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公開番号2024037185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-18
出願番号2023144863
出願日2023-09-06
発明の名称家畜の育成方法および家畜用飼料
出願人株式会社CLOX
代理人個人,個人
主分類A01K 1/00 20060101AFI20240311BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】効率よく家畜を成長させることができ、畜舎内で畜養中の家畜が感染症に罹患することを防止できる家畜の育成方法および家畜用飼料を提供する。
【解決手段】家畜および/または家畜が飼育される施設内に、二酸化塩素を含有する二酸化塩素含有液体および/または二酸化塩素含有気体を供給する。家畜および/または家畜の飼育環境を改善できる。また、二酸化塩素含有液体として家畜の飲料水となる二酸化塩素含有飲料水を調製し、二酸化塩素含有飲料水を家畜に与えれば、効率よく家畜を成長させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
家畜および/または家畜が飼育される施設内に、二酸化塩素を含有する二酸化塩素含有液体および/または二酸化塩素ガスを含有する二酸化塩素含有気体を供給する
ことを特徴とする家畜の育成方法。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記二酸化塩素含有液体として家畜の飲料水となる二酸化塩素含有飲料水を調製し、
該二酸化塩素含有飲料水を家畜に与える
ことを特徴とする請求項1記載の家畜の育成方法。
【請求項3】
家畜用飲水供給設備を通して前記二酸化塩素含有飲料水を家畜に供給する
ことを特徴とする請求項2記載の家畜の育成方法。
【請求項4】
前記二酸化塩素含有飲料水の二酸化塩素濃度が、0.2~0.3ppmである
ことを特徴とする請求項2または3記載の家畜の育成方法。
【請求項5】
前記二酸化塩素含有水および/または二酸化塩素含有気体を畜舎内に噴霧する
ことを特徴とする請求項1記載の家畜の育成方法。
【請求項6】
畜舎内に前記二酸化塩素含有水および/または二酸化塩素含有気体を、畜舎内の二酸化塩素濃度が10~100ppmとなるように噴霧する
ことを特徴とする請求項5記載の家畜の育成方法。
【請求項7】
前記二酸化塩素含有液体を添加した二酸化塩素含有水を調製し、該二酸化塩素含有水を畜舎内の洗浄終了後に、該畜舎の床および/または壁に流す
および/または
前記二酸化塩素含有気体によって施設内を燻蒸する
ことを特徴とする請求項1記載の家畜の育成方法。
【請求項8】
前記二酸化塩素含有水が貯留された消毒槽および/または前記二酸化塩素含有水および/または二酸化塩素含有気体を噴き出す噴霧装置を施設入り口に設置し、施設入り口から入退出する人および物体を前記二酸化塩素含有水および/または二酸化塩素含有気体に接触させる
ことを特徴とする請求項1記載の家畜の育成方法。
【請求項9】
二酸化塩素を含有する二酸化塩素含有液体である
ことを特徴とする家畜用飼料。
【請求項10】
前記二酸化塩素含有液体は、
二酸化塩素濃度が、0.2~0.3ppmである
ことを特徴とする請求項9記載の家畜用飼料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、家畜の育成方法および家畜用飼料に関する。さらに詳しくは、二酸化塩素を使用して家畜の飼育環境を改善する家畜の育成方法およびかかる家畜の育成に使用される家畜用飼料に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
家禽や豚、牛などの肉用の家畜の育成においては、効率よく家畜を成長させること、つまり、与える飼料に対して家畜の体重増加が重要である。また、家畜が飼育途中で死亡した場合には、それまでに費やした飼料などが無駄になってしまうため、家畜を出荷するまで健全な状況で出荷できる飼育環境を維持することが必要である。
【0003】
一方、近年、養鶏場では、高病原性鳥インフルエンザや鶏伝染性気管支炎(IB)などの家畜感染症の発生が報告されている。かかる家畜感染症が発生した場合、発症した鶏が鶏舎で飼育する鶏の一部であっても、同一鶏舎などで飼育する鶏を全て殺処分することが必要になるため、多大な損害が発生する。
【0004】
また、豚や牛でも、豚熱や口蹄疫などの家畜感染症が報告されており、この場合も、一部の個体の発症であっても、同一畜舎などで飼育する豚や牛を全て殺処分することが必要になるため、多大な損害が発生する。
【0005】
ところで、従来、空気中に存在するウイルスなどを不活化して空気を浄化するため、また、建屋などの内部を除菌するために、オールアウト時にホルマリンを使用した燻蒸が実施されている。しかし、ホルマリンの燻蒸は薬剤毒性が指摘されており、ホルマリンに代えて高濃度二酸化塩素含有気体燻蒸を使用することも検討されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-61395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1の技術は、家畜が存在しないオールアウト時に畜舎内の空間を殺菌消毒するものであり、家畜の出荷が終了したのち次に家畜を飼育するまでの限られた期間でしか実施できない。このため、畜養中に近隣で家畜感染症が発生した場合に、特許文献1の技術では、畜舎内で畜養中の家畜が家畜感染症に罹患することを防止できない。
【0008】
畜舎内の家畜を一旦畜舎から移動させて畜舎内の空間を殺菌消毒すれば、畜養中の家畜が家畜感染症に罹患することを防止できる可能性はあるが、畜舎内の家畜を一旦畜舎から移動させることは現実的には不可能である。
【0009】
本考案は上記事情に鑑み、効率よく家畜を成長させることができ、畜舎内で畜養中の家畜が家畜感染症に罹患することを防止できる家畜の育成方法および家畜用飼料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
<家畜の育成方法>
第1発明の家畜の育成方法は、家畜および/または家畜が飼育される施設内に、二酸化塩素を含有する二酸化塩素含有液体および/または二酸化塩素ガスを含有する二酸化塩素含有気体を供給することを特徴とする。
第2発明の家畜の育成方法は、第1発明において、前記二酸化塩素含有液体として家畜の飲料水となる二酸化塩素含有飲料水を調製し、該二酸化塩素含有飲料水を家畜に与えることを特徴とする。
第3発明の家畜の育成方法は、第2発明において、家畜用飲水供給設備を通して前記二酸化塩素含有飲料水を家畜に供給することを特徴とする。
第4発明の家畜の育成方法は、第2または第3発明において、前記二酸化塩素含有飲料水の二酸化塩素濃度が、0.2~0.3ppmであることを特徴とする。
第5発明の家畜の育成方法は、第1発明において、前記二酸化塩素含有水および/または二酸化塩素含有気体を畜舎内に噴霧することを特徴とする。
第6発明の家畜の育成方法は、第5発明において、畜舎内に前記二酸化塩素含有水および/または二酸化塩素含有気体を、畜舎内の二酸化塩素濃度が10~100ppmとなるように噴霧することを特徴とする。
第7発明の家畜の育成方法は、第1発明において、前記二酸化塩素含有水を調製し、該二酸化塩素含有水を畜舎内の洗浄終了後に、該畜舎の床および/または壁に流す、および/または、前記二酸化塩素含有気体によって施設内を燻蒸することを特徴とする。
第8発明の家畜の育成方法は、第1発明において、前記二酸化塩素含有水が貯留された消毒槽および/または前記二酸化塩素含有水および/または二酸化塩素含有気体を噴き出す噴霧装置を施設入り口に設置し、施設入り口から入退出する人および物体を前記二酸化塩素含有水および/または二酸化塩素含有気体に接触させることを特徴とする。
<家畜用飼料>
第9発明の家畜用飼料は、二酸化塩素を含有する二酸化塩素含有液体であることを特徴とする。
第10発明の家畜用飼料は、第9発明において、前記二酸化塩素含有液体は、二酸化塩素濃度が、0.2~0.3ppmであることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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