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公開番号2024042593
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022147407
出願日2022-09-15
発明の名称反射光型測定装置
出願人株式会社小野測器
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01B 11/08 20060101AFI20240321BHJP(測定;試験)
要約【課題】小型で携行性に優れた反射光型測定装置を提供する。
【解決手段】反射光型測定装置は、把持部である本体1と、本体1の一方の端部側に先端が広がって設けられた一対の投光部2と、一対の投光部2の根本部の間に設けられた受光部7と、一対の投光部2の対向面から光を照射する光源と、一対の投光部2の光源から照射されて被検物に反射した反射光のうち、受光部7の光軸と平行な光を抽出する光学系と、光学系から抽出された平行な光を入力するCCD18と、CCD18の出力信号に基づいて被検物Wの外縁の位置を演算する演算部とを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
把持部である本体と、
前記本体の一方の端部側に先端が広がって設けられた一対の投光部と、
前記本体の一対の前記投光部側の端部であって、一対の前記投光部の根本部の間に設けられた受光部と、
一対の前記投光部にそれぞれ設けられ、一対の前記投光部の対向面から光を照射する光源と、
前記受光部に設けられ、一対の前記投光部の前記光源から照射されて被検物に反射した反射光のうち、前記受光部の光軸と平行な光を抽出する光学系と、
前記光学系から抽出された平行な光を入力するCCDと、
前記CCDの出力信号に基づいて、前記被検物の外縁の位置を演算する演算部と、
を備えることを特徴とする反射光型測定装置。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記光学系は、前記受光部に入射された前記反射光を集光する集光レンズと、前記集光レンズの焦点部分に設けられたピンホール板と、前記ピンホール板のピンホールを通過した光を前記受光部の光軸と平行な光に屈曲させる拡散レンズとから構成される請求項1に記載の反射光型測定装置。
【請求項3】
前記投光部は、細幅の光を照射するスリットを備え、前記受光部は前記被検物からの前記反射光の一部を入射するスリットを備える請求項2に記載の反射光型測定装置。
【請求項4】
前記投光部は、前記光源からの光を均等化するコリメータレンズを備える請求項3に記載の反射光型測定装置。
【請求項5】
前記受光部は、入射した前記反射光中の特定の波長の光を除去するバンドパスフィルタを備える記載の請求項2から請求項4のいずれかに記載の反射光型測定装置。
【請求項6】
前記本体は、測定結果を表示する表示部を備える請求項1に記載の反射光型測定装置。
【請求項7】
前記本体は、外部/機器との接続用コネクタ及び/又は送受信部を備える請求項1に記載の反射光型測定装置。
【請求項8】
一対の前記投光部の先端開口部分を塞ぐ遮蔽板を備える請求項1、請求項2、請求項4、請求項6、請求項7のいずれかに記載の反射光型測定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の外径寸法などを測定するために使用される反射光型測定装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載されるように、物体に光源からの光を照射し、その透過光又は反射光の光量分布を測定することにより、物体の外径寸法、物体間の間隔、物体の位置、物体の形状等を測定する光学測定装置が知られている。
【0003】
この種の光学測定装置は、投光部と受光部の間に被検物を配置させ、被検物にレーザ光を照射して、レーザ光が遮られた影の部分を検出し、被検物の外形寸法等を測定する。この場合、レーザ光として半導体レーザ(多くは、赤もしくは緑色のレーザ光線)を使用するため、装置が小型であり、非接触のため被測定物に影響を与えることなく高精度で測定できるという特徴がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-277211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このような従来技術は、投光部と受光部を対向して設け、その間に被検物を配置していたため、被検物の外形を測定するためには、被検物全体にレーザ光を照射する必要があった。その結果、投光部と受光部の間隔寸法として被検物よりも大きなものが必要となり、装置全体が大型化する欠点があった。
【0006】
また、この従来技術は、投光部、受光部及びコントローラが別々の筐体に収納されていることからも、装置の小型化が困難であった。特に、最近では、この種の測定装置を工場や建築現場などで使用するために、容易に持ち運びができ、測定時も片手で簡単に操作が可能な測定装置が要望されていた。
【0007】
本発明は前記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであって、その目的は、小型で携行性に優れた反射光型測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の反射光型測定装置は、次のような構成を有することを特徴とする。
(1)把持部である本体。
(2)本体の一方の端部側に先端が広がって設けられた一対の投光部。
(3)本体の一対の投光部側の端部であって、一対の投光部の根本部の間に設けられた受光部。
(4)一対の投光部にそれぞれ設けられ、一対の投光部の対向面から光を照射する光源。
(5)受光部に設けられ、一対の投光部の光源から照射されて被検物に反射した反射光のうち、受光部の光軸と平行な光を抽出する光学系。
(6)光学系から抽出された平行な光を入力するCCD。
(7)CCDの出力信号に基づいて、被検物の外縁の位置を演算する演算部。
【0009】
本発明において、下記のような構成を採用することも可能である。
(1)光学系は、受光部に入射された反射光を集光する集光レンズと、集光レンズの焦点部分に設けられたピンホール板と、ピンホール板のピンホールを通過した光を受光部の光軸と平行な光に屈曲させる拡散レンズとから構成される。
(2)投光部は、細幅の光を照射するスリットを備え、受光部は被検物からの反射光の一部を入射するスリットを備える。
(3)投光部は、光源からの光を均等化するコリメータレンズを備える。
(4)受光部は、入射した反射光中の特定の波長の光を除去するバンドパスフィルタを備える。
(5)本体は、測定結果を表示する表示部を備える。
(6)本体は、外部/機器との接続用コネクタ及び/又は送受信部を備える。
(7)一対の投光部の先端開口部分を塞ぐ遮蔽板を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、Y字形状に配置された投光部によって被検物に対して斜め方向から光を照射し、その反射光を投光部に対して斜め方向に配置された受光部を用いて被検物を測定するようにしたことから、投光部と受光部、及び両者の間に必要とされる被検物の配置スペースを縮小化することが可能となる。その結果、装置全体の小型化が可能となり、投光部、受光部及び計測用の機器や表示装置を一体化することにより、可搬性に優れたハンディタイプの測定装置を提供することができる。更に、装置全体を一体化して、ハンディタイプで行うため、被検物がその設置場所から安易に取り外しできないものや、従来の測定装置では設置スペースが取れないものであっても、容易に測定が行える。さらに、同一の測定装置で、被検物の外径・外形(幅)に限らず、穴径なども非接触で測定が可能であり、汎用性が高い。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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