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公開番号2024037363
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2022142168
出願日2022-09-07
発明の名称光学部材および照明装置
出願人株式会社小糸製作所
代理人弁理士法人プロウィン
主分類G02B 3/00 20060101AFI20240312BHJP(光学)
要約【課題】輝度ムラを低減することが可能な光学部材および照明装置を提供する。
【解決手段】光を屈折させる屈折部(21)と、屈折部(21)の両側に配置された突出部(23)を有する反射部(22)とを備え、突出部(23)は、突出部(23)に入射する光の反射を調整する光反射調整部(24)を備える光学部材(20)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光を屈折させる屈折部と、
前記屈折部の両側に配置された突出部を有する反射部と、を備え、
前記突出部は、前記突出部に入射する光の反射を調整する光反射調整部を備えることを特徴とする光学部材。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
請求項1に記載の光学部材であって、
前記光反射調整部は、前記反射部の傾斜が変化する傾斜変化部であることを特徴とする光学部材。
【請求項3】
請求項2に記載の光学部材であって、
前記傾斜変化部は、前記突出部の内壁よりも前記屈折部側にまで延伸されて爪状部を構成することを特徴とする光学部材。
【請求項4】
請求項3に記載の光学部材であって、
前記爪状部の内面は、前記光を全反射する角度で傾斜していることを特徴とする光学部材。
【請求項5】
請求項1に記載の光学部材であって、
前記屈折部および前記反射部は、一軸方向に延伸して形成されており、
前記光反射調整部は、前記一軸方向に沿った周期的な凹凸形状であることを特徴とする光学部材。
【請求項6】
請求項5に記載の光学部材であって、
前記凹凸形状は、前記一軸方向に沿って所定の円錐形状を複数配列し、前記円錐形状と前記反射面の交差する領域を含むことを特徴とする光学部材。
【請求項7】
請求項6に記載の光学部材であって、
前記円錐形状は、頂角が100度以上であることを特徴とする光学部材。
【請求項8】
請求項1から7の何れか一つに記載された光学部材と、
前記屈折部および前記突出部の光入射側に配置された発光素子を有することを特徴とする照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学部材および照明装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来全反射を利用したレンズ、いわゆるTIRレンズを用いた光源装置が知られている。TIRレンズは中央部に配置された屈折部、および屈折部の周囲に配置された反射部を備えている。TIRレンズを用いた光源装置を開示した文献として、例えば特許文献1が知られている。
【0003】
特許文献1に開示された光学ユニット(光源装置)は複数の光源(発光素子)、複数の光源上に各々配置されたコリメートレンズの機能を有する複数の光学手段(TIRレンズ)、複数の光学手段の出射面側に配置された複数のレンズアレイを備え、複数の異なる配光パターンを形成している。特許文献1に開示された光学ユニットの用途は、主に車両用灯具である。
【0004】
上記のような光源装置は例えば車両等に搭載されるヘッドアップディスプレイ(以下、「HUD」という場合がある)の照明装置(バックライト)として用いられる場合もある。HUDに用いる光源装置においては、特に明るく、むらのない、すなわち、高輝度で均一な輝度分布であることが求められる。換言すれば、光束の利用効率が高く適切な配光であることが求められる。上記のTIRレンズは、発光素子からの出射光において出射軸とのなす角度(指向角)が大きく外側に広がる光も集光させることができるので、この目的に適合する光学手段として用いられる場合も多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-189306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、従来から用いられているTIRレンズは、屈折部に入射した光は正の光学的パワーで集光し、反射部に入射した光は傾斜した反射面での全反射を利用しているため、屈折部と反射部の境界において出射される光量を確保することが困難であった。このようなTIRレンズを光学部材として用いると、屈折部と反射部の境界に輝度ムラが生じ、良好な画像表示が困難になるという問題があった。
【0007】
そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、輝度ムラを低減することが可能な光学部材および照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の光学部材は、光を屈折させる屈折部と、前記屈折部の両側に配置された突出部を有する反射部と、を備え、前記突出部は、前記突出部に入射する光の反射を調整する光反射調整部を備えることを特徴とする。
【0009】
このような本発明の光学部材では、光反射調整部で突出部に入射する光を調整し、屈折部と反射部の境界における光量を向上させ、輝度ムラを低減することが可能となる。
【0010】
また、本発明の一態様では、前記光反射調整部は、前記反射部の傾斜が変化する傾斜変化部である。
(【0011】以降は省略されています)

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