TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024039145
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022143480
出願日2022-09-09
発明の名称光学装置および画像読取装置
出願人富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 5/00 20060101AFI20240314BHJP(光学)
要約【課題】レンズ体及び樹脂成形による遮光体を備える装置と比較して、レンズ性能に対する影響を抑制する。
【解決手段】各々の光軸が互いに沿うように並べられた複数のレンズを備えたレンズ体74と、レンズ体74に対する光の進入側にて、光を透過する透過部75aが複数のレンズ74aの各々に位置し光を遮る遮光部75bが複数のレンズ74aの各々の間に位置するように透過部75aと遮光部75bが交互に連続する遮光体75と、 を備える光学装置1である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
各々の光軸が互いに沿うように並べられた複数のレンズを備えたレンズ体と、
前記レンズ体に対する光の進入側にて、光を透過する透過部が前記複数のレンズの各々に位置し光を遮る遮光部が当該複数のレンズの各々の間に位置するように当該透過部と当該遮光部が交互に連続する遮光体と、
を備える光学装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記遮光体は、
前記交互に連続する方向であって前記遮光部による前記複数のレンズの各々に対する光の遮りが行われる方向である遮光方向と、
前記遮光方向と交差する方向であって前記光の遮りが行われない方向である不遮光方向と、
を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記不遮光方向は、当該不遮光方向のうちの一側と他側とで前記遮光方向における位置が同じである、
ことを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
【請求項4】
前記不遮光方向は、当該不遮光方向のうちの一側と他側とで前記遮光方向における位置が互いに異なる、
ことを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
【請求項5】
前記遮光体の前記遮光部は、前記交互に連続する方向に対して交差する方向に沿う面を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
【請求項6】
前記沿う面は、
前記レンズ体の前記複数のレンズに位置する第1面と、
前記第1面に対して角度をなす第2面と、
を含んで構成される、
ことを特徴とする請求項5に記載の光学装置。
【請求項7】
原稿に対して光を照射する照射部と、
各々の光軸が互いに沿うように並べられ、原稿での反射光を通す複数のレンズを備えたレンズ体と、
前記レンズ体に対する光の進入側にて、光を透過する透過部が前記複数のレンズの各々に位置し光を遮る遮光部が当該複数のレンズの各々の間に位置するように当該透過部と当該遮光部が交互に連続する遮光体と、
前記複数のレンズからの光を受光する受光部と、
を備える画像読取装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学装置および画像読取装置に関するものである。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、複数のレンズが列状に並び、かつ光入射用の複数の第1のレンズ面および光出射用の複数の第2のレンズ面を有する少なくとも1つのレンズアレイと、各レンズの軸長方向に貫通した複数の貫通孔を有しており、かつこれら複数の貫通孔が各第1のレンズ面の正面に位置するようにしてレンズアレイの正面を覆う第1の遮光マスクと、を備えているレンズアレイユニットであって、各レンズの軸長方向に貫通した複数の貫通孔を有しており、かつこれら複数の貫通孔が各第2のレンズ面の背後に位置するようにレンズアレイの背後に配された第2の遮光マスクをさらに備えるレンズアレイユニットを具備する光学装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-302504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、各々の光軸が互いに沿うように並べられた複数のレンズを備えたレンズ体の当該レンズ同士の間隔を狭くすると、レンズ性能が向上する一方で、遮光体の肉厚が薄くなることで樹脂成形の際に成形不良が発生するおそれが高くなり、製造コストを抑制することが困難になる。
本発明の目的は、レンズ体及び樹脂成形による遮光体を備える装置と比較して、レンズ性能に対する影響を抑制することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載の発明は、各々の光軸が互いに沿うように並べられた複数のレンズを備えたレンズ体と、前記レンズ体に対する光の進入側にて、光を透過する透過部が前記複数のレンズの各々に位置し光を遮る遮光部が当該複数のレンズの各々の間に位置するように当該透過部と当該遮光部が交互に連続する遮光体と、を備える光学装置である。
請求項2に記載の発明は、前記遮光体は、前記交互に連続する方向であって前記遮光部による前記複数のレンズの各々に対する光の遮りが行われる方向である遮光方向と、前記遮光方向と交差する方向であって前記光の遮りが行われない方向である不遮光方向と、を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の光学装置である。
請求項3に記載の発明は、前記不遮光方向は、当該不遮光方向のうちの一側と他側とで前記遮光方向における位置が同じである、ことを特徴とする請求項2に記載の光学装置である。
請求項4に記載の発明は、前記不遮光方向は、当該不遮光方向のうちの一側と他側とで前記遮光方向における位置が互いに異なる、ことを特徴とする請求項2に記載の光学装置である。
請求項5に記載の発明は、前記遮光体の前記遮光部は、前記交互に連続する方向に対して交差する方向に沿う面を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の光学装置である。
請求項6に記載の発明は、前記沿う面は、前記レンズ体の前記複数のレンズに位置する第1面と、前記第1面に対して角度をなす第2面と、を含んで構成される、ことを特徴とする請求項5に記載の光学装置である。
請求項7に記載の発明は、原稿に対して光を照射する照射部と、各々の光軸が互いに沿うように並べられ、原稿での反射光を通す複数のレンズを備えたレンズ体と、前記レンズ体に対する光の進入側にて、光を透過する透過部が前記複数のレンズの各々に位置し光を遮る遮光部が当該複数のレンズの各々の間に位置するように当該透過部と当該遮光部が交互に連続する遮光体と、前記複数のレンズからの光を受光する受光部と、を備える画像読取装置である。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明によれば、レンズ体及び樹脂成形による遮光体を備える装置と比較して、レンズ性能に対する影響を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、交互に連続する方向と交差する方向にも光の遮りが行われる場合と比較して、簡易に構成することができる。
請求項3の発明によれば、不遮光方向が不遮光方向のうちの一側と他側とで遮光方向における位置が同じでない場合と比較して、遮光体の製造を容易に行うことができる。
請求項4の発明によれば、不遮光方向が不遮光方向のうちの一側と他側とで遮光方向における位置が互いに異ならない場合と比較して、レンズ体の複数のレンズを狭い間隔で配置することができる。
請求項5の発明によれば、遮光部が交互に連続する方向に対して交差する方向に沿う面を有しない場合と比較して、金型を用いずに部材を積層して製造することができる。
請求項6の発明によれば、沿う面がレンズ体の複数のレンズに位置する第1面と、第1面に対して角度をなす第2面と、を含んで構成されない場合と比較して、レンズ体の複数のレンズを狭い間隔で配置することができる。
請求項7の発明によれば、レンズ体及び樹脂成形による遮光体を備える装置と比較して、レンズ性能に対する影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施の形態が適用される画像形成装置の概略構成図である。
本実施の形態が適用される画像読取装置の概略構成図である。
透明板上にある原稿で反射した反射光が受光基板の受光素子で受光される態様を説明する図である。
第1の実施の形態に係る遮光壁を説明する図であり、(a)~(e)は、その製造工程を時系列で示す。
第1の実施の形態に係る遮光壁とマイクロレンズアレイとの相対的な位置関係を説明する図である。
第2の実施の形態に係る遮光壁を説明する図であり、(a)~(e)は、その製造工程を時系列で示す。
第2の実施の形態に係る遮光壁とマイクロレンズアレイとの相対的な位置関係を説明する図である。
第2の実施の形態における二列配置のマイクロレンズアレイの遮光を説明する図である。
第2の実施の形態に係る遮光壁の他の製造工程を説明する図であり、(a)~(b)は、時系列で示す。
第3の実施の形態に係る遮光壁を説明する図であり、(a)は、遮光壁の透過部と遮光部の形状を説明する図であり、(b)は、遮光壁とマイクロレンズアレイとの相対的な位置関係を説明する図である。
第4の実施の形態に係る遮光壁を説明する図であり、(a)は、遮光壁の透過部と遮光部の形状を説明する図であり、(b)は、遮光壁とマイクロレンズアレイとの相対的な位置関係を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で参照する図面における各部の大きさや厚さ等は、実際の寸法とは異なっている場合がある。
<画像形成装置100>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置100の概略構成図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、原稿Gの情報を読み取る原稿読取装置1と、原稿読取装置1で読み取った原稿の情報(読取画像)に基づいて画像を記録紙Sに形成する画像形成部2と、画像形成部2に供給する記録紙Sを送り出す給紙部3とを備えている。この画像形成装置100では、画像形成部2と給紙部3とを本体101の内部に収容する一方で、本体101の上方に原稿読取装置1を配置している。本体101は、その上面部に、画像が形成された記録紙Sを排出して収容する排出収容部102を有する。
【0009】
原稿読取装置1は、筐体103を有する。また、原稿読取装置1は、筐体103の上面部に、原稿Gを置く光透過性の原稿台105と、その原稿台105を覆うとともに筐体103に対して開閉操作できる原稿カバー106とを有する。原稿カバー106には、原稿Gを読取位置まで搬送するとともに読み取り後の原稿Gを排出する自動原稿搬送部107と、自動原稿搬送部107により送られる原稿Gを搭載する原稿トレイ108と、自動原稿搬送部107から排出される原稿Gを収容する収容部109とが設けられている。
【0010】
画像形成部2は、例えば電子写真方式にて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する像形成ユニット20と、その像形成ユニット20で形成されたトナー像を記録紙Sに転写するまで搬送する中間転写ユニット26と、中間転写ユニット26から記録紙Sに転写したトナー像を定着させる定着ユニット27とを備えている。なお、画像形成部2は、電子写真方式以外に、例えばインクジェット方式にて画像を形成するものを採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
試験片固定具
12日前
個人
両眼光軸測定器
20日前
個人
メガネフレーム
12日前
東レ株式会社
積層フィルム
11日前
東レ株式会社
積層フィルム
11日前
東レ株式会社
多層積層フィルム
24日前
古河電子株式会社
光学部品
4日前
個人
ヒンジレス一体フレームメガネ
6日前
日東電工株式会社
光学積層体
4日前
三菱ケミカル株式会社
反射フィルム
11日前
日東電工株式会社
光学積層体
4日前
東レ株式会社
シート、及び樹脂組成物
4日前
日東電工株式会社
情報コード付シート
4日前
日精テクノロジー株式会社
投射光学系
12日前
日東電工株式会社
光学積層体の製造方法
4日前
日本製紙株式会社
ハードコートフィルム
21日前
株式会社トプコン
変倍光学系及び眼科装置
19日前
キヤノン株式会社
カメラ装置
4日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
20日前
株式会社トプコン
光源装置及び眼科撮影装置
20日前
住友電気工業株式会社
スポットサイズ変換器
14日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
4日前
大阪瓦斯株式会社
放射冷却装置
11日前
日亜化学工業株式会社
発光モジュール
19日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
4日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
4日前
株式会社デンソー
虚像表示装置
4日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
4日前
株式会社エニックス
着脱式跳ね上げ眼鏡
21日前
住友ベークライト株式会社
光学シート
18日前
日東電工株式会社
積層体および画像表示装置
13日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
11日前
住友化学株式会社
光学積層体
19日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
24日前
日東電工株式会社
高分子分散型液晶フィルム
20日前
株式会社ディスコ
光学素子
11日前
続きを見る