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公開番号2024051524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157738
出願日2022-09-30
発明の名称除草装置
出願人戸田建設株式会社,国立大学法人 熊本大学
代理人個人
主分類A01M 21/04 20060101AFI20240404BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】匍匐性植物や背丈の低い葉菜類等の育成植物の生長は維持・促進した上で、立性雑草のみを選択的に防除する。
【解決手段】育生植物2から突出して伸びる立性雑草3を除去するための除草装置1Aである。前記除草装置1Aは、前記育生植物2から離隔した位置に設けられる電極4と、前記電極4に電圧を印加する電源装置5とから構成される。前記立性雑草3が前記電極4と接触することにより、前記立性雑草3に電気的刺激が与えられ、前記立性雑草3が選択的に除去される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
育生植物から突出して伸びる立性雑草を除去するための除草装置であって、
前記育生植物から離隔した位置に設けられる電極と、前記電極に電圧を印加する電源装置とからなり、
前記立性雑草が前記電極と接触することにより、前記立性雑草に電気的刺激が与えられ、前記立性雑草が選択的に除去されることを特徴とする除草装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記電極は、網状に形成されている請求項1記載の除草装置。
【請求項3】
前記育生植物の生育状況に応じて、前記電極の位置が変化できるように構成されている請求項1記載の除草装置。
【請求項4】
前記電極は、所定の位置に固定されるか、移動可能とされている請求項1記載の除草装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電気的刺激を利用して立性雑草の防除を行い、匍匐性植物や草丈の低い植物が優先的に生育できるようにした除草装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
土木工事や農作物栽培などにおいては、匍匐性植物(茎や枝が地面を這うように伸びる植物)による地面や壁面等のグランドカバー緑化や、草丈の低い葉菜類等の栽培が行われており、いずれも立性雑草(茎や枝が直立して伸びる雑草)の防除が必要となる。
【0003】
従来より、雑草の防除方法としては、(1)除草剤を散布する化学的方法・(2)刈払機によって刈り取る物理的方法・(3)ヤギなどの草食動物に食べてもらう生物的方法が知られている。これらの除草方法は、以下のような課題がある。
【0004】
上記(1)の化学的方法では、除草剤の人体や生態系への影響が懸念され、具体的には、作業者が散布時に除草剤を吸い込むことで健康被害が発生する、魚毒性を有する成分が河川等に流出して魚類が死亡することがある、近隣の地域住民からの理解が得られにくい、などの課題がある。
【0005】
上記(2)の物理的方法では、作業者の身体的負担が懸念され、具体的には、高温時期の除草作業は重労働であり、熱中症等のリスクが高まる、刈り取り後も雑草が再生するため、定期的に除草作業を行う必要がある、毎年5~10名が動力刈払機による事故で死亡している(農林水産省「農作業死亡事故の概要」)、などの課題がある。
【0006】
上記(3)の生物的方法では、ヤギなどの飼育の手間があり、具体的には、雑草以外にエサ(干し草、鉱塩)や水を与えなければならない、敷地から逃げ出さないように柵などを設置する必要がある、臭いの原因となる糞尿を処理する必要がある、などの課題がある。
【0007】
また、これらの化学的・物理的・生物的な除草方法に加え、電気的除草方法も広く知られている。従来の電気的除草方法としては、例えば下記特許文献1、2などを挙げることができる。
【0008】
特許文献1には、圃場内の地面または水面から所定寸法離反するとともに作物の間に配設された放電用ワイヤと、高電圧発生部とこの高電圧発生部に接続されるとともに前記放電用ワイヤに接離される高電圧電極とを有する可搬式の高電圧発生装置とよりなる雑草除去装置が開示されている。かかる雑草除去装置によれば、高電圧電極を放電用ワイヤに接触させて高電圧発生部から高電圧を発生させると、放電用ワイヤからこの放電用ワイヤに近接している雑草を介して火花放電が行われ、作物の間の雑草を除去することができるようになる。
【0009】
また特許文献2には、走行機体に装着した通電部を雑草等に接触させて高電圧を流すことにより枯らし除草を行う除草装置において、上記通電部を電源に接続した高電圧発生器と、該高電圧発生器から草に接触可能に設置した接触電極と、地面に接してアースを行うアース電極とにより構成した通電式除草装置が開示されている。かかる通電式除草装置によれば、接触電極が地面から離間する高さを調節可能に支持するようになっており、これにより接触電極は地面に接触することなく除草しようとする草の丈に合わせてその高さを適切に調節され、該接触電極に草が接当することにより高電圧を発生させ、草の組織細胞並びにその成長点を破壊して枯らし除草するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平5-168391号公報
特開平8-56548号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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