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公開番号2024037477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142370
出願日2022-09-07
発明の名称無人航空機の運用設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B64F 1/36 20240101AFI20240312BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】回転翼式の無人航空機の飛行を安定させ易い通路空間を備える無人航空機の運用設備を実現する。
【解決手段】回転翼式の無人航空機の運用設備であって、上下方向Zに延在するように形成され、無人航空機が上昇又は下降を行う通路空間30と、通路空間30内の気圧を制御する気圧制御システム40と、を備え、気圧制御システム40は、無人航空機よりも上側の気圧が無人航空機よりも下側の気圧よりも低くなるように制御する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転翼式の無人航空機の運用設備であって、
上下方向に延在するように形成され、前記無人航空機が上昇又は下降を行う通路空間と、
前記通路空間内の気圧を制御する気圧制御システムと、
を備え、
前記気圧制御システムは、前記無人航空機よりも上側の気圧が、前記無人航空機よりも下側の気圧よりも低くなるように制御する、無人航空機の運用設備。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記気圧制御システムは、前記通路空間の上部に設けられて前記通路空間からの排気を行う排気ユニットと、前記通路空間の下部に設けられて前記通路空間への給気を行う給気ユニットと、の少なくとも一方を備える、請求項1に記載の無人航空機の運用設備。
【請求項3】
前記気圧制御システムは、前記通路空間の上部に設けられて前記通路空間からの排気を行う排気ユニットと、前記通路空間の下部に設けられて前記通路空間への給気を行う給気ユニットと、を備え、
前記通路空間は、異なる階層間を区画する区画壁を貫通するように配置されていると共に、上下方向に延在する筒状壁に囲まれて形成され、
前記排気ユニット及び前記給気ユニットは、前記筒状壁を貫通するように設けられている、請求項1に記載の無人航空機の運用設備。
【請求項4】
前記気圧制御システムは、前記無人航空機が前記通路空間における前記排気ユニットが配置された上下方向の領域である第1領域を通過する場合に、前記無人航空機が前記第1領域に侵入する前に比べて前記排気ユニットの排気圧を低くし、前記通路空間における前記給気ユニットが配置された上下方向の領域である第2領域を通過する場合に、前記無人航空機が前記第2領域に侵入する前に比べて前記給気ユニットの給気圧を低くする、請求項3に記載の無人航空機の運用設備。
【請求項5】
前記気圧制御システムは、
前記無人航空機の前記第1領域への接近を検知する第1検知部と、
前記無人航空機の前記第2領域への接近を検知する第2検知部と、を備え、
前記第1検知部により前記無人航空機を検知したことに基づいて前記無人航空機が前記第1領域を通過することを判定し、
前記第2検知部により前記無人航空機を検知したことに基づいて前記無人航空機が前記第2領域を通過することを判定する、請求項4に記載の無人航空機の運用設備。
【請求項6】
前記通路空間を上下方向に区画する開閉扉が、少なくとも前記通路空間の下部に設けられ、
前記開閉扉は、前記無人航空機が通過する場合に開放され、前記無人航空機が通過した後に閉鎖される、請求項1から5のいずれか一項に記載の無人航空機の運用設備。
【請求項7】
前記気圧制御システムは、前記無人航空機の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、前記通路空間における上下方向の複数個所の気圧を検出する気圧検出部と、を備え、前記位置情報取得部により取得した前記位置情報と前記気圧検出部の検出結果とに基づいて前記通路空間内の気圧の制御を行う、請求項1から5のいずれか一項に記載の無人航空機の運用設備。
【請求項8】
前記通路空間は、下側へ向かうに従って水平方向の一方側へ向かう方向に傾斜した柱状に形成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の無人航空機の運用設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転翼式の無人航空機の運用設備に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
上下方向に延在するように形成された通路空間を備える搬送設備が知られている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。特許文献1には、複数階に亘って設けられた昇降用の通路空間を形成するための筒体(32)と、上側昇降用ベルト(37)と下側昇降用ベルト(38)により筒体内を昇降移動して物品を搬送する昇降体(33)が開示されている。
【0003】
一方、特許文献2に記載されているように、ドローンにより物品の搬送を行う技術も知られている。しかし、上記のような搬送設備における上下方向に延在する通路空間において回転翼式の無人航空機を上昇及び下降させると、例えば、それぞれの階の空調設備等の状態に起因して発生する気圧差により、無人航空機の飛行が不安定になる場合があるという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-137675号公報
特開2021-020529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、回転翼式の無人航空機の飛行を安定させ易い通路空間を備える無人航空機の運用設備の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る回転翼式の無人航空機は、上下方向に延在するように形成され、前記無人航空機が上昇又は下降を行う通路空間と、前記通路空間内の気圧を制御する気圧制御システムと、を備え、前記気圧制御システムは、前記無人航空機よりも上側の気圧が、前記無人航空機よりも下側の気圧よりも低くなるように制御する。
【0007】
本構成によれば、無人航空機よりも上側の気圧が、無人航空機よりも下側の気圧よりも低くなっているため、無人航空機が揚力を確保し易い。従って、無人航空機の飛行を安定させ易くすることができる。また、無人航空機が揚力を確保するために必要なエネルギ消費を低減できるため、無人航空機の飛行のためのエネルギ効率を高め易い。
【0008】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態の無人航空機の運用設備を示す図
図1の運用設備のブロック図
図2の運用設備における無人航空機が上側開閉扉の外側に位置する状態を示す図
図2の運用設備における上側開閉扉が開放されている状態を示す図
図2の運用設備における無人航空機が第1領域と第2領域との間に位置する状態を示す図
図2の運用設備における下側開閉扉が開放されている状態を示す図
図2の運用設備における無人航空機が下側開閉扉の外側に位置する状態を示す図
第2の実施形態の無人航空機の運用設備を示す図
第3の実施形態の無人航空機の運用設備を示す図
第4の実施形態の無人航空機の運用設備を示す図
第5の実施形態の無人航空機の運用設備を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔第1の実施形態〕
以下では、本実施形態に係る無人航空機11の運用設備10について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の無人航空機11の運用設備10を備えた施設20を示している。鉛直方向に沿う方向を上下方向Zとし、水平方向に沿う方向を水平方向Xとする。運用設備10は、上下方向Zに延在するように形成され、無人航空機11が上昇及び下降を行う通路空間30を備えている。ここで、「上下方向Zに延在する」とは、延在方向が上下方向Zの成分を少なくとも有することを意味する。すなわち、通路空間30は、上下方向Zに長さを有する空間であればよい。
(【0011】以降は省略されています)

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