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公開番号2024038564
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2022142652
出願日2022-09-08
発明の名称塗膜の艶消し感定量評価方法
出願人関西ペイント株式会社
代理人
主分類G01N 21/57 20060101AFI20240313BHJP(測定;試験)
要約【課題】目視評価結果との相関性が高い、艶消し塗膜の艶消し感を定量的に評価する方法を提供すること。
【解決手段】艶消し塗膜面に光照射し、該照射光の正反射光が入射しない角度にて、光照射されている塗膜面をCCDカメラにて撮影して得られる画像を解析して得られる2次元パワースペクトル積分値から導出される値PVによる、塗膜の艶消し感定量評価方法、及び艶消し塗膜面に光を照射する光照射装置、光照射された塗膜面を該照射光が入射しない角度にて撮影して画像を形成するCCDカメラ、該CCDカメラに接続され該画像を解析する画像解析装置を具備し、該画像解析装置は、上記画像を2次元フーリエ変換して空間周波数スペクトルを得て、2次元パワースペクトル積分値を得る手段を有することを特徴とする塗膜の艶消し感定量評価装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
艶消し塗膜面に光照射し、該照射光の正反射光が入射しない角度にて、光照射されている塗膜面をCCDカメラにて撮影して得られるグレースケールの8ビット諧調の画像を2次元フーリエ変換してなる空間周波数スペクトルから低空間周波数成分のパワーを積分及び直流成分で正規化して得られる2次元パワースペクトル積分値から導出される値PV(Pattern Value)によって、塗膜の艶消し感を定量的に評価することを特徴とする塗膜の艶消し感定量評価方法。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
値PVは下記式により算出される請求項1に記載の塗膜の艶消し感定量評価方法。
PV=(IPSL-0.25)×1000
(式中、IPSLは2次元パワースペクトル積分値)
【請求項3】
2次元パワースペクトル積分値を測定するにあたり、空間周波数スペクトルの画像から抽出する低空間周波数成分の抽出領域を、解像度を表す線密度が、下限値0本/mm~上限値が0.1~6.2本/mmの範囲のいずれかの数値である領域とする、請求項1又は2に記載の塗膜の艶消し感定量評価方法。
【請求項4】
艶消し塗膜面に光を照射する光照射装置、光照射された塗膜面を該照射光が入射しない角度にて撮影して画像を形成するCCDカメラ、該CCDカメラに接続され該画像を解析する画像解析装置を具備し、該画像解析装置は、少なくとも画像解析時には、
上記画像を8ビット諧調のグレースケールに変換した画像を、2次元フーリエ変換して空間周波数スペクトルを得て、該スペクトルから低空間周波数成分のパワーを積分及び直流成分で正規化して2次元パワースペクトル積分値を得る手段を有することを特徴とする塗膜の艶消し感定量評価装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、艶消し塗膜の艶消し感を定量的に評価する方法及びこの方法に用いられる艶消し感定量評価装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
塗膜の意匠性を高めるために、例えば、無機顔料や有機樹脂粒子等の艶消し剤を使用して凹凸形状を形成した艶消し塗料が多く採用されている。
【0003】
塗膜外観を評価するための基準として、例えば、A群:光沢感や平滑感などの表面形状と表面層物性、B群:透明感、深み感、2層感および肉持感などの塗膜の多層的構造、及びC群:陰影感や光輝感などの塗膜内の配向的構造などを挙げることができる。
【0004】
従来、上記のうち光輝材含有塗膜において重要なC群の「光輝感」の定量的評価方法として、特開2000-304696号公報には、光輝材含有塗膜面に光照射し、その正反射光が入射しない角度で、光照射されている塗面をCCDカメラで撮影した画像を2次元フーリエ変換し特有の周波数領域の積分値から評価する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-304696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記方法は、光輝材を含有するメタリック塗膜に関する評価方法であるが、艶消し塗膜も画像化すれば、不連続な輝度を有するため、画像による評価方法は、艶消し塗膜の評価方法としても適していると考えられる。
【0007】
本発明は、艶消し塗膜の中でも特に、ミクロな凹凸形状の集合体の陰影による模様(「柄」と称する)を有する艶消し塗膜について、目視評価結果との相関性が高い、艶消し塗膜の艶消し感を定量的に評価する方法を提供することを目的とする。
【0008】
また、上記艶消し塗膜の艶消し感を定量的に評価する方法を行うことができる艶消し感定量評価装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らはこれまで、目視観察による官能評価結果との相関性が高い、艶消し塗膜の艶消し感を定量的に評価する方法について鋭意研究を行ってきており、目視観察による官能評価から艶消し塗膜の模様を「柄」(塗膜表面の数十から数百ミクロンの凹凸形状の集合体が表すランダムな陰影に対する知覚)として捉え、艶消し塗膜の「柄」の官能評価を行った結果、個人差によるバラツキが小さく、一致した結果を得ることができることが分かった。
【0010】
そこで、前記光輝材含有塗膜の光輝感の定量化方法を応用して、目視観察による官能評価結果との相関性が高い、艶消し塗膜の艶消し感を定量的に評価する方法を得るため、艶消し塗膜の「柄」を定量的に評価することによって上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)

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