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公開番号2024041107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022145747
出願日2022-09-14
発明の名称リアルタイム処理支援装置、リアルタイム処理支援方法およびリアルタイム処理支援プログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人クロスボーダー特許事務所
主分類H04L 47/2416 20220101AFI20240319BHJP(電気通信技術)
要約【課題】リアルタイム性の低下が抑制されるように通信制御を行う。
【解決手段】知識ベース191は、トラフィックが増大する直前に出現した通信パターンである1つ以上の先行パターンを順位付けして示す。パターン検知部131は、通信制御を示す制御情報にしたがって通信され保存されている通信データ201を参照して、知識ベース191に示される上位の先行パターンである頻出パターンの新たな出現を検知する。通信制御部132は、前記頻出パターンの前記新たな出現が検知されたときに、前記頻出パターンに対応する通信が優先されるように前記通信制御を決定して前記制御情報を出力する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
トラフィックが増大する直前に出現した通信パターンである1つ以上の先行パターンを順位付けして示す知識ベースを使用するリアルタイム処理支援装置であり、
通信制御を示す制御情報にしたがって通信され保存されている通信データを参照して、前記知識ベースに示される上位の先行パターンである頻出パターンの新たな出現を検知するパターン検知部と、
前記頻出パターンの前記新たな出現が検知されたときに、前記頻出パターンに対応する通信が優先されるように前記通信制御を決定して前記制御情報を出力する通信制御部と、
を備えるリアルタイム処理支援装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記頻出パターンの前記新たな出現が検知されたときに、通信状況を監視して生成され保存されている通信状況データのうち前記頻出パターンの過去の出現時刻の直後の前記通信状況データに基づいて通信状況を予測して予測結果を出力するトラフィック予測部と、
前記頻出パターンの前記新たな出現の直後に保存された通信状況データに基づいて前記予測結果を評価して評価結果を出力する予測評価部と、
検知された頻出パターンの順位を前記評価結果に基づいて変更することによって前記知識ベースを更新する知識ベース管理部と、
を備える
請求項1に記載のリアルタイム処理支援装置。
【請求項3】
前記予測評価部は、前記予測結果に対するユーザの評価を示すフィードバック結果を取得して前記フィードバック結果を出力し、
前記知識ベース管理部は、前記検知された頻出パターンの順位を前記評価結果と前記フィードバック結果に基づいて変更する
請求項2に記載のリアルタイム処理支援装置。
【請求項4】
前記頻出パターンの前記新たな出現が検知されたときに、通信状況を監視して生成され保存されている通信状況データのうち前記頻出パターンの過去の出現時刻の直後の前記通信状況データに基づいて通信状況を予測して予測結果を出力するトラフィック予測部と、
前記予測結果に対するユーザの評価に相当するフィードバック結果を取得して前記フィードバック結果を出力する予測評価部と、
検知された頻出パターンの順位を前記フィードバック結果に基づいて変更することによって前記知識ベースを更新する知識ベース管理部と、
を備える
請求項1に記載のリアルタイム処理支援装置。
【請求項5】
通信された前記通信データと出力された前記予測結果をディスプレイに表示する情報表示部を備える
請求項3または請求項4に記載のリアルタイム処理支援装置。
【請求項6】
前記知識ベース管理部は、保存されている通信データと保存されている通信状況データを用いて頻出パターンマイニングを実行することによって、出現回数の多い順に順位付けされた前記1つ以上の前記先行パターンを示す前記知識ベースを生成する
請求項2または請求項4に記載のリアルタイム処理支援装置。
【請求項7】
前記通信データは、リアルタイム性が求められる訓練のために通信される訓練データである
請求項1に記載のリアルタイム処理支援装置。
【請求項8】
トラフィックが増大する直前に出現した通信パターンである1つ以上の先行パターンを順位付けして示す知識ベースを使用するリアルタイム処理支援方法であり、
通信制御を示す制御情報にしたがって通信され保存されている通信データを参照して、前記知識ベースに示される上位の先行パターンである頻出パターンの新たな出現を検知し、
前記頻出パターンの前記新たな出現が検知されたときに、前記頻出パターンに対応する通信が優先されるように前記通信制御を決定して前記制御情報を出力する
リアルタイム処理支援方法。
【請求項9】
トラフィックが増大する直前に出現した通信パターンである1つ以上の先行パターンを順位付けして示す知識ベースを使用するリアルタイム処理支援プログラムであり、
通信制御を示す制御情報にしたがって通信され保存されている通信データを参照して、前記知識ベースに示される上位の先行パターンである頻出パターンの新たな出現を検知するパターン検知部と、
前記頻出パターンの前記新たな出現が検知されたときに、前記頻出パターンに対応する通信が優先されるように前記通信制御を決定して前記制御情報を出力する通信制御部として
コンピュータを機能させるためのリアルタイム処理支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、リアルタイム性の低下が抑制されるように通信制御を行うための技術に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
分散同期型の訓練システムでは、ネットワークを用いた各種訓練のためにシミュレータと訓練装置が互いに接続される。
分散同期型の訓練システムの構築において、訓練装置の接続のために、Reliable通信ではなく、Best-effort通信が適用される。Best-effort通信の適用により、リアルタイム性が担保される。
Reliable通信は、信頼性がある通信方式であり、TCP/IP通信に準ずる。
Best-effort通信は、応答性が高い効率的な通信方式であり、UDP/IPマルチキャスト通信に準ずる。
TCPは、Transmition Control Protocolの略称である。
IPは、Internet Protocolの略称である。
UDPは、User Datagram Protocolの略称である。
【0003】
特許文献1は、通信のリアルタイム性を確保するための技術を開示している。具体的には、リアルタイム通信データが専用スロットで送信されベストエフォート通信データが非専用スロットで送信されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2020/230620号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
Best-effort通信では、プロトコル自体に信頼性の保証が無い。そのため、アプリケーションにおいて信頼性を担保する必要がある。
具体的には、大サイズの通信パケットが複数のフレームに分割されて通信された場合、フレームの到達の確認および未到達のフレームの再送はプロトコルによって行われない。そのため、分割されたフレームが1つでも欠けると、アプリケーションが到達したフレームを破棄して通信パケットの再送を要求する。但し、リアルタイム性が低下してしまう。
【0006】
本開示は、リアルタイム性の低下が抑制されるように通信制御できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のリアルタイム処理支援装置は、トラフィックが増大する直前に出現した通信パターンである1つ以上の先行パターンを順位付けして示す知識ベースを使用する。
前記リアルタイム処理支援装置は、
通信制御を示す制御情報にしたがって通信され保存されている通信データを参照して、前記知識ベースに示される上位の先行パターンである頻出パターンの新たな出現を検知するパターン検知部と、
前記頻出パターンの前記新たな出現が検知されたときに、前記頻出パターンに対応する通信が優先されるように前記通信制御を決定して前記制御情報を出力する通信制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、リアルタイム性の低下が抑制されるように通信制御を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1におけるリアルタイム処理システム200の構成図。
実施の形態1におけるリアルタイム処理支援装置100の構成図。
実施の形態1におけるリアルタイム処理システム200の関係図。
実施の形態1における通信支援部130の関係図。
実施の形態1におけるリアルタイム通信方法のフローチャート。
実施の形態1における通信支援処理(S120)のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態および図面において、同じ要素または対応する要素には同じ符号を付している。説明した要素と同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
(【0011】以降は省略されています)

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