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公開番号2024042622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147470
出願日2022-09-15
発明の名称ズームレンズ、およびそれを有する撮像装置、撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20240321BHJP(光学)
要約【課題】小型で物体距離全域にわたり高い光学性能が得られる超広角ズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズB0は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群B1、複数のレンズ群を含み、全体として正の屈折力の後群BRを有し、広角端から望遠端へのズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力のレンズ群Fpと、少なくとも2つの正の屈折力のレンズ群と、負の屈折力のレンズ群Fnを含み、レンズ群Fpおよびレンズ群Fnが、無限遠から至近距離へのフォーカシングに際して移動し、広角端におけるズームレンズの入射瞳位置ENPw、広角端における前記ズームレンズの焦点距離fwは、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、複数のレンズ群を含み、全体として正の屈折力の後群を有し、広角端から望遠端へのズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力のレンズ群Fpと、少なくとも2つの正の屈折力のレンズ群と、負の屈折力のレンズ群Fnを含み、
前記レンズ群Fpおよび前記レンズ群Fnが、無限遠から至近距離へのフォーカシングに際して移動し、
広角端における前記ズームレンズの入射瞳位置をENPw、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
1.0<ENPw/fw<3.0
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
無限遠から至近距離へのフォーカシングに際して、前記レンズ群Fpは像側へ移動し、
広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記レンズ群Fpと前記レンズ群Fpの像側に隣接して配置されたレンズ群との間隔は狭まることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
無限遠から至近距離へのフォーカシングに際して、前記レンズ群Fnは物体側へ移動し、
広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記レンズ群Fnと前記レンズ群Fnの像側に隣接して配置されたレンズ群との間隔は広がることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記レンズ群Fnの物体側に隣接して配置された正の屈折力のレンズ群の光軸上の厚さをDp、広角端における前記ズームレンズの最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLwとするとき、
0.05<Dp/Lw<0.40
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
広角端における前記ズームレンズの射出瞳位置から像面までの光軸上の距離をPOw、広角端における前記ズームレンズのバックフォーカスの空気換算長をBFwとするとき、
2.0<Pow/BFw<6.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記レンズ群Fpの焦点距離をfFpとするとき、
3.0<fFp/fw<8.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記レンズ群Fnの焦点距離をfFnとするとき、
-10<fFn/fw<-1
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記レンズ群Fpの像側に隣接して配置された正の屈折力のレンズ群の焦点距離をfBaとするとき、
4.0<fBa/fw<100.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記第1レンズ群の光軸上の厚さをD1とするとき、
1.0<D1/fw<5.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記第1レンズ群は、3または4枚の負レンズと、1枚の正レンズを含むことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズに関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
撮像用光学系として、広角端での半画角が50度を超える撮像レンズは、超広角レンズと呼ばれ、そのうちF値が2.8以下の明るいレンズは、広い画角と短いシャッタースピードを生かした星空や暗所の撮影に好適である。このような超広角レンズは、無限被写体から近距離にわたって球面収差やサジタルフレアを抑えた高い解像性能が求められる。特にズームレンズにおいては、広角端から望遠端まで収差変動を抑えつつ小型化することが難しいという課題があった。
【0003】
超広角のズームレンズとして、特許文献1は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群からなるズームレンズを開示している。特許文献1のズームレンズでは、無限被写体から近距離までの解像性能の向上のため、フォーカシングに際して第2レンズ群と第3レンズ群が像側へ移動する。
【0004】
また、特許文献2には、特許文献1のズームレンズに対し大口径化したズームレンズが開示されている。特許文献2のズームレンズは、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、負の屈折力の第5レンズ群からなる。特許文献2のズームレンズでは、無限被写体から近距離までの解像性能の向上のため、フォーカシングに際して第2レンズ群の一部と第5レンズ群の一部が移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-75741号公報
国際公開2021/039695号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のズームレンズでは、F値が大きく、大口径化に伴うズーミング時の収差変動を十分低減できない。特許文献2のズームレンズは、特許文献1のズームレンズに対して多群化することで、ズーミング時の収差変動を低減しているが、さらなる広角化と小型化が求められている。
【0007】
本発明は、小型で物体距離全域にわたり高い光学性能が得られる超広角ズームレンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、複数のレンズ群を含み、全体として正の屈折力の後群を有し、広角端から望遠端へのズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力のレンズ群Fpと、少なくとも2つの正の屈折力のレンズ群と、負の屈折力のレンズ群Fnを含み、前記レンズ群Fpおよび前記レンズ群Fnが、無限遠から至近距離へのフォーカシングに際して移動し、広角端における前記ズームレンズの入射瞳位置をENPw、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
1.0<ENPw/fw<3.0
なる条件式を満足することを特徴とする。
【0009】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、小型で物体距離全域にわたり高い光学性能が得られる超広角ズームレンズを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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