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公開番号2024040539
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022144948
出願日2022-09-13
発明の名称ヘッドアップディスプレイ装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20240318BHJP(車両一般)
要約【課題】視認性を維持することができるヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】本実施形態におけるヘッドアップディスプレイ装置は、画像を生成する画像生成部と、生成された画像に係る表示光を出射する表示部と、出射された表示光を投影部材に向けて反射する反射鏡と、右目及び左目の位置に関する視点情報を取得する視点情報取得部と、視点情報に基づいて算出される理想光路を表示光が通るように、表示部からの表示光の出射方向又は反射鏡の表示光の反射方向を機械的に制御する光路制御部と、視点情報取得部が視点情報を取得できている取得可能状態であるか否か、及び光路制御部が表示光の光路を理想光路に制御できている光路制御可能状態であるか否かを判定する判定部と、視点取得可能状態ではない又は視点取得可能状態であるが光路制御可能状態ではないと判定された場合、画像の視認性を通常時よりも低下させる表示制御部と、を備える。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
投影部材で反射した右目画像に係る右目表示光及び左目画像に係る左目表示光を視認者の右目及び左目で視認させることにより前記投影部材の前方で前記右目画像及び前記左目画像に係る虚像を視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記右目画像及び前記左目画像を生成する画像生成部と、
生成された前記右目画像に係る前記右目表示光及び生成された前記左目画像に係る前記左目表示光を出射する表示部と、
前記表示部から出射された前記右目表示光及び前記左目表示光を前記投影部材に向けて反射する反射鏡と、
前記右目及び前記左目の位置に関する視点情報を取得する視点情報取得部と、
前記視点情報取得部により取得された前記視点情報に基づいて算出される理想光路を前記右目表示光及び前記左目表示光が通るように、前記表示部からの前記右目表示光及び前記左目表示光の出射方向又は前記反射鏡の前記右目表示光及び前記左目表示光の反射方向を機械的に制御する光路制御部と、
前記視点情報取得部が前記視点情報を取得できている視点取得可能状態であるか否か、及び前記光路制御部が前記右目表示光及び前記左目表示光の光路を前記理想光路に制御できている光路制御可能状態であるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が前記視点取得可能状態ではない又は前記視点取得可能状態であるが前記光路制御可能状態ではないと判定した場合、前記右目画像及び前記左目画像の視認性を通常時よりも低下させる表示制御部と、を備えるヘッドアップディスプレイ装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記表示制御部は、前記右目画像及び前記左目画像を非表示とすることにより前記視認性を低下する、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記視点取得可能状態ではないと判定した後に前記視点取得可能状態であり且つ前記光路制御可能状態であると判定した場合、前記右目画像及び前記左目画像の視認性を前記通常時の前記視認性に復帰する、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記視点取得可能状態であり且つ前記光路制御可能状態であると判定した後所定時間経過後に、前記右目画像及び前記左目画像の前記視認性を前記通常時の視認性に復帰する、請求項3記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記視点取得可能状態であるが前記光路制御可能状態ではないと判定した後に前記光路制御可能状態であると判定した場合、前記右目画像及び前記左目画像の前記視認性を前記通常時の前記視認性に復帰する、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記光路制御可能状態であると判定した後所定時間経過後に、前記右目画像及び前記左目画像の前記視認性を前記通常時の視認性に復帰する、請求項5記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記右目画像及び前記左目画像の前記視認性を前記通常時の視認性に復帰する際、徐々に復帰する、請求項3又は5記載のヘッドアップディスプレイ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ヘッドアップディスプレイ装置において、視認者の目の位置があると想定される領域に設定されるアイボックスに、効率良く表示光を出射する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-028389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ヘッドアップディスプレイ装置が表示する画像は多様化しており、アイボックスを右目及び左目にそれぞれ設定する場合もあり得る。この場合、両目に対するアイボックスを設定する場合に比べて、アイボックスの寸法は小さくなる。その結果、各目に対してアイボックス自体を追従させることや、アイボックスに対する表示光の光路制御は、両目に対してアイボックスが設定される場合に比べて、困難になり、視認性が低下する虞がある。
【0005】
本開示はこのような事情を考慮してなされたもので、視認性を維持することができるヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のヘッドアップディスプレイ装置は、上述した課題を解決するために、投影部材で反射した右目画像に係る右目表示光及び左目画像に係る左目表示光を視認者の右目及び左目で視認させることにより前記投影部材の前方で前記右目画像及び前記左目画像に係る虚像を視認させるヘッドアップディスプレイ装置であって、前記右目画像及び前記左目画像を生成する画像生成部と、生成された前記右目画像に係る前記右目表示光及び生成された前記左目画像に係る前記左目表示光を出射する表示部と、前記表示部から出射された前記右目表示光及び前記左目表示光を前記投影部材に向けて反射する反射鏡と、前記右目及び前記左目の位置に関する視点情報を取得する視点情報取得部と、前記視点情報取得部により取得された前記視点情報に基づいて算出される理想光路を前記右目表示光及び前記左目表示光が通るように、前記表示部からの前記右目表示光及び前記左目表示光の出射方向又は前記反射鏡の前記右目表示光及び前記左目表示光の反射方向を機械的に制御する光路制御部と、前記視点情報取得部が前記視点情報を取得できている視点取得可能状態であるか否か、及び前記光路制御部が前記右目表示光及び前記左目表示光の光路を前記理想光路に制御できている光路制御可能状態であるか否かを判定する判定部と、前記判定部が前記視点取得可能状態ではない又は前記視点取得可能状態であるが前記光路制御可能状態ではないと判定した場合、前記右目画像及び前記左目画像の視認性を通常時よりも低下させる表示制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示のヘッドアップディスプレイ装置においては、視認性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両に搭載されたHUDの概略的な構成図。
視認者の目とアイボックスとの関係について説明する図。
画像表示処理を説明するフローチャート。
制御部により実行される非表示処理を説明するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示のヘッドアップディスプレイ装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。本開示のヘッドアップディスプレイ装置は、例えば自動車や二輪車等の車両や、船舶、農業機械、建設機械に搭載され得る。本実施形態においては、本開示のヘッドアップディスプレイ装置が自動車である車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(以下、「HUD(Head Up Display)」という。)である例を適用して説明する。
【0010】
図1は、車両1に搭載されたHUD10の概略的な構成図である。
(【0011】以降は省略されています)

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