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公開番号2024040720
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022145245
出願日2022-09-13
発明の名称状態測定装置及び状態測定方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類G01B 11/16 20060101AFI20240318BHJP(測定;試験)
要約【課題】光ファイバケーブルによる被測定対象物の状態測定の測定精度を向上させる。
【解決手段】状態測定装置100は、ボーリング孔2内に折り返して埋設された光ファイバケーブル50と、光ファイバケーブル50の折返部50aを覆うカバー部材60と、を備え、光ファイバケーブル50は、往路に埋設される第1光ファイバケーブル51と、復路に埋設されカバー部材60内において第1光ファイバケーブル51に接続される第2光ファイバケーブル52と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光ファイバケーブルにより被測定対象物の状態を測定する状態測定装置であって、
前記被測定対象物内を往復するように前記被測定対象物内に折り返して埋設された前記光ファイバケーブルと、
前記光ファイバケーブルの折返部を覆うカバー部材と、を備え、
前記光ファイバケーブルは、往路に埋設される第1光ファイバケーブルと、復路に埋設され前記カバー部材内において前記第1光ファイバケーブルに接続される第2光ファイバケーブルと、を有する、
状態測定装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1光ファイバケーブル及び前記第2光ファイバケーブルは、コアと、前記コアの外周を取り囲むクラッドと、前記クラッドの外周を取り囲む被覆と、をそれぞれ有し、
前記第1光ファイバケーブルの前記被覆に対する前記クラッドの追従性は、前記第2光ファイバケーブルの前記被覆に対する前記クラッドの追従性よりも高い、
請求項1に記載の状態測定装置。
【請求項3】
前記カバー部材は、前記光ファイバケーブルの前記折返部を所定の曲率で保持可能な曲率保持部を有する、
請求項1に記載の状態測定装置。
【請求項4】
前記第1光ファイバケーブル及び前記第2光ファイバケーブルは、コアと、前記コアの外周を取り囲むクラッドと、前記クラッドの外周を取り囲む被覆と、をそれぞれ有し、
前記曲率保持部には、前記第1光ファイバケーブルと前記第2光ファイバケーブルとを接続するために前記被覆が除去された前記第1光ファイバケーブル及び前記第2光ファイバケーブルの何れかが保持される、
請求項3に記載の状態測定装置。
【請求項5】
前記第1光ファイバケーブルと前記第2光ファイバケーブルとは、前記第1光ファイバケーブル及び前記第2光ファイバケーブルよりも許容曲げ半径が小さい第3光ファイバケーブルを介して接続され、
前記曲率保持部には、前記第3光ファイバケーブルが保持される、
請求項3に記載の状態測定装置。
【請求項6】
前記光ファイバケーブルは、前記被測定対象物に設けられた挿入孔内に挿入され、
前記光ファイバケーブルと前記挿入孔との間隙には、充填材が充填される、
請求項1から5の何れか1つに記載の状態測定装置。
【請求項7】
前記第1光ファイバケーブル及び前記第2光ファイバケーブルは、コアと、前記コアの外周を取り囲むクラッドと、前記クラッドの外周を取り囲む被覆と、をそれぞれ有し、
前記充填材に対する前記第1光ファイバケーブルの前記クラッドの追従性は、前記充填材に対する前記第2光ファイバケーブルの前記クラッドの追従性よりも高い、
請求項6に記載の状態測定装置。
【請求項8】
請求項1から5の何れか1つに記載の状態測定装置によって前記被測定対象物の状態を測定する状態測定方法であって、
前記光ファイバケーブルに光を入射する工程と、
前記光ファイバケーブルのうち、前記第1光ファイバケーブルから戻る散乱光に基づいて前記被測定対象物の歪みを計測する工程と、
前記光ファイバケーブルのうち、前記第2光ファイバケーブルから戻る散乱光に基づいて前記被測定対象物の温度を計測する工程と
計測された前記歪みを計測された前記温度を用いて補正する工程と、を含む、
状態測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、状態測定装置及び状態測定方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、地盤内に埋設された光ファイバケーブルを用いて地盤の状態を測定する状態測定装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-156215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された状態測定装置では、地盤内に埋設された光ファイバケーブルとして、歪み計測用の光ファイバケーブルが設けられるとともに、歪み計測用の光ファイバケーブルにおいて計測された計測値を補正するために温度補償用の光ファイバケーブルが設けられている。これらの光ファイバケーブルは、散乱光計測装置に別々に接続されていることから、それぞれ異なるタイミングで計測が行われることになる。このように計測が行われるタイミングが異なると、例えば、歪み計測用の光ファイバケーブルによる計測が行われてから温度補償用の光ファイバケーブルによる計測が完了するまでの間に温度が変化した場合には、歪み計測用の光ファイバケーブルによる計測が行われたときの温度とは異なる温度で歪み量が補正されることになる。このため、歪み量の測定精度が低下するおそれがある。
【0005】
本発明は、光ファイバケーブルによる被測定対象物の状態測定の測定精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、光ファイバケーブルにより被測定対象物の状態を測定する状態測定装置であって、被測定対象物内を往復するように被測定対象物内に折り返して埋設された光ファイバケーブルと、光ファイバケーブルの折返部を覆うカバー部材と、を備え、光ファイバケーブルは、往路に埋設される第1光ファイバケーブルと、復路に埋設されカバー部材内において第1光ファイバケーブルに接続される第2光ファイバケーブルと、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、光ファイバケーブルによる被測定対象物の状態測定の測定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る状態測定装置を示す図である。
第1光ファイバケーブルの構成を説明するための断面図である。
第2光ファイバケーブルの構成を説明するための断面図である。
本発明の実施形態に係る状態測定装置のカバー部材を示す図である。
本発明の実施形態に係る状態測定装置のカバー部材の変形例を示す図である。
本発明の実施形態に係る状態測定装置の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る状態測定装置について説明する。
【0010】
まず、図1から図4を参照して、本発明の実施形態に係る状態測定装置100の構成について説明する。状態測定装置100は、被測定対象物である地盤1に埋設された光ファイバケーブル50によって地盤1の状態を測定する装置である。なお、被測定対象物は、地盤1に限定されず、光ファイバケーブル50を埋設することが可能なものであればどのようなものであってもよく、例えば、ダム等のコンクリート構造物であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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