TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024041520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146386
出願日2022-09-14
発明の名称流体循環ポンプおよび流体移送装置
出願人NTN株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F04D 13/02 20060101AFI20240319BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】容器の外側の領域の結露および霜の付着を抑制する流体循環ポンプ、およびそれを備える流体移送装置を提供する。
【解決手段】筐体は、第1筐体部6と、第2筐体部7とを含む。第2筐体部7の外側に、送風機17と、ダクト18とが配置される。送風機17は、モータ10に付属されモータ10と共用されるものである。ダクト18は、第2筐体部7のうちモータ10を囲む第1領域と、第2筐体部7のうち第1筐体部6に隣接する第2領域とを繋ぐように配置される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
インペラと、
前記インペラに接続された回転軸と、
前記回転軸を回転駆動するための駆動部と、
前記回転軸および前記インペラを内部に保持する筐体と、
前記回転軸を前記筐体に対して回転可能に支持する軸受とを備え、
前記筐体は、前記インペラおよび前記回転軸を収納する第1筐体部と、前記駆動部および前記軸受を収納する第2筐体部とを含み、
前記第2筐体部の外側に、送風機と、ダクトとが配置され、
前記送風機は、前記駆動部に付属され前記駆動部と共用されるものであり、
前記ダクトは、前記第2筐体部のうち前記駆動部を囲む第1領域と、前記第2筐体部のうち前記第1筐体部に隣接する第2領域とを繋ぐように配置される、流体循環ポンプ。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記送風機は、第1送風機と、第2送風機とを有し、
前記第1送風機と前記第2送風機とが前記第2筐体部の前記第1領域にて前記第2筐体部を挟むように対向して配置され、
前記第1送風機および前記第2送風機は、外部から取り込んだ気体を前記第1領域に対して吹き付け前記ダクト内を介して前記第2領域へ誘導する、請求項1に記載の流体循環ポンプ。
【請求項3】
前記送風機は、第1送風機と、第2送風機とを有し、
前記第1送風機と前記第2送風機とが前記第2筐体部の前記第1領域にて前記第2筐体部を挟むように対向して配置され、
前記第1送風機および前記第2送風機は、前記第2領域から前記ダクト内を介して前記第1領域に達した気体を外部に放出する、請求項1に記載の流体循環ポンプ。
【請求項4】
前記第1送風機および前記第2送風機のうち少なくとも一方と、前記第2領域とを繋ぐように、他のダクトがさらに配置される、請求項3に記載の流体循環ポンプ。
【請求項5】
前記インペラの回転により移送される流体は低温液化ガスである、請求項1または2に記載の流体循環ポンプ。
【請求項6】
低温流体を収容する容器と、
前記インペラが前記容器の内部に配置されるように、前記容器に設置された請求項1または2に記載の流体循環ポンプと、
前記容器と接続されており、前記流体循環ポンプにより運動エネルギーが付与された前記低温流体を流通させるための断熱配管とを備える、流体移送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、流体循環ポンプおよび流体移送装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
低温液化ガスなどの流体を送るためのポンプは、容器の内部に配置されるポンプ部と、容器の外部に配置される回転機構部とを含んでいる。このうちポンプ部はインペラと、インペラに接続された回転軸と、インペラおよび回転軸を保持する筐体とを有している。ポンプ部の当該筐体の一部はポンプケーシングと呼ばれ、流体を吸入および吐出する。以上のような構成を有する低温液化ガスポンプが、たとえば特開2013-057250号公報(特許文献1)および特開2021-001575号公報(特許文献2)に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-057250号公報
特開2021-001575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開2013-057250号公報および特開2021-001575号公報に開示される低温液化ガスポンプ(流体循環ポンプ)では、ポンプ部は低温流体に冷やされる。これによりポンプケーシング等の部材の温度も、流体の温度付近まで低下する。そのため、回転機構部の下方部すなわちポンプ部に近い側の領域も温度が低下する。これに伴い回転機構部の下方部は空気中の水分による結露が発生したり、場合によっては霜に覆われたりする。回転機構部の形状によっては、結露したり霜に覆われたりする場所からコネクタ等の部品により電気的配線の接続を行なっている場合もある。このため、それらの部品が浸潤したり、部品を構成する部材が錆びたりする可能性がある。
【0005】
本開示は上記の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、容器の外側の領域の結露および霜の付着を抑制する流体循環ポンプ、およびそれを備える流体移送装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従った流体循環ポンプは、インペラと、回転軸と、駆動部と、筐体と、軸受とを備える。回転軸はインペラに接続される。駆動部は回転軸を回転駆動するためのものである。筐体は回転軸およびインペラを内部に保持する。軸受は回転軸を筐体に対して回転可能に支持する。筐体は、インペラおよび回転軸を収納する第1筐体部と、駆動部および軸受を収納する第2筐体部とを含む。第2筐体部の外側に、送風機と、ダクトとが配置される。送風機は、駆動部に付属され駆動部と共用されるものである。ダクトは、第2筐体部のうち駆動部を囲む第1領域と、第2筐体部のうち第1筐体部に隣接する第2領域とを繋ぐように配置される。
【0007】
本開示に従った流体移送装置は、容器と、上記の流体循環ポンプと、断熱配管とを備える。容器は低温流体を収容する。上記の流体循環ポンプはインペラが容器の内部に配置されるように、容器に設置される。断熱配管は容器と接続されており、上記の流体循環ポンプにより運動エネルギーが付与された低温流体を流通させるためのものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、容器の外側の領域の結露および霜の付着を抑制する流体循環ポンプ、およびそれを備える流体移送装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係る流体移送装置の例として、低温流体移送装置の構成を示す模式図である。
実施の形態1に係る流体移送装置に用いられる低温液化ガス用ポンプの構成のうち、ダクトを除く部分を示す概略断面図である。
実施の形態1に係る流体移送装置に用いられる低温液化ガス用ポンプの全体の構成を示す第1例の概略断面図である。
実施の形態1に係る流体移送装置に用いられる低温液化ガス用ポンプの全体の構成を示す第2例の概略断面図である。
実施の形態1に係る流体移送装置に用いられる低温液化ガス用ポンプの全体の構成を示す第3例の概略断面図である。
実施の形態1の第1例に係る低温液化ガス用ポンプに結露が生じた状態を示す概略断面図である。
実施の形態1に係る流体移送装置の概略断面図である。
実施の形態2に係る流体移送装置に用いられる低温液化ガス用ポンプの全体の構成を示す模式図である。
実施の形態3に係る流体移送装置に用いられる低温液化ガス用ポンプの全体の構成を示す模式図である。
実施の形態4に係る流体移送装置に用いられる低温液化ガス用ポンプの全体の構成を示す模式図である。
実施の形態5に係る流体移送装置に用いられる低温液化ガス用ポンプの全体の構成を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて本実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
最初に、本実施の形態の流体循環ポンプの特徴について簡単に説明する。図3を参照して、本実施の形態に係る低温液化ガス用ポンプ100は、インペラ8と、主軸9と、モータ10と、第1筐体部6と、第2筐体部7と、ラジアル磁気軸受11と、スラスト磁気軸受12とを備える。第2筐体部7の外側に、送風機17と、ダクト18とが配置される。送風機17は、モータ10に付属されモータ10と供用されるものである。ダクト18は、送風機17に隣接する(送風機17に近い位置の)たとえば放熱フィン16が配置される領域と、第2筐体部7のうち第1筐体部6に隣接する(第1筐体部6に近い位置の)下方部とを繋ぐように配置される。以下、これについて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

NTN株式会社
圧粉磁心
4日前
NTN株式会社
転がり軸受
12日前
NTN株式会社
動力伝達装置
6日前
NTN株式会社
フォイル軸受
13日前
NTN株式会社
絶縁転がり軸受
6日前
NTN株式会社
絶縁転がり軸受
20日前
NTN株式会社
細胞組織の製造方法
21日前
NTN株式会社
ボールねじ装置および直動機構
11日前
NTN株式会社
ボールねじ装置および直動機構
11日前
NTN株式会社
機械部品、転がり軸受及びボールねじ
13日前
NTN株式会社
動圧軸受及びこれを備えた流体動圧軸受装置
13日前
NTN株式会社
軸受装置及びその軸受装置を備えたスピンドル装置
6日前
NTN株式会社
軸受装置
17日前
NTN株式会社
機械部品及び転がり軸受
26日前
NTN株式会社
ディスクバルブの製造方法
6日前
株式会社桑和
送風手段
1か月前
ニデック株式会社
ポンプ
1か月前
トヨタ自動車株式会社
圧縮機
26日前
サンデン株式会社
電動圧縮機
26日前
サンデン株式会社
電動圧縮機
1か月前
トヨタ自動車株式会社
圧縮機
1か月前
株式会社石垣
水中ポンプの冷却ファン
1か月前
エドワーズ株式会社
真空ポンプ
11日前
合同会社小林知財研鑽処
造波装置
11日前
シャープ株式会社
送風装置
2か月前
大研医器株式会社
弁構成部材
18日前
サンデン株式会社
スクロール圧縮機
1か月前
サンデン株式会社
スクロール圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
流体機械
21日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
27日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
27日前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社ナカキン
横型押込み装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
株式会社豊田自動織機
遠心圧縮機
1か月前
続きを見る