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公開番号2024036436
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2024012568,2020142227
出願日2024-01-31,2020-08-26
発明の名称三次元造形物
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類B22F 3/24 20060101AFI20240308BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】不純物を含有する金属粉末を用いて三次元造形され、挿入損失が低減された三次元造形物を提供する。
【解決手段】本開示の三次元造形物100は、不純物1を含有する金属で構成され、一端の断面が矩形を呈し、管状部5、5aを有する三次元造形物100であって、管状部5、5aの内壁4の面粗度が予め設定された数値範囲内であること、または、管状部部5、5aに伝搬される電磁波の周波数に基づいて決定される数値範囲内であることを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
不純物を含有する金属で構成され、一端の断面が矩形を呈し、管状部を有する三次元造形物であって、前記管状部の内壁の面粗度が予め設定された数値範囲内であることを特徴とする三次元造形物。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記内壁を平滑化処理することで前記内壁に露出する前記不純物が除去されていることを特徴とする請求項1に記載の三次元造形物。
【請求項3】
前記内壁の面粗度は、前記管状部に伝搬される電磁波の周波数に基づいて決定される数値範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の三次元造形物。
【請求項4】
前記内壁の面粗度は、前記管状部に伝搬される電磁波の挿入損失に基づいて決定される数値範囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の三次元造形物。
【請求項5】
前記内壁の面粗度の数値範囲は、2μm以上4μm以下であることを特徴とする請求項4に記載の三次元造形物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、三次元造形物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一般的な三次元造形物の製造方法として、例えば、特許文献1に開示されるように、エポキシ系樹脂を層状に積層する方法がある。このような製造方法で造形された三次元造形物は、製品の試作目的だけでなく、製品そのものとして使用される場合もある。すなわち、かかる製造方法は、製品の製造手段としても用いられる。製品の作製に当たっては、三次元造形物の表面を保護するために皮膜の形成が要求される製品のニーズもある。かかる目的のため、三次元造形物の表面にめっき層を形成する方法が適用されている。
【0003】
三次元造形物の一態様である管状造形物の製造方法として、3Dプリンタを用いた三次元造形による製造方法が有効である。従来の製造方法では製造が困難であった管状内部の複雑な構造が容易に形成できるという利点があるからである。管状造形物が適用される製品の一例として、三次元形状の高周波回路、すなわち、伝送線路である導波管装置が挙げられる。導波管装置には、例えば、特許文献2に開示されるように、高周波回路の構成のために、管状内部の内壁の形状が平坦でない構造が用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-218604号公報
特開2004-48486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の三次元造形の製造方法は、エポキシ系樹脂を層状に積層する樹脂製の三次元造形物の製造には好適であるが、導波管装置のような金属からなる三次元造形物の製造方法には適用できないという課題があった。
【0006】
一方、特許文献2に開示された管状内部の内壁の形状が複雑な構造の導波管では、製造上の制約から導波管を分割された部品で構成する必要があり、部品間の接合強度の問題あるいは複数の部品の接合によって生じる設計誤差の発生があった。
【0007】
三次元造形の製造方法により、三次元造形物の一態様である金属製の管状造形物を作製しても、管状部の内壁の面粗度の影響で、管状造形物を導波管装置として使用した場合に、挿入損失が大きいという課題があった。したがって、上述の分割された部品の問題を解決すべく三次元造形を適用して内部構造の複雑な管状造形物を形成できたとしても、挿入損失の小さい導波管装置は実現できないという課題があった。
【0008】
本開示は、上記のような課題を解消するためになされたもので、金属粉末を用いて管状造形物が造形でき、挿入損失が低減された三次元造形物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願に開示される三次元造形物は、不純物を含有する金属で構成され、一端の断面が矩形を呈する管状の三次元造形物であって、前記三次元造形物の管状部の内壁で許容される面粗度の数値範囲は、前記管状部に伝搬を予定する電磁波の周波数に基づいて決定される三次元造形物である。
【発明の効果】
【0010】
本願に開示される三次元造形物によれば、三次元造形物の内壁の面粗度が予め設定された数値範囲内に制御できるので、挿入損失が低減された三次元造形物が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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