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公開番号2024043778
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022148958
出願日2022-09-20
発明の名称防音壁ユニット及び防音壁
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E01F 8/00 20060101AFI20240326BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】複数並べたときに互いの隙間を通して音が漏れるのを抑制するとともに、交換が容易な防音壁ユニットを提供する。
【解決手段】防音壁ユニット10は、吸音材11と、吸音材が取付けられた壁本体16と、を備え、壁本体は、吸音材が、取付け面17aに取付けられた支持部17と、支持部における、取付け面に沿う沿面方向Xの第1側X1の端部から、取付け面に直交する厚さ方向Yのうち、取付け面が向く第1側Y1に向かうに従い、沿面方向の第1側に傾斜するように延びる第1傾斜部18Aと、第1傾斜部が延びる先端部から、厚さ方向の第1側に向かって延びる第1直交部19Aと、支持部における、沿面方向の第2側X2の端部から、厚さ方向の第1側に向かうに従い、沿面方向の第1側に傾斜するように延びる第2傾斜部18Bと、第2傾斜部が延びる先端部から、厚さ方向の第1側に向かって延びる第2直交部19Bと、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
吸音材と、
前記吸音材が取付けられた壁本体と、
を備え、
前記壁本体は、
前記吸音材が、取付け面に取付けられた支持部と、
前記支持部における、前記取付け面に沿う沿面方向の第1側の端部から、前記取付け面に直交する厚さ方向のうち、前記取付け面が向く第1側に向かうに従い、前記沿面方向の前記第1側に傾斜するように延びる第1傾斜部と、
前記第1傾斜部が延びる先端部から、前記厚さ方向の前記第1側に向かって延びる第1直交部と、
前記支持部における、前記沿面方向の第2側の端部から、前記厚さ方向の前記第1側に向かうに従い、前記沿面方向の前記第1側に傾斜するように延びる第2傾斜部と、
前記第2傾斜部が延びる先端部から、前記厚さ方向の前記第1側に向かって延びる第2直交部と、
を有する、防音壁ユニット。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記第1直交部の前記厚さ方向の長さは、前記第1傾斜部の前記厚さ方向の長さよりも短い、請求項1に記載の防音壁ユニット。
【請求項3】
前記第1直交部の延長線と前記第1傾斜部とがなす角度は、5°以上45°以下である、請求項1又は2に記載の防音壁ユニット。
【請求項4】
請求項1に記載の防音壁ユニットを、前記沿面方向に並べて複数備え、
前記沿面方向に隣り合う一対の前記防音壁ユニットのうち、前記沿面方向の前記第1側に位置する前記防音壁ユニットの前記第2傾斜部と、前記沿面方向の前記第2側に位置する前記防音壁ユニットの前記第1傾斜部との距離は、前記第1傾斜部の前記厚さ方向の長さ以下である、防音壁。
【請求項5】
吸音材と、
前記吸音材が取付けられた壁本体と、
を備え、
前記壁本体は、
前記吸音材が、取付け面に取付けられた支持部と、
前記支持部における、前記取付け面に沿う沿面方向の第1側の端部から、前記取付け面に直交する厚さ方向のうち、前記取付け面が向く第1側に向かって延びるとともに、前記沿面方向の前記第1側に向かって凸となるように湾曲する第1湾曲部と、
前記支持部における、前記沿面方向の第2側の端部から、前記厚さ方向の前記第1側に向かって延びるとともに、前記沿面方向の前記第1側に向かって凸となるように湾曲する第2湾曲部と、
を有する、防音壁ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防音壁ユニット及び防音壁に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の防音壁ユニットを並べて構成した防音壁が知られている(例えば、特許文献1参照)。防音壁ユニットは、防音パネル(吸音材)と、防音パネルが取付けられた面板(支持部)と、面板の両端部に設けられた一対の支柱と、を有する。それぞれの支柱は、鋼板を階段状に折り返して構成されている。そして、隣り合う一対の防音壁ユニットのうち、一方の防音壁ユニットの支柱と、他方の防音壁ユニットの支柱とを嵌合させる。
【0003】
例えば、防音壁は、電車用の軌道に沿って配置される。隣り合う一対の防音壁ユニットの支柱間の隙間が階段状であることで、軌道上を走行する電車が発生する音が、この隙間を通して防音壁の外部に漏れるのを抑制することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-085754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えばある防音壁ユニットが破損した場合でも、隣り合う防音壁ユニットの支柱同士が嵌合している。このため、破損した防音壁ユニットを挟むように配置されている一対の防音壁ユニットに対して破損した防音壁ユニットを水平面に沿って移動させても、破損した防音壁ユニットを交換し難い。従って、クレーン等の重機で破損した防音壁ユニットを引き上げて交換する必要があった。重機を用いて防音壁ユニットを交換すると、交換に必要な費用が高くなる。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、複数並べたときに互いの隙間を通して音が漏れるのを抑制するとともに、交換が容易な防音壁ユニット、及びこの防音壁ユニットを備える防音壁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明の態様1は、吸音材と、前記吸音材が取付けられた壁本体と、を備え、前記壁本体は、前記吸音材が、取付け面に取付けられた支持部と、前記支持部における、前記取付け面に沿う沿面方向の第1側の端部から、前記取付け面に直交する厚さ方向のうち、前記取付け面が向く第1側に向かうに従い、前記沿面方向の前記第1側に傾斜するように延びる第1傾斜部と、前記第1傾斜部が延びる先端部から、前記厚さ方向の前記第1側に向かって延びる第1直交部と、前記支持部における、前記沿面方向の第2側の端部から、前記厚さ方向の前記第1側に向かうに従い、前記沿面方向の前記第1側に傾斜するように延びる第2傾斜部と、前記第2傾斜部が延びる先端部から、前記厚さ方向の前記第1側に向かって延びる第2直交部と、を有する、防音壁ユニットである。
【0008】
この発明では、吸音材により、例えば、防音壁ユニットの脇を走行する電車が発生する音を吸収することができる。例えば、複数の防音壁ユニットを沿面方向に並べ、沿面方向に隣り合う一対の防音壁ユニットのうち、沿面方向の第1側に位置する防音壁ユニットの第2傾斜部及び第2直交部と、沿面方向の第2側に位置する防音壁ユニットの第1傾斜部及び第1直交部とを、互いに対向又は接触させる。複数の防音壁ユニットをこのように配置させることで、これらの隙間を通して音が漏れるのを抑制することができる。
【0009】
また、例えば、破損した防音壁ユニットを挟む一対の防音壁ユニットの間から破損した防音壁ユニットを取出すには、以下の手順を行う。すなわち、一対の防音壁ユニットに対して破損した防音壁ユニットを第1傾斜部及び第2傾斜部に沿って移動させる。この後で、沿面方向及び厚さ方向にそれぞれ直交する軸線回りに破損した防音壁ユニットを回転させること等により、破損した防音壁ユニットを取出す。第1傾斜部と第1直交部とのなす角度、及び第2傾斜部と第2直交部とのなす角度がそれぞれ鋭角であるため、破損した防音壁ユニットの取出しが容易になる。
一対の防音壁ユニットの間に新しい防音壁ユニットを取付けるには、この手順の逆の手順を行う。従って、防音壁ユニットを容易に交換することができる。
【0010】
(2)本発明の態様2は、前記第1直交部の前記厚さ方向の長さは、前記第1傾斜部の前記厚さ方向の長さよりも短い、(1)に記載の防音壁ユニットであってもよい。
この発明では、一対の防音壁ユニットの間から、これら一対の防音壁ユニットに挟まれる防音壁ユニットをさらに容易に交換することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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