカミに当たって撓み変形することが出来るようにツルとの間には適当な空間を設けていることを特徴とするメガネフレーム。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
支持部材はツルに固定される止着部とコメカミに当接して変形する当接部から成る請求項1記載のメガネフレーム。
【請求項3】
当接部の樹脂層は芯金から抜き取ることが出来るようにした請求項2記載のメガネフレーム。
【請求項4】
上記支持部材は芯金を樹脂層から延ばして嵌入部を設け、該嵌入部をツルに設けた穴に嵌入して取付けた請求項1記載のメガネフレーム。
【請求項5】
フロント部に鼻当てパットを備えることなくメガネフレームの支持部材において、上記支持部材は細長い軟質樹脂の軸心に弾性変形に優れた芯金を挿通し、円弧状に滑らかに湾曲してツルの内側であってフロント部側に取付け、ツルと同一水平面内に配置され、コメカミに当たって撓み変形することが出来るようにツルとの間には適当な空間を設けていることを特徴とするメガネフレームの支持部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はフロント部に鼻当てパットを備えることなく、ツル(テンプル)に支持部材を取付け、該支持部材をコメカミに当接して支持することが出来るメガネフレーム及び支持部材に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
図6は従来の一般的なメガネフレームを示している。メガネフレームはフロント部(イ)と2本のツル(ロ)、(ロ)から成り、ツル(ロ)、(ロ)はフロント部(イ)の両側に設けているヨロイ(ハ)、(ハ)に蝶番(ニ)、(ニ)などの継手を介して折畳み出来るように取付けられている。フロント部(イ)は連結部材(ホ)の両側にリム(ヘ)、(ヘ)が設けられ、リム(ヘ)、(ヘ)の外側には上記ヨロイ(ハ)、(ハ)をロウ付けしている。そして、リムの内側(中央側)には鼻当てパット(ト)、(ト)が取付けられている。
【0003】
ところで、メガネを顔に掛ける場合には、鼻当てパット(ト)、(ト)を鼻の両脇に当てると共に、ツル(ロ)、(ロ)の先端部に挿着している樹脂製のモダン(チ)、(チ)が耳に係止される。鼻当てパット(ト)、(ト)を介してフロント部(イ)は鼻で支えられるが、長時間にわたってメガネを着用しているならば、鼻当てパット(ト)、(ト)が当っている鼻の両脇が赤く変色し、化粧が剥がれる。従って、メガネを外した際には化粧が剥がれて赤くなった鼻両脇が目立ち、特に若い女性にとっては大きな問題となる。
【0004】
近年のメガネフレームはバネ製に優れた軽い材質としてチタン材が多用され、又レンズもプラスチックレンズが用いられることで、フロント部が非常に軽くなっている。
ステンレス材を使用したメガネフレームにガラスレンズを嵌めた昔のメガネに比較すれば非常に軽い。しかし、鼻当てパットにてフロント部を支えることは必要であり、その為に鼻両脇の化粧の剥がれ落ちを避けることは出来ない。
鼻当てパットの材質を軟らかいシリコン樹脂で構成している場合もあるが、赤い変色や化粧の剥がれを完全に防止することは出来ない。
【0005】
従来、ツルの内側にパットを取付け、該パットを顔のコメカミ部分に当てることでフロント部を支えるように構成したメガネフレームが知られている。
しかし、ツルの内側に取付けたパットをコメカミ部分に押し当てても、滑り落ちる為にフロント部を完全に支持することが出来ない場合もある。パットをコメカミ部に強く押圧するならば、コメカミが痛く成ってメガネを長時間掛けることは出来ない。
一方、フロント部に鼻当てパットが無いメガネフレームでは、該フロント部が降下することで、リムの下縁又はレンズの下縁が顔の頬に接してしまい、メガネを外した場合には頬に跡が残ってしまうという問題もある。
【0006】
特開2008-20678号に係る「メガネフレーム」は、鼻の両脇に当ててフロント部を支える鼻当てパットを備えないメガネフレームであり、ツルからアームを斜め下方へ延ばし、該アーム先端にはパットを取付け、該パットが顔の頬骨に当ってフロント部を支えるようにしている。
そして、パットはその向きを変えることが出来る構造としている為に、頬骨の位置や形状に違いがあってもパットはフィットできる構造となっている。
【0007】
図7はツル(ロ)にパット(リ)を取付けた従来の具体例である。ツル(ロ)には基板(ヌ)がネジ止めされ、この基板(ヌ)にアーム(ル)が固定され、基板(ヌ)から延びるアーム(ル)の先端には上記パット(リ)を取付けている。
該パット(リ)は円盤状であり、円盤状パット(リ)は頬骨に載置されるが、コメカミ部に当たって押圧する。
アーム(ル)はバネ性の金属線であり、その為に、パット(リ)に作用する押圧力はアーム(ル)の撓み変形に基づき、該コメカミ部に痛みを感じる。
【0008】
ところで、従来のメガネフレームではツル(ロ)に取付けたパット(リ)が顔のコメカミ部に当たることで、該パット(リ)に作用する押圧力の反力によってツル(ロ)が撓み、その為に耳に係止するツル先端部のモダンが後頭部から浮き上がり、ツルの安定性が損なわれる。
すなわち、小さなパット(リ)だけでメガネフレームを支えるようになり、パット(リ)を中心として揺動し、フロント部が降下すると共にツル先端部は上昇し、メガネフレームは前屈み状態となる。その為に、リムの下縁又はレンズの下縁が頬に当たってしまい、メガネを外すと頬に跡が残ってしまう。
【0009】
また、ツル(ロ)から斜め下方へ延びるアーム(ル)の先端にパット(リ)を取付けることで、ツル(ロ)からアーム(ル)及びパット(リ)は大きく食み出してしまい、メガネフレームの外観は損なわれる。
特開2008-20678号に係る「メガネフレーム」
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
このように、フロント部に鼻当てパットを取付けたメガネフレーム、そして鼻当てパットを備えることなくツルから延びるアームの先端にパットを取付けたメガネフレームには上記のごとき問題がある。
本発明が解決しようとする課題はこの問題点であり、ツルが位置ズレすることなく、また、ツル先端部が浮上しないように安定して掛けることが出来るメガネフレーム、さらに外観が損なわれないように構成したメガネフレーム及びメガネフレームの支持部材を提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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