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公開番号2024041248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022145948
出願日2022-09-14
発明の名称部品装着システム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H05K 13/04 20060101AFI20240319BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】ノズルの押圧荷重の計測精度の良否を迅速かつ簡便に判定できる部品装着システムを提供することを目的とする。
【解決手段】テープフィーダから供給される部品をピックアップし、その部品を押圧しながら基板に装着するノズルと、被押圧部23Mがノズルにより押圧されることでノズルの押圧荷重を計測する荷重計測部18を備えた部品装着装置2が、荷重計測部18に着脱自在に取り付けられて被押圧部23Mに値が既知の押圧荷重を与える押圧治具19を備える。押圧治具19により被押圧部23Mに押圧荷重が与えられている状態で荷重計測部18により計測される荷重の値と押圧治具19により与えられる荷重の値とを比較することで、荷重計測部18による押圧荷重の計測精度の良否を判定することができる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
部品供給部から供給される部品をピックアップし、その部品を押圧しながら基板に装着するノズルと、
被押圧部が前記ノズルにより押圧されることで前記ノズルの押圧荷重を計測する荷重計測部と、
前記荷重計測部に着脱自在に取り付けられ、前記被押圧部に値が既知の押圧荷重を与える押圧治具と、
を備えた部品装着システム。
続きを表示（約 680 文字）【請求項２】
前記押圧治具により前記被押圧部に押圧荷重が与えられている状態で前記荷重計測部により計測される荷重の値と前記押圧治具により与えられる既知の荷重の値とを比較することで前記荷重計測部による押圧荷重の計測精度の良否を判定する判定手段を備えた、請求項１に記載の部品装着システム。
【請求項３】
前記押圧治具は、前記被押圧部に載置される支持体と、前記支持体に支持される分銅と、から成る請求項１または２に記載の部品装着システム。
【請求項４】
前記支持体は下面から下方に突出した突出部を前記被押圧部に当接させることで前記被押圧部に載置されるようになっており、前記荷重計測部は、前記被押圧部の上方に位置して前記被押圧部の上方を覆うとともに、前記支持体が前記突出部を前記被押圧部に当接させる際に前記突出部が上方から貫通される孔部を有するカバー部材を備えた、請求項３に記載の部品装着システム。
【請求項５】
前記支持体は、前記分銅の下部を遊嵌状に収容して支持する凹部を有し、前記被押圧部に載置された前記支持体の前記凹部に前記分銅が設置されると、その分銅の重心が前記被押圧部の直上に位置するようになっている、請求項３に記載の部品装着システム。
【請求項６】
前記支持体は、質量と外径が異なる複数種の前記分銅それぞれの下部を遊嵌状に収容して支持する複数の凹部を有し、前記複数の凹部は平面視において同心に配置され、かつ、内径が小さいものほど下方に配置されている、前記請求項３に記載の部品装着システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、部品供給部から供給される部品をノズルによりピックアップして基板に装着する部品装着システムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、部品供給部から供給される部品をノズルによりピックアップして基板に装着する部品装着システムが知られている。部品装着システムは部品を基板に装着する際、ノズルで部品を基板に押圧する。この押圧荷重は部品の種類等に応じて適切な値が定められており、正確に管理される必要がある。このため部品装着システムはロードセル等から成る荷重計測部を備えており、生産前や生産途中において、荷重計測部の被押圧部をノズルで押圧してその押圧荷重を計測することで、ノズルの押圧荷重が適正な値を維持しているかどうかを調べることができるようになっている（例えば、下記の特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００６－３１３８３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、部品装着システムがそのような荷重計測部を備えていても、その荷重計測部の計測精度が良好でなければノズルの押圧荷重を正確に計測することはできない。このためメンテナンス時等において、荷重計測部を部品装着システムから取り外して荷重計測部の計測精度の良否の判定と必要な校正とを行うことが必要となるが、荷重計測部を部品装着システムから取り外す作業には時間が掛かるため、その分生産性が低下するおそれがあるという問題点があった。
【０００５】
そこで本発明は、ノズルの押圧荷重の計測精度の良否を迅速かつ簡便に判定できる部品装着システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の部品装着システムは、部品供給部から供給される部品をピックアップし、その部品を押圧しながら基板に装着するノズルと、被押圧部が前記ノズルにより押圧されることで前記ノズルの押圧荷重を計測する荷重計測部と、前記荷重計測部に着脱自在に取り付けられ、前記被押圧部に値が既知の押圧荷重を与える押圧治具と、を備えた。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、ノズルの押圧荷重の計測精度の良否を迅速かつ簡便に判定できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の一実施の形態における部品装着システムの概略構成図
本発明の一実施の形態における部品装着システムが備える部品装着装置の要部側面図
本発明の一実施の形態における部品装着装置の要部平面図
本発明の一実施の形態における部品装着装置が備える荷重検出部の斜視図
本発明の一実施の形態における部品装着装置が備える荷重計測部の一部の一部断面側面図
（ａ）（ｂ）本発明の一実施の形態における部品装着装置が備える荷重計測部とこれに取り付けられる押圧治具の斜視図
本発明の一実施の形態における部品装着装置が備える荷重計測部に取り付けられる支持体の（ａ）斜視図（ｂ）側断面図
（ａ）（ｂ）本発明の一実施の形態における部品装着装置が備える荷重計測部の一部と荷重計測部に取り付けられる支持体の側断面図
本発明の一実施の形態における部品装着装置が備える荷重計測部とこれに設置可能な３種の分銅を示す斜視図
（ａ）（ｂ）本発明の一実施の形態における部品装着装置が備える支持体とこれに支持される第１分銅の一部断面側面図
（ａ）（ｂ）本発明の一実施の形態における部品装着装置が備える支持体とこれに支持される第２分銅の一部断面側面図
（ａ）（ｂ）本発明の一実施の形態における部品装着装置が備える支持体とこれに支持される第３分銅の一部断面側面図
本発明の一実施の形態における部品装着システムの制御系統を示すブロック図
本発明の一実施の形態における部品装着システムが実行する押圧荷重の計測精度の良否判定の手順を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図１は本発明の一実施の形態における部品装着システム１を示している。部品装着システム１は複数の部品装着装置２のほか、管理装置３を含んでいる。各部品装着装置２は、上流側の装置（部品装着装置２あるいは他の装置）から送られてきた基板ＫＢを受け取って部品ＢＨを装着し、下流側の装置（部品装着装置２あるいは他の装置）に搬出する部品装着作業を行う装置であり、管理装置３は複数の部品装着装置２を統合管理する装置である。
【００１０】
図２および図３において、部品装着装置２は、基台１１、搬送コンベア１２、台車１３、テープフィーダ１４、装着ヘッド１５、ヘッド移動機構１６、部品カメラ１７および荷重計測部を備えている。部品装着装置２は押圧治具１９も備えているが、メンテナンス時でない通常時には部品装着装置２から取り外されているので、図２および図３には示されていない。
（【００１１】以降は省略されています）

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