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公開番号2024039848
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144520
出願日2022-09-12
発明の名称橋梁の施工方法
出願人鹿島建設株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E01D 21/00 20060101AFI20240315BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】短い期間で施工することができる橋梁の施工方法を提供する。
【解決手段】第一橋台2と第二橋台3とに架設される橋梁10の施工方法であって、第一橋台2と第二橋台3とに複数の仮設材1を架け渡す仮設材設置工程と、複数の仮設材1に橋梁10を構成する複数の橋梁ブロック8を乗せる載置工程と、複数の仮設材1に乗せられた複数の橋梁ブロック8を一体化する一体化工程と、を備える。そして、仮設材設置工程では、複数の仮設材1のそれぞれとして緊張材を第一橋台2と第二橋台3とに架け渡し、一体化工程では、複数の仮設材1により複数の橋梁ブロック8を緊張して複数の橋梁ブロック8を一体化する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第一橋台と第二橋台とに架設される橋梁の施工方法であって、
複数の仮設材を前記第一橋台と前記第二橋台とに架け渡す仮設材設置工程と、
前記複数の仮設材に橋梁を構成する複数の橋梁ブロックを乗せる載置工程と、
前記複数の仮設材に乗せられた前記複数の橋梁ブロックを一体化する一体化工程と、を備える、
橋梁の施工方法。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記仮設材設置工程では、前記複数の仮設材のそれぞれとして緊張材を前記第一橋台と前記第二橋台とに架け渡し、
前記一体化工程では、前記複数の仮設材により前記複数の橋梁ブロックを緊張して前記複数の橋梁ブロックを一体化する、
請求項1に記載の橋梁の施工方法。
【請求項3】
前記橋梁ブロックは、前記複数の仮設材のそれぞれに引っ掛かる凹部を有する、
請求項2に記載の橋梁の施工方法。
【請求項4】
前記複数の橋梁ブロックのそれぞれは、前記複数の仮設材のそれぞれに乗せられる載置面と、前記橋梁の通行面となる床面と、を有し、
前記仮設材設置工程では、前記複数の仮設材を弛ませた状態で前記第一橋台と前記第二橋台とに架け渡し、
前記載置工程では、前記橋梁の端部側から中央部側に向かうに従って前記載置面から前記床面までの距離が長くなる前記複数の橋梁ブロックを、前記複数の仮設材に乗せる、
請求項2又は3に記載の橋梁の施工方法。
【請求項5】
前記仮設材設置工程では、前記複数の仮設材のそれぞれとして直線状に延びる断面H型の仮設構造物を前記第一橋台と前記第二橋台とに架け渡し、
前記一体化工程では、緊張材を用いて前記複数の橋梁ブロックを緊張することにより前記複数の橋梁ブロックを一体化する、
請求項1に記載の橋梁の施工方法。
【請求項6】
前記一体化工程の後に、前記複数の仮設材を撤去する仮設材撤去工程を更に備える、
請求項5に記載の橋梁の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、桁橋及びアーチ橋等の橋梁の施工方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コンクリート製浮桟橋の建造方法が記載されている。このコンクリート製浮桟橋の建造方法では、コンクリート製の複数のブロック体を、クレーンを用いて進水台船または陸上岸壁に載積し、進水台船または陸上岸壁上で、ブロック体の端面同士を接着剤により接着して一体化し、PC鋼線により緊張させることによりプレストレスを導入し、進水台船を沈めまたはクレーンを用いて陸上より吊り降ろし、必要に応じて設置場所まで曳航することで、浮桟橋を建造する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5078651号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された橋梁のコンクリート製浮桟橋の建造方法では、進水台船の準備、進水台船にブロック体を載積するためのクレーンの設置、当該クレーンを用いた進水台船へのブロック体の載積、当該クレーンの撤去、進水台船の沈め、進水台船の撤去等の数多くの工程が必要になる。また、陸上岸壁にブロック体を載積するためのクレーンの設置、当該クレーンを用いた陸上岸壁へのブロック体の載積、当該クレーンの撤去、陸上岸壁からブロック体を吊り降ろすためのクレーンの設置、当該クレーンを用いたブロック体の陸上岸壁からの吊り降ろし、当該クレーンの撤去等の数多くの工程が必要になる。つまり、一体化したブロック体を浮桟橋の構築位置に移動させる工程が必要になり、また、クレーンを用いた工程も多くなる。このため、施工期間を十分に短縮することができないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、短い期間で施工することができる橋梁の施工方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1] 本発明に係る橋梁の施工方法は、第一橋台と第二橋台とに架設される橋梁の施工方法であって、複数の仮設材を第一橋台と第二橋台とに架け渡す仮設材設置工程と、複数の仮設材に橋梁を構成する複数の橋梁ブロックを乗せる載置工程と、複数の仮設材に乗せられた複数の橋梁ブロックを一体化する一体化工程と、を備える。
【0007】
この橋梁の施工方法では、複数の仮設材を第一橋台と第二橋台とに架け渡し、複数の仮設材に複数の橋梁ブロックを乗せ、複数の橋梁ブロックを一体化するため、橋梁の構築位置で、複数の橋梁ブロックの載置及び一体化を行うことができる。つまり、一体化した橋梁ブロックを橋梁の構築位置に移動させる必要がない。このため、短い期間で施工することができる。
【0008】
[2] 上記[1]に記載の橋梁の施工方法において、仮設材設置工程では、複数の仮設材のそれぞれとして緊張材を第一橋台と第二橋台とに架け渡し、一体化工程では、複数の仮設材により複数の橋梁ブロックを緊張して複数の橋梁ブロックを一体化してもよい。この橋梁の施工方法では、複数の仮設材のそれぞれとして用いる緊張材により複数の橋梁ブロックを緊張して複数の橋梁ブロックを一体化するため、一体化工程の期間を更に短縮することができる。また、複数の仮設材を本設材として用いることができるとともに、複数の仮設材により橋梁にプレストレスを導入することができるため、施工期間を更に短くすることができる。しかも、複数の仮設材のそれぞれとして用いる緊張材は、橋梁の外側に配置されるため、外部からの目視で緊張材を確認することができる。このため、橋梁の施工後も、緊張材のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0009】
[3] 上記[2]に記載の橋梁の施工方法において、橋梁ブロックは、複数の仮設材のそれぞれに引っ掛かる凹部を有してもよい。この橋梁の施工方法では、橋梁ブロックが複数の仮設材のそれぞれに引っ掛かる凹部を有するため、複数の仮設材に対して橋梁ブロックを容易且つ安定的に乗せることができる。
【0010】
[4] 上記[2]又は[3]に記載の橋梁の施工方法において、複数の橋梁ブロックのそれぞれは、複数の仮設材のそれぞれに乗せられる載置面と、橋梁の通行面となる床面と、を有し、仮設材設置工程では、複数の仮設材を弛ませた状態で第一橋台と第二橋台とに架け渡し、載置工程では、橋梁の端部側から中央部側に向かうに従って載置面から床面までの距離が長くなる複数の橋梁ブロックを、複数の仮設材に乗せてもよい。この橋梁の施工方法では、複数の仮設材を弛ませた状態で第一橋台と第二橋台とに架け渡し、橋梁の端部側から中央部側に向かうに従って載置面から床面までの距離が長くなる複数の橋梁ブロックを複数の仮設材に乗せるため、端部側から中央部側に向かうに従って厚くなる橋梁を構築することができる。しかも、複数の仮設材のそれぞれとして用いる緊張材により複数の橋梁ブロックを緊張して複数の橋梁ブロックを一体化するため、引張応力が高くなりやすい橋梁の中央部の底部にプレストレスを導入することができる。これにより、橋梁の剛性を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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