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公開番号2024034361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022138550
出願日2022-08-31
発明の名称光学装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20240306BHJP(光学)
要約【課題】近くにある機器に対する磁気的な影響を抑制すること。
【解決手段】光学装置は、カメラモジュールを保持可能なモジュール保持体と、固定部材FBと、モジュール保持体を移動させる駆動部DMと、モジュール保持体と固定部材FBとの間に配置され、内側にモジュール保持体を移動可能に配置する連結部材3と、を備える。駆動部DMは、連結部材3に対してモジュール保持体を移動させる第1駆動部DM1と、固定部材FBに対して連結部材3を移動させる第2駆動部DM2とを有する。第1駆動部DM1は、モジュール保持体2を含む第1可動部材MB1と連結部材3を含む第2可動部材MB2との間に設けられた複数の第1形状記憶合金ワイヤSC1を含んで構成され、第2駆動部DM2は、第2可動部材MB2と固定部材FBとの間に設けられた複数の第2形状記憶合金ワイヤSC2を含んで構成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
レンズ体及び撮像素子を有する光学モジュールを保持可能なモジュール保持体と、
前記モジュール保持体を移動可能に収容する筐体を含む固定部材と、
前記モジュール保持体を移動させる駆動部と、を備えた光学装置において、
前記モジュール保持体と前記固定部材との間に配置され、内側に前記モジュール保持体を移動可能に配置する中間部材を備え、
前記駆動部は、前記中間部材に対して前記モジュール保持体を移動させる第1駆動部と、前記固定部材に対して前記中間部材を移動させる第2駆動部と、を有し、
前記第1駆動部は、前記モジュール保持体を含む第1可動部材と前記中間部材を含む第2可動部材との間に設けられた複数の第1形状記憶合金ワイヤを含んで構成され、
前記第2駆動部は、前記第2可動部材と前記固定部材との間に設けられた複数の第2形状記憶合金ワイヤを含んで構成されていることを特徴とする光学装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
複数の前記第1形状記憶合金ワイヤは、
光軸方向に沿って見た上面視において、前記モジュール保持体を挟んで第1の方向に離間して配置される第1ワイヤ及び第5ワイヤ、並びに、前記モジュール保持体を挟んで前記第1の方向に垂直な第2の方向に離間して配置される第3ワイヤ及び第7ワイヤと、
前記第1の方向に沿って見た側面視において、前記第1ワイヤと交差するように配置される第2ワイヤと、
前記第2の方向に沿って見た側面視において、前記第3ワイヤと交差するように配置される第4ワイヤと、
前記第1の方向に沿って見た側面視において、前記第5ワイヤと交差するように配置される第6ワイヤと、
前記第2の方向に沿って見た側面視において、前記第7ワイヤと交差するように配置される第8ワイヤと、を含み、
前記第1ワイヤ乃至前記第8ワイヤのそれぞれは、一端が前記第2可動部材に固定され、他端が前記第1可動部材に固定されている、
請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記第2形状記憶合金ワイヤは、光軸方向に沿って見た上面視において、前記モジュール保持体を挟んで前記第1の方向に離間して配置される第9ワイヤ及び第11ワイヤ、並びに、前記モジュール保持体を挟んで前記第2の方向に離間して配置される第10ワイヤ及び第12ワイヤを含み、
前記第9ワイヤ乃至前記第12ワイヤのそれぞれは、一端が前記固定部材に固定され、他端が前記第2可動部材に固定されている、
請求項2に記載の光学装置。
【請求項4】
前記第9ワイヤ乃至前記第12ワイヤのそれぞれは、光軸方向において、一端と他端との高さが異なっている、
請求項3に記載の光学装置。
【請求項5】
前記固定部材は、前記中間部材の光軸の回りの回動を案内する案内機構を有する、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の光学装置。
【請求項6】
前記固定部材は、光軸方向において前記中間部材を挟んで互いに対向する底板部及び天板部を有し、
前記底板部と前記天板部との少なくともいずれか一方には、案内溝部が複数の箇所に設けられ、
前記中間部材には、それぞれの前記案内溝部内を移動可能な被案内部が設けられ、
前記案内溝部は、前記案内機構を構成している、
請求項5に記載の光学装置。
【請求項7】
前記案内溝部は、前記底板部と前記天板部との一方に設けられ、
前記底板部と前記天板部との他方には、光軸方向において前記被案内部に対応する部分と隣接する規制部が設けられている、
請求項6に記載の光学装置。
【請求項8】
前記中間部材は、四つの角部を有する略矩形状に形成されており、
前記角部のそれぞれには、前記第1形状記憶合金ワイヤ又は前記第2形状記憶合金ワイヤの端部が固定される金属部材が固定される台座部が設けられ、
前記台座部のそれぞれは、前記被案内部を有し、
前記案内溝部は、前記被案内部に対応して四箇所に設けられている、
請求項6に記載の光学装置。
【請求項9】
前記被案内部は、光軸方向に延びる円柱状をなしている、
請求項8に記載の光学装置。
【請求項10】
前記第2形状記憶合金ワイヤは、更に、
前記第1の方向に沿って見た側面視において、前記第9ワイヤと交差するように配置される第13ワイヤと、
前記第2の方向に沿って見た側面視において、前記第10ワイヤと交差するように配置される第14ワイヤと、
前記第1の方向に沿って見た側面視において、前記第11ワイヤと交差するように配置される第15ワイヤと、
前記第2の方向に沿って見た側面視において、前記第12ワイヤと交差するように配置される第16ワイヤと、を含み、
前記第13ワイヤ乃至前記第16ワイヤのそれぞれは、一端が前記固定部材に固定され、他端が前記第2可動部材に固定されている、
請求項3又は請求項4に記載の光学装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光学装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、磁石及びコイルを含む駆動部によってカメラモジュールを回転させるように構成された光学ユニットが知られている(特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-71494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この光学ユニットは、磁石及びコイルを含むため、ボイスコイルモータ方式のレンズ駆動装置のような磁石及びコイルを含む別のアクチュエータが近くに存在する場合、その別のアクチュエータに磁気的な影響を及ぼしてしまうおそれがある。
【0005】
そこで、近くにある機器に対する磁気的な影響を抑制できる光学装置を提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る光学装置は、レンズ体及び撮像素子を有する光学モジュールを保持可能なモジュール保持体と、前記モジュール保持体を移動可能に収容する筐体を含む固定部材と、前記モジュール保持体を移動させる駆動部と、を備えた光学装置において、前記モジュール保持体と前記固定部材との間に配置され、内側に前記モジュール保持体を移動可能に配置する中間部材を備え、前記駆動部は、前記中間部材に対して前記モジュール保持体を移動させる第1駆動部と、前記固定部材に対して前記中間部材を移動させる第2駆動部と、を有し、前記第1駆動部は、前記モジュール保持体を含む第1可動部材と前記中間部材を含む第2可動部材との間に設けられた複数の第1形状記憶合金ワイヤを含んで構成され、前記第2駆動部は、前記第2可動部材と前記固定部材との間に設けられた複数の第2形状記憶合金ワイヤを含んで構成されている。
【発明の効果】
【0007】
上述の光学装置は、近くにある機器に対する磁気的な影響を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
光学装置の斜視図である。
光学装置の分解斜視図である。
モジュール駆動装置の分解斜視図である。
各種部材が取り付けられるモジュール保持体の斜視図である。
各種部材が取り付けられる連結部材の斜視図である。
各種部材が取り付けられるベース部材の斜視図である。
モジュール保持体、連結部材、及びベース部材の上面図である。
連結部材、カバー部材、及びベース部材の断面図である。
形状記憶合金ワイヤが取り付けられた金属部材の正面図である。
形状記憶合金ワイヤが取り付けられた金属部材の右側面図である。
金属部材、導電部材、通電部材、及び形状記憶合金ワイヤの斜視図である。
第1ワイヤを流れる電流の経路を示す図である。
第2ワイヤを流れる電流の経路を示す図である。
第3ワイヤを流れる電流の経路を示す図である。
第4ワイヤを流れる電流の経路を示す図である。
第9ワイヤを流れる電流の経路を示す図である。
第10ワイヤを流れる電流の経路を示す図である。
モジュール保持体の動きを実現する際の形状記憶合金ワイヤの伸縮状態を示す表である。
モジュール保持体及び連結部材の正面図である。
モジュール保持体及び連結部材の右側面図である。
モジュール保持体、連結部材、及びベース部材の上面図である。
レンズ駆動装置の分解斜視図である。
モジュール側金属部材、板ばね、通電部材、及びモジュール側形状記憶合金ワイヤの斜視図である。
内側金属部材及び板ばねの上面図である。
モジュール側駆動部を構成する第7ワイヤを流れる電流の経路を示す図である。
モジュール側駆動部を構成する第8ワイヤを流れる電流の経路を示す図である。
レンズ保持体の動きを実現する際のモジュール側形状記憶合金ワイヤの伸縮状態を示す表である。
第2駆動部の別の構成例を示す図である。
モジュール駆動装置の別の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態に係る光学装置150について図面を参照して説明する。図1は、光学モジュールの一例であるカメラモジュールMDが取り付けられた状態の光学装置150の斜視図であり、図2は、モジュール駆動装置100を含む光学装置150の分解斜視図であり、図3は、モジュール駆動装置100の分解斜視図である。図示例では、モジュール駆動装置100は、カメラモジュール駆動装置である。
【0010】
図1において、X1は三次元直交座標系を構成するX軸の一方向を表し、X2はX軸の他方向を表す。Y1は三次元直交座標系を構成するY軸の一方向を表し、Y2はY軸の他方向を表す。Z1は三次元直交座標系を構成するZ軸の一方向を表し、Z2はZ軸の他方向を表す。図1では、光学装置150のX1側は光学装置150の前側(正面側)に相当し、光学装置150のX2側は光学装置150の後側(背面側)に相当し、光学装置150のY1側は光学装置150の左側に相当し、光学装置150のY2側は光学装置150の右側に相当し、光学装置150のZ1側は光学装置150の上側(被写体側)に相当し、光学装置150のZ2側は光学装置150の下側(撮像素子側)に相当する。また、図1では、明瞭化のため、三次元直交座標系の原点は、図の左上に位置付けられているが、実際には、三次元直交座標系の原点は、光学装置150の中心点(例えば、レンズ体LSの中心点)に位置付けられている。他の図における他の部材についても同様である。
(【0011】以降は省略されています)

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