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公開番号2024033233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022136714
出願日2022-08-30
発明の名称評価器具
出願人日本電業工作株式会社
代理人個人,個人
主分類G01N 19/04 20060101AFI20240306BHJP(測定;試験)
要約【課題】粘着剤を付した部品を一定の条件を満たす圧力で貼り付け対象の面に貼り付ける操作と、貼り付けられた部品を剥がす操作とを単一の器具によって行うことが可能な評価器具を提供する。
【解決手段】本体10と、試験部品20と、を備え、本体10は、筐体11と、可動軸12と、コイルばねと、を備える。可動軸12は、一定の範囲で筐体11に対して移動可能であると共に、試験部品20を貼り付け対象面50に圧着させるための押圧ヘッドおよび貼り付け対象面50に張り付けられた試験部品20を剥がすための引っ張りヘッド124を有する。コイルばねは、試験部品20を押す際および試験部品20を引く際の可動軸12の動きに反発する力を与える。可動軸12に設けられた目盛り121および指示器122は、引っ張りヘッド124で試験部品20を引いた際の可動軸12の移動量に応じて、可動軸12に作用した荷重を示す。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
本体と、
前記本体に着脱可能に設けられ、貼り付け対象面に張り付けられる試験部品と、を備え、
前記本体は、
筐体と、
前記筐体を貫通し、かつ一定の範囲で当該筐体に対して移動可能であると共に、端部に、前記試験部品を前記貼り付け対象面に圧着させるための押圧ヘッドおよび当該貼り付け対象面に張り付けられた当該試験部品を剥がすための引っ張りヘッドを有する可動軸と、
前記押圧ヘッドで前記試験部品を押す際および前記引っ張りヘッドで当該試験部品を引く際の前記可動軸の動きに反発する力を与える弾性部材と、
前記引っ張りヘッドで前記試験部品を引いた際の前記可動軸の移動量に応じて、当該可動軸に作用した荷重を示す提示部と、
を備え、
前記試験部品は、
粘着剤を付して貼り付け対象面に貼り付けられる接着面と、
前記本体の前記押圧ヘッドにより押圧される被押圧面と、
前記引っ張りヘッドを接続して引かれる接続部と、
を備えることを特徴とする、評価器具。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記提示部は、
前記可動軸に、前記引っ張りヘッドで前記試験部品を引く際の当該可動軸の移動量と荷重とを対応付けて設けられた目盛りと、
前記引っ張りヘッドで前記試験部品を引いた際の前記可動軸の最大移動位置を示す指示器と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載の評価器具。
【請求項3】
前記可動軸は、
一端側に前記押圧ヘッドを有し、
他端側に前記引っ張りヘッドを有し、
前記押圧ヘッド側の露出部分に、前記引っ張りヘッドで前記試験部品を引く際の前記可動軸の移動量と荷重とを対応付けた目盛りを設けたことを特徴とする、請求項2に記載の評価器具。
【請求項4】
前記提示部は、
前記可動軸に、前記押圧ヘッドで前記試験部品を押す際の当該可動軸の移動量と荷重とを対応付けて設けられた目盛りと、
前記押圧ヘッドで前記試験部品を押した際の前記可動軸の最大移動位置を示す指示器と、
をさらに備えることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の評価器具。
【請求項5】
前記可動軸は、一端に、一体に形成した前記押圧ヘッドおよび前記引っ張りヘッドを有し、
前記弾性部材は、前記押圧ヘッドで前記試験部品を押す際の前記可動軸の第1の動きに反発し、前記引っ張りヘッドで当該試験部品を引く際の当該可動軸の前記第1の動きとは逆向きである第2の動きにも反発する押し引きばねであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の評価器具。
【請求項6】
前記試験部品は、前記粘着剤により貼り付けられる貼り付け対象物の重量と当該貼り付け対象物に付される当該粘着剤の面積との比に基づいて、当該試験部品の重量と前記接着面における当該粘着剤の面積との比が特定されることを特徴とする、請求項1に記載の評価器具。
【請求項7】
前記試験部品の前記接続部は、前記引っ張りヘッドで前記試験部品を引く方向が前記接着面の法線方向に対して特定の角度となるように、前記引っ張りヘッドと接続することを特徴とする、請求項1乃至請求項3に記載の評価器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、評価器具に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
アンテナ製品を設置する際、両面テープ等の粘着剤を用いて貼り合わせる場合がある。アンテナ製品の設置場所は様々であり、粘着剤の接着力を定量的に評価可能とすることが望まれる。従来、テンションゲージを用いて接着テープの接着力を測定する器具が提案されている。
【0003】
特許文献1には、テープを取り付けるテープ取付具と、テープ取付具に一定の圧力を加えて貼り付け対象面に貼り付けるためのテープ圧着具と、貼り付け対象面に貼り付けられたテープ取付具を引き剥がすと共に、引き剥がす際の引張り力をテンションゲージで計測可能とした引張り具とを備えた測定装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭54-023689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アンテナ製品を設置するための粘着剤の接着力を評価するためには、実際にアンテナが設置される現場に近い環境や状況で評価のための操作を行うことが望ましく、現場で作業が行われる場合も多い。現場等の様々な場所に器具を持ち運ぶことを考慮すると、接着力の評価のために粘着剤を付した部品を貼り付ける際に用いる器具と、貼り付けられた部品を剥がす際に用いる器具とが共通であることが、器具の扱いや管理の点で好ましい。
【0006】
本発明は、粘着剤を付した部品を一定の条件を満たす圧力で貼り付け対象の面に貼り付ける操作と、貼り付けられた部品を剥がす操作とを単一の器具によって行うことが可能な評価器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成する本発明は、本体と、本体に着脱可能に設けられ、貼り付け対象面に張り付けられる試験部品と、を備え、本体は、筐体と、筐体を貫通し、かつ一定の範囲で筐体に対して移動可能であると共に、端部に、試験部品を貼り付け対象面に圧着させるための押圧ヘッドおよび貼り付け対象面に張り付けられた試験部品を剥がすための引っ張りヘッドを有する可動軸と、押圧ヘッドで試験部品を押す際および引っ張りヘッドで試験部品を引く際の可動軸の動きに反発する力を与える弾性部材と、引っ張りヘッドで試験部品を引いた際の可動軸の移動量に応じて、可動軸に作用した荷重を示す提示部と、を備え、試験部品は、粘着剤を付して貼り付け対象面に貼り付けられる接着面と、本体の押圧ヘッドにより押圧される被押圧面と、引っ張りヘッドを接続して引かれる接続部と、を備えることを特徴とする、評価器具である。
より詳細には、提示部は、可動軸に、引っ張りヘッドで試験部品を引く際の可動軸の移動量と荷重とを対応付けて設けられた目盛りと、引っ張りヘッドで試験部品を引いた際の可動軸の最大移動位置を示す指示器と、を備える構成としても良い。
また、可動軸は、一端側に押圧ヘッドを有し、他端側に引っ張りヘッドを有し、押圧ヘッド側の露出部分に、引っ張りヘッドで試験部品を引く際の可動軸の移動量と荷重とを対応付けた目盛りを設けた構成としても良い。
また、提示部は、可動軸に、押圧ヘッドで試験部品を押す際の可動軸の移動量と荷重とを対応付けて設けられた目盛りと、押圧ヘッドで試験部品を押した際の可動軸の最大移動位置を示す指示器と、をさらに備える構成としても良い。
また、可動軸は、一端に、一体に形成した押圧ヘッドおよび引っ張りヘッドを有し、弾性部材は、押圧ヘッドで試験部品を押す際の可動軸の第1の動きに反発し、引っ張りヘッドで試験部品を引く際の可動軸の第1の動きとは逆向きである第2の動きにも反発する押し引きばねとしても良い。
また、試験部品において、粘着剤により貼り付けられる貼り付け対象物の重量と貼り付け対象物に付される粘着剤の面積との比に基づいて、試験部品の重量と接着面における粘着剤の面積との比を特定しても良い。
また、試験部品の接続部は、引っ張りヘッドで試験部品を引く方向が接着面の法線方向に対して特定の角度となるように、引っ張りヘッドと接続する構成としても良い。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、粘着剤を付した部品を一定の条件を満たす圧力で貼り付け対象の面に貼り付ける操作と、貼り付けられた部品を剥がす操作とを単一の器具によって行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態による評価器具の外観を示す図である。
評価器具の本体の断面を示す図である。
試験部品の構成例を示す図である。
試験部品を押圧ヘッドに装着する様子を示す図であり、図4(A)は装着前の状態を示す図、図4(B)は装着された状態を示す図である。
試験部品を引っ張りヘッドに装着する様子を示す図であり、図5(A)は装着前の状態を示す図、図5(B)は装着された状態を示す図である。
押圧ヘッドにより試験部品を貼り付け対象面に貼り付ける際の評価器具の動作を示す図であり、図6(A)は押圧前の状態を示す図、図6(B)は押圧時の状態を示す図、図6(C)は押圧後の本体を試験部品から離脱させた状態を示す図である。
引っ張りヘッドにより試験部品を貼り付け対象面から剥す際の評価器具の動作を示す図であり、図7(A)は試験部品を引く前の状態を示す図、図7(B)は試験部品を引いている状態を示す図、図7(C)は試験部品を貼り付け対象面から剥した状態を示す図である。
本実施形態による評価器具の変形例を示す図である。
本実施形態による評価器具の他の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<評価器具の構成>
図1は、本実施形態による評価器具の外観を示す図である。図2は、評価器具の本体の断面を示す図である。評価器具1は、本体10と、本体10に着脱可能に設けられた試験部品20とを備える。評価器具1は、貼り付け対象物を貼り付け対象面に貼り付けた場合の接着力を評価するための器具である。貼り付け対象物は、粘着剤を用いて貼り付け対象面に貼り付けられる。評価器具1による評価は、貼り付け対象物を貼り付ける際に用いるものと同じ粘着剤を用いて試験部品20を貼り付け対象面に接着し、本体10を用いて貼り付け対象面に貼り付けられた試験部品20を剥がす際に要する力を測定することにより行われる。貼り付け対象物および試験部品20を貼り付け対象面に貼り付けるための粘着剤としては、例えば、両面テープが用いられる。なお、図2では、試験部品20の図示を省略している。
(【0011】以降は省略されています)

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