TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024035165
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2023138893
出願日2023-08-29
発明の名称樹脂組成物
出願人旭化成株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C08G 73/10 20060101AFI20240306BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】LTPS(低温ポリシリコン)・LTPO(低温多結晶酸化物)等のディスプレイプロセスに適用可能な樹脂組成物を提供する。
【解決手段】樹脂組成物は、ジアミンとして式(3)に由来する構成単位を15mol%以上含み、酸無水物として式(5)に由来する構成単位を15mol%以上含有するポリアミック酸及び/又はポリイミドを含む。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024035165000160.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">66</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">167</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)及び/又は(2):
TIFF
2024035165000126.tif
31
168
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、pは正の整数を示す。}
TIFF
2024035165000127.tif
35
156
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、qは正の整数を示す。}
で表される構造単位を含む樹脂を含む、樹脂組成物であって、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(3)及び(4):
TIFF
2024035165000128.tif
37
162
{式中、Q

及びQ

の各々は、複数ある場合それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~12の飽和脂肪族炭化水素基、炭素数2~12の不飽和脂肪族炭化水素基、炭素数1~12のアルコキシ基、炭素数6~14の芳香族基、ヒドロキシ基、ニトリル基、ニトロ基、カルボキシ基、又はアミド基を表す。}
TIFF
2024035165000129.tif
19
168
に由来する構成単位を含み、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(6)及び(7):
TIFF
2024035165000130.tif
28
160
TIFF
2024035165000131.tif
27
164
に由来する構成単位のうち少なくとも1以上を含み、かつ
下記一般式(5):
TIFF
2024035165000132.tif
45
166
{式中、Q

及びQ

の各々は、複数ある場合それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~12の飽和脂肪族炭化水素基、炭素数2~12の不飽和脂肪族炭化水素基、炭素数1~12のアルコキシ基、炭素数6~14の芳香族基、ヒドロキシ基、ニトリル基、ニトロ基、カルボキシ基、又はアミド基を表し、Xは、それぞれ独立に、エーテル基、カルボニル基、エステル基、アミド基から成る群から選択される少なくとも1つであり、pは0又は1の整数である。}
に由来する構成単位を含み、
全ジアミンを100mol%としたとき、前記一般式(3)に由来する構成単位を15mol%以上、または
全酸二無水物を100mol%としたとき、前記一般式(5)に由来する構成単位を15mol%以上含有する、
樹脂組成物。
続きを表示(約 5,500 文字)【請求項2】
下記一般式(1)及び/又は(2):
TIFF
2024035165000133.tif
35
170
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、pは正の整数を示す。}
TIFF
2024035165000134.tif
36
150
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、qは正の整数を示す。}
で表される構造単位を含む樹脂を含む、樹脂組成物であって、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(4):
TIFF
2024035165000135.tif
19
153
に由来する構成単位を含み、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(6)及び(7):
TIFF
2024035165000136.tif
29
160
TIFF
2024035165000137.tif
30
148
に由来する構成単位のうち少なくとも1以上を含み、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(3):
TIFF
2024035165000138.tif
37
155
{式中、Q

及びQ

の各々は、複数ある場合それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~12の飽和脂肪族炭化水素基、炭素数2~12の不飽和脂肪族炭化水素基、炭素数1~12のアルコキシ基、炭素数6~14の芳香族基、ヒドロキシ基、ニトリル基、ニトロ基、カルボキシ基、又はアミド基を表す。}
に由来する構成単位を含み、かつ/又は、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(5):
TIFF
2024035165000139.tif
45
166
{式中、Q

及びQ

の各々は、複数ある場合それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~12の飽和脂肪族炭化水素基、炭素数2~12の不飽和脂肪族炭化水素基、炭素数1~12のアルコキシ基、炭素数6~14の芳香族基、ヒドロキシ基、ニトリル基、ニトロ基、カルボキシ基、又はアミド基を表し、Xは、それぞれ独立に、エーテル基、カルボニル基、エステル基、アミド基から成る群から選択される少なくとも1つであり、pは0又は1の整数である。}
に由来する構成単位を含み、
全ジアミンを100mol%としたとき、前記一般式(3)に由来する構成単位を15mol%以上含有するか、または
全酸二無水物を100mol%としたとき、前記一般式(5)に由来する構成単位を15mol%以上含有し、
前記樹脂組成物が、下記一般式(10)、(11)、(12)及び(13):
TIFF
2024035165000140.tif
24
156
TIFF
2024035165000141.tif
23
159
TIFF
2024035165000142.tif
27
162
TIFF
2024035165000143.tif
28
170
から選択される少なくとも1以上の構成単位を含む、樹脂組成物。
【請求項3】
前記P

及び/又はP

が、上記一般式(3)に由来する構成単位を含み、かつ
前記P

及び/又はP

が、上記一般式(5)に由来する構成単位を含む、
請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
下記一般式(1)及び(2):
TIFF
2024035165000144.tif
34
164
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、pは正の整数を示す。}
TIFF
2024035165000145.tif
36
156
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、qは正の整数を示す。}
で表される構造単位を含む樹脂を含む、樹脂組成物であって、
前記P

が、下記一般式(4):
TIFF
2024035165000146.tif
22
154
に由来する構成単位含み、かつ、
前記P

が、下記一般式(5):
TIFF
2024035165000147.tif
44
170
{式中、Q

及びQ

の各々は、複数ある場合それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~12の飽和脂肪族炭化水素基、炭素数2~12の不飽和脂肪族炭化水素基、炭素数1~12のアルコキシ基、炭素数6~14の芳香族基、ヒドロキシ基、ニトリル基、ニトロ基、カルボキシ基、又はアミド基を表し、Xは、それぞれ独立に、エーテル基、カルボニル基、エステル基、アミド基から成る群から選択される少なくとも1つであり、pは0又は1の整数である。}
に由来する構成単位を含む樹脂を含む、樹脂組成物。
【請求項5】
前記樹脂が、下記一般式(8):
TIFF
2024035165000148.tif
27
163
{式中、P

、及びP

の各々は、複数ある場合それぞれ独立に、炭素数1~5の1価の脂肪族炭化水素基又は炭素数6~10の1価の芳香族基を示し、そしてrは1~200の整数を示す。}
の構成単位を更に含む、請求項1、2及び4のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
【請求項6】
下記一般式(1)及び/又は(2):
TIFF
2024035165000149.tif
33
170
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、pは正の整数を示す。}
TIFF
2024035165000150.tif
36
165
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、qは正の整数を示す。}
で表される構造単位を含む樹脂を含む、樹脂組成物の製造方法であって、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(4):
TIFF
2024035165000151.tif
18
165
に由来する構成単位を含み、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(6)及び(7):
TIFF
2024035165000152.tif
29
164
TIFF
2024035165000153.tif
28
162
に由来する構成単位のうち少なくとも1以上を含み、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(3):
TIFF
2024035165000154.tif
38
160
{式中、Q

及びQ

の各々は、複数ある場合それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~12の飽和脂肪族炭化水素基、炭素数2~12の不飽和脂肪族炭化水素基、炭素数1~12のアルコキシ基、炭素数6~14の芳香族基、ヒドロキシ基、ニトリル基、ニトロ基、カルボキシ基、又はアミド基を表す。}
に由来する構成単位を含み、
かつ/又は、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(5):
TIFF
2024035165000155.tif
46
169
{式中、Q

及びQ

の各々は、複数ある場合それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~12の飽和脂肪族炭化水素基、炭素数2~12の不飽和脂肪族炭化水素基、炭素数1~12のアルコキシ基、炭素数6~14の芳香族基、ヒドロキシ基、ニトリル基、ニトロ基、カルボキシ基、又はアミド基を表し、Xは、それぞれ独立に、エーテル基、カルボニル基、エステル基、アミド基から成る群から選択される少なくとも1つであり、pは0又は1の整数である。}
に由来する構成単位を含み、
全ジアミンを100mol%としたとき、前記一般式(3)に由来する構成単位を15mol%以上含有するか、または
全酸二無水物を100mol%としたとき、前記一般式(5)に由来する構成単位を15mol%以上含有し、
上記一般式(4)の化合物を含む溶液に、上記一般式(6)及び(7)から選択される少なくとも一以上の化合物を添加する工程を含む、樹脂組成物の製造方法。
【請求項7】
前記P

及び/又はP

が、上記一般式(3)に由来する構成単位を含み、かつ
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(5)に由来する構成単位を含む、請求項6に記載の樹脂組成物の製造方法。
【請求項8】
下記一般式(1)及び(2):
TIFF
2024035165000156.tif
32
167
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、pは正の整数を示す。}
TIFF
2024035165000157.tif
37
164
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、qは正の整数を示す。}
で表される構造単位を含む樹脂を含む、樹脂組成物の製造方法であって、
下記一般式(4):
TIFF
2024035165000158.tif
19
165
の化合物と、下記一般式(5):
TIFF
2024035165000159.tif
45
165
{式中、Q

及びQ

の各々は、複数ある場合それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~12の飽和脂肪族炭化水素基、炭素数2~12の不飽和脂肪族炭化水素基、炭素数1~12のアルコキシ基、炭素数6~14の芳香族基、ヒドロキシ基、ニトリル基、ニトロ基、カルボキシ基、又はアミド基を表し、Xは、それぞれ独立に、エーテル基、カルボニル基、エステル基、アミド基から成る群から選択される少なくとも1つであり、pは0又は1の整数である。}
の化合物とを重縮合して、前記一般式(2)の構造単位を含む樹脂2を合成したのち、
前記一般式(1)の構造単位を前記樹脂2に導入する工程を含む、
樹脂組成物の製造方法。
【請求項9】
支持体の表面上に、請求項1、2及び4のいずれか一項に記載の樹脂組成物、あるいは請求項6または8に記載の方法により得られた樹脂組成物を塗布する塗布工程と、
該樹脂組成物を加熱してポリイミド樹脂膜を形成する膜形成工程と、
該ポリイミド樹脂膜を該支持体から剥離する剥離工程と、
前記剥離工程に先立って、前記支持体側から前記樹脂組成物にレーザーを照射する照射工程とを含む、ポリイミド樹脂膜の製造方法。
【請求項10】
支持体の表面上に、請求項1、2及び4のいずれか一項に記載の樹脂組成物、あるいは請求項6または8に記載の方法により得られた樹脂組成物を塗布する塗布工程と、
該樹脂組成物を加熱してポリイミド樹脂膜を形成する膜形成工程と、
該ポリイミド樹脂膜上に素子を形成する素子形成工程と、
該素子が形成された該ポリイミド樹脂膜を該支持体から剥離する剥離工程と、
を含む、ディスプレイの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂組成物に関する。本発明はさらに、樹脂組成物、ポリイミド樹脂膜、積層体、ディスプレイ及びフレキシブルデバイスの製造方法にも関する。
続きを表示(約 4,100 文字)【背景技術】
【0002】
ポリイミド樹脂は、不溶、不融の超耐熱性樹脂であり、耐熱酸化性、耐熱特性、耐放射線性、耐低温性、耐薬品性等に優れた特性を有している。このため、ポリイミド樹脂は、電子材料を含む広範囲な分野で用いられている。電子材料分野におけるポリイミド樹脂の適用例としては、例えば絶縁コーティング材、絶縁膜、半導体、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(TFT-LCD)の電極保護膜等を挙げることができる。最近は、ポリイミドフィルムの軽さ、柔軟性などを利用して、ディスプレイ材料の分野において従来使用されていたガラス基板に代わり、フレキシブル基板としても採用が検討されている。特に近年は、LTPS(Low-temperature polysilicon;低温ポリシリコン)・LTPO(Low-temperature polycrystalline oxide;低温多結晶酸化物)等の400℃以上の高温プロセスに耐えうる材料が求められている。
【0003】
文献1には、酸二無水物モノマーとしてBPAF(9,9-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)フルオレン酸二無水物),PMDA(ピロメリット酸無水物),BPDA(3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物)、ジアミンモノマーとして、BAFL(9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン)、ケイ素含有化合物を用いたポリイミド前駆体が検討され、文献2では、酸二無水物モノマーとしてBPAF,BPDA、ジアミンモノマーとして、BAFL,pPD(p-フェニレンジアミン)を用いたポリイミド前駆体が検討され、文献3,4では、酸二無水物モノマーとしてBPAF,PMDA、ジアミンモノマーとして、BAFL,pPDを用いたポリイミド前駆体が検討され、文献5では、BPAF,BPDA、ジアミンモノマーとして、BAFLを用いたポリイミドが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/241523号
台湾特許第607058号
台湾特許第573816号
国際公開第2012/033213号
国際公開第2019/188305号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献で用いられている、酸二無水物モノマー・ジアミンモノマーのみを使ったポリイミドの場合、ディスプレイに求められる特性(430℃で硬化した場合のガラス転移温度・YI(黄色度)、ヤング率、耐薬品性、積層体の耐熱性等の特性を両立すること)として不十分であった(後述する比較例参照)。
【0006】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みて為されたものであり、特定の酸二無水物モノマー・ジアミンモノマーを特定の割合(mol%)で用いることで、ディスプレイ(特にLTPS(低温ポリシリコン)・LTPO(低温多結晶酸化物)を用いたディスプレイ)に適用可能なポリイミド等含有樹脂組成物を提供することを目的とする。具体的には、430℃以上で硬化した場合のガラス転移温度・YI(黄色度)、ヤング率、耐薬品性の各特性を両立し、LTPS(低温ポリシリコン)・LTPO(低温多結晶酸化物)等のディスプレイプロセスに適用可能なポリイミドフィルム、及びこれを形成するための樹脂組成物、積層体等を提供することを目的とする。本発明はさらに、樹脂組成物・ポリイミド樹脂膜・積層体・ディスプレイ及びフレキシブルデバイスの各製造方法を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、酸二無水物モノマーとして(9,9-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)(BPAF)、ピロメリット酸無水物(PMDA)、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(aBPDA,BPDA)等の酸二無水物モノマー)を用い、ジアミンモノマーとしてフェニレンジアミン(pPD,mPD)、9,9-ビス(4-アミノフェニル)フルオレン(BAFL)等を用いることで、得られたポリイミドは、特に430℃以上で硬化した場合のガラス転移温度・YI(黄色度)、ヤング率、耐薬品性、積層体の耐熱性等のディスプレイ用途に求められる特性が優れることを見出した。
すなわち、上記課題は、以下の技術的手段により解決されることができる。
[1]
下記一般式(1)及び/又は(2):
TIFF
2024035165000001.tif
29
161
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、pは正の整数を示す。}
TIFF
2024035165000002.tif
35
169
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、qは正の整数を示す。}
で表される構造単位を含む樹脂を含む、樹脂組成物であって、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(3)及び(4):
TIFF
2024035165000003.tif
37
168
{式中、Q

及びQ

の各々は、複数ある場合それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~12の飽和脂肪族炭化水素基、炭素数2~12の不飽和脂肪族炭化水素基、炭素数1~12のアルコキシ基、炭素数6~14の芳香族基、ヒドロキシ基、ニトリル基、ニトロ基、カルボキシ基、又はアミド基を表す。}
TIFF
2024035165000004.tif
20
161
に由来する構成単位を含み、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(6)及び(7):
TIFF
2024035165000005.tif
29
164
TIFF
2024035165000006.tif
30
165
に由来する構成単位のうち少なくとも1以上を含み、かつ
下記一般式(5):
TIFF
2024035165000007.tif
44
170
{式中、Q

及びQ

の各々は、複数ある場合それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1~12の飽和脂肪族炭化水素基、炭素数2~12の不飽和脂肪族炭化水素基、炭素数1~12のアルコキシ基、炭素数6~14の芳香族基、ヒドロキシ基、ニトリル基、ニトロ基、カルボキシ基、又はアミド基を表し、Xは、それぞれ独立に、エーテル基、カルボニル基、エステル基、アミド基から成る群から選択される少なくとも1つであり、pは0又は1の整数である。}
に由来する構成単位を含み、
全ジアミンを100mol%としたとき、前記一般式(3)に由来する構成単位を15mol%以上、または
全酸二無水物を100mol%としたとき、前記一般式(5)に由来する構成単位を15mol%以上含有する、
樹脂組成物。
[2]
下記一般式(1)及び/又は(2):
TIFF
2024035165000008.tif
33
158
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、pは正の整数を示す。}
TIFF
2024035165000009.tif
35
166
{式中、P

は、2価の有機基を示し、P

は、4価の有機基を示し、qは正の整数を示す。}
で表される構造単位を含む樹脂を含む、樹脂組成物であって、
前記P

及び/又はP

が、下記一般式(4):
TIFF
2024035165000010.tif
19
169
に由来する構成単位を含み、
前記P

及び/又はP

【発明の効果】
【0008】
特定の酸二無水物モノマー・ジアミンモノマーを特定の割合(mol%)で用いることで、ディスプレイ(特にLTPS(低温ポリシリコン)・LTPO(低温多結晶酸化物)を用いたディスプレイ)に適用可能なポリイミド等含有樹脂組成物を提供することができる。
具体的には、430℃以上で硬化した場合のガラス転移温度・YI(黄色度)、ヤング率、耐薬品性、積層体の耐熱性の各特性を両立し、LTPS(低温ポリシリコン)・LTPO(低温多結晶酸化物)等のディスプレイプロセスに適用可能なポリイミドフィルム、及びこれを形成するための樹脂組成物、積層体等を提供することを目的とする。本発明はさらに、樹脂組成物・ポリイミド樹脂膜・積層体・ディスプレイ及びフレキシブルデバイスの各製造方法を提供することができる。
【0009】
なお、上述の記載は、本発明の全ての実施形態及び本発明に関する全ての利点を開示したものと見なしてはならない。本発明の更なる実施形態及びその利点は、以下の記載を参照することにより明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態のディスプレイの例として、トップエミッション型フレキシブル有機ELディスプレイの、ポリイミド基板より上部の構造を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

旭化成株式会社
蓄電池用電極製造装置
2日前
旭化成株式会社
成形体及びその製造方法
4日前
旭化成株式会社
ポリアセタール樹脂組成物
3日前
旭化成株式会社
ポリアミド組成物及び成形品
2日前
旭化成株式会社
治具、及び治具と装置のセット
4日前
旭化成株式会社
真贋判定装置、情報処理方法、およびプログラム
4日前
旭化成株式会社
高耐久防曇塗膜およびコーティング組成物
4日前
旭化成株式会社
複合中空糸膜モジュールおよびその製造方法
8日前
旭化成株式会社
二次電池状態推定方法、二次電池状態推定方法を含む動作を実行させるコンピュータプログラム、二次電池状態推定装置及び二次電池状態推定装置を備えるシステム
2日前
株式会社日本触媒
組成物
1か月前
東レ株式会社
多孔質フィルム
1か月前
株式会社ナリス化粧品
構造体
2日前
三菱ケミカル株式会社
積層体
29日前
株式会社コバヤシ
成形体
2か月前
株式会社きもと
障子用フィルム
2か月前
三菱ケミカル株式会社
樹脂組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2か月前
東レ株式会社
ポリアミド樹脂組成物
25日前
株式会社松風
光硬化性組成物
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2か月前
株式会社日本触媒
無機粒子含有分散体
1か月前
サンノプコ株式会社
樹脂組成物
2か月前
テクノUMG株式会社
物品
1か月前
AGC株式会社
水性分散液
1か月前
株式会社魁半導体
機能性粉体及び組成物
2か月前
アイカ工業株式会社
ホットメルト組成物
16日前
株式会社カネカ
硬化性組成物
2か月前
ユニチカ株式会社
多孔質ポリアミドイミド
1か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
2か月前
株式会社カネカ
硬化性組成物
2か月前
株式会社カネカ
樹脂組成物およびフィルム
1か月前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
10日前
東レ株式会社
ポリエステル組成物の製造方法
17日前
松本油脂製薬株式会社
樹脂粒子及びその用途
16日前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリオレフィンフィルム
22日前
続きを見る