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公開番号2024154617
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068540
出願日2023-04-19
発明の名称表示制御方法、表示制御装置、ヘッドアップディスプレイ装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20241024BHJP(車両一般)
要約【課題】虚像の表示により視認者の視線を誘導することができる表示制御方法、表示制御装置、ヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】風景に虚像Vを重ねて表示するヘッドアップディスプレイ装置の表示制御方法は、虚像Vとして複数の表示要素ELの群れからなる集合体を虚像表示範囲Ar内に表示し、複数の表示要素ELを表示する際に、視認者の視線を誘導するため、虚像表示範囲Ar内での指定エリアAdにおける単位面積当たりの表示要素ELの数で示す面密度を、虚像表示範囲Ar内での指定エリアAd以外の指定外エリアAeにおける面密度と異ならせる集合体表示工程を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
風景に虚像を重ねて表示するヘッドアップディスプレイ装置の表示制御方法であって、
虚像として複数の表示要素の群れからなる集合体を虚像表示範囲内に表示し、前記複数の表示要素を表示する際に、視認者の視線を誘導するため、前記虚像表示範囲内での指定エリアにおける単位面積当たりの前記表示要素の数で示す面密度を、前記虚像表示範囲内での前記指定エリア以外の指定外エリアにおける単位面積当たりの前記表示要素の数で示す面密度と異ならせる集合体表示工程を含む、
表示制御方法。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記集合体表示工程では、前記指定エリアの面密度を、前記指定外エリアの面密度よりも大きくすることにより、視認者の視線を、前記指定エリア、又は前記虚像表示範囲の中心位置から前記指定エリアへ向かう誘導方向に誘導する、
請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項3】
前記集合体表示工程では、前記指定エリアの面密度を、前記指定外エリアの面密度よりも小さくすることにより、視認者の視線を、前記指定エリア、又は前記虚像表示範囲の中心位置から前記指定エリアへ向かう誘導方向に誘導する、
請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項4】
前記集合体が表示された状態で、視認者の視線が前記指定エリアに到達する、又は前記誘導方向に移動したことが視線検出手段により検出されたときに、前記集合体の表示を消す集合体消去工程を含む、
請求項2又は3に記載の表示制御方法。
【請求項5】
前記集合体表示工程では、前記表示要素が前記指定外エリアと前記指定エリアの間で移動する動画を表示し、この移動した結果として前記指定エリアの面密度を前記指定外エリアの面密度と異ならせる、
請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項6】
風景に虚像を重ねて表示するヘッドアップディスプレイ装置の表示制御装置であって、
虚像として複数の表示要素の群れからなる集合体を虚像表示範囲内に表示するように制御し、前記複数の表示要素を表示する際に、視認者の視線を誘導するため、前記虚像表示範囲内での指定エリアにおける単位面積当たりの前記表示要素の数で示す面密度を、前記虚像表示範囲内での前記指定エリア以外の指定外エリアにおける単位面積当たりの前記表示要素の数で示す面密度と異ならせる処理部を含む、
表示制御装置。
【請求項7】
請求項6に記載の表示制御装置と、
前記表示制御装置による制御のもとで表示光を出射する表示装置と、
前記虚像が表示されるように、前記表示装置からの表示光を被投影部に導くリレー光学系と、を備える、
ヘッドアップディスプレイ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示制御方法、表示制御装置、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイは、車両のウインドシールド(透光性スクリーン)に表示光を投射することにより、外界の風景に虚像を重ねて表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-84489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の構成では、虚像の表示により視認者の視線を誘導することには改善の余地があった。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、虚像の表示により視認者の視線を誘導することができる表示制御方法、表示制御装置、ヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様における表示制御方法では、
風景に虚像を重ねて表示するヘッドアップディスプレイ装置の表示制御方法であって、
虚像として複数の表示要素の群れからなる集合体を虚像表示範囲内に表示し、前記複数の表示要素を表示する際に、視認者の視線を誘導するため、前記虚像表示範囲内での指定エリアにおける単位面積当たりの前記表示要素の数で示す面密度を、前記虚像表示範囲内での前記指定エリア以外の指定外エリアにおける単位面積当たりの前記表示要素の数で示す面密度と異ならせる集合体表示工程を含む。
【0007】
第1の態様に従属し得る第2の態様における表示制御方法では、
前記集合体表示工程では、前記指定エリアの面密度を、前記指定外エリアの面密度よりも大きくすることにより、視認者の視線を、前記指定エリア、又は前記虚像表示範囲の中心位置から前記指定エリアへ向かう誘導方向に誘導する。
【0008】
第1又は第2の態様に従属し得る第3の態様における表示制御方法では、
前記集合体表示工程では、前記指定エリアの面密度を、前記指定外エリアの面密度よりも小さくすることにより、視認者の視線を、前記指定エリア、又は前記虚像表示範囲の中心位置から前記指定エリアへ向かう誘導方向に誘導する。
【0009】
第1乃至3の態様に従属し得る第4の態様における表示制御方法では、
前記集合体が表示された状態で、視認者の視線が前記指定エリアに到達する、又は前記誘導方向に移動したことが視線検出手段により検出されたときに、前記集合体の表示を消す集合体消去工程を含む。
【0010】
第1乃至4の態様に従属し得る第5の態様における表示制御方法では、
前記集合体表示工程では、前記表示要素が前記指定外エリアと前記指定エリアの間で移動する動画を表示し、この移動した結果として前記指定エリアの面密度を前記指定外エリアの面密度と異ならせる。
(【0011】以降は省略されています)

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