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公開番号2024031463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022135028
出願日2022-08-26
発明の名称カバーを有する電子装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人
主分類H05K 5/03 20060101AFI20240229BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】装置本体にカバーを簡単に装着でき、装着後のがたつきノイズの発生を抑制できるカバーを有する電子装置を提供する。
【解決手段】車載用表示装置1において、装置本体2が有する筐体4とカバー3との間の筐体4には、突き当て案内部10Aと、規制案内部10Bと、掛止機構30f、30rが設けられている。カバー3の側壁部3aの規制突部28を導入開口部22に挿入して、第1突き当て突部及び第2突き当て突部16を突き当て摺動部11a、12aに突き当て、カバー3を掛止力作用方向(Y1方向)へスライドさせると、規制突部28が規制案内部10Bで規制されながら、カバー3が移動し、突状掛止部31が保持穴34に挿入されて掛止される。この掛止状態で、突き当て案内部10Aと規制案内部10Bでのカバー3と筐体4との接触が解除される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
装置本体と、前記装置本体に取り付けられるカバーと、を有する電子装置において、
前記装置本体と前記カバーの一方に、突状掛止部が、他方に、前記突状掛止部を保持する保持穴または保持凹部が設けられ、前記カバーを所定の掛止力作用方向に移動させることで、前記突状掛止部が前記保持穴または保持凹部に掛止されて前記カバーが前記装置本体に組み付けられ、
前記装置本体と前記カバーとの間には、前記カバーを、前記掛止力作用方向と交差する方向へ規制しつつ前記掛止力作用方向への移動を可能とする規制案内部が設けられており、
前記突状掛止部が前記保持穴または保持凹部に掛止されて前記カバーの前記装置本体への組み付けが完了したときに、前記規制案内部による規制が解除される、ことを特徴とするカバーを有する電子装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記装置本体と前記カバーとの間には、前記カバーを、前記掛止力作用方向と交差する向きで前記装置本体に押し付けたときに、互いに突き当てられる突き当て案内部が設けられており、
前記突き当て案内部での突き当て状態を維持したまま、前記カバーを前記掛止力作用方向へ移動させる途中で、前記規制案内部での規制と案内とが開始される請求項1記載のカバーを有する電子装置。
【請求項3】
前記規制案内部は、
前記カバーを前記装置本体から離れないように縦方向へ規制しつつ前記掛止力作用方向へ案内する縦規制案内部と、
前記縦規制案内部に沿って前記掛止力作用方向へ移動した前記カバーを、前記装置本体に接近させて、前記突状掛止部を前記保持穴または保持凹部に掛止可能な位置に対向させる接近規制案内部と、
を含む請求項1または2記載のカバーを有する電子装置。
【請求項4】
前記規制案内部は、前記カバーを、前記縦方向と前記掛止力作用方向の双方に交差する横方向へさらに規制しながら案内する請求項3記載のカバーを有する電子装置。
【請求項5】
前記規制案内部は、前記カバーと前記装置本体のいずれか一方に形成されて前記掛止力作用方向に延びる規制長穴と、他方に設けられた規制突部とを有し、
前記規制突部が、前記規制長穴を移動するときに、前記カバーが、前記装置本体から離れないように縦方向へ規制され且つ前記縦方向と前記掛止力作用方向の双方に交差する横方向へ規制されつつ、前記掛止力作用方向へ案内される請求項1記載のカバーを有する電子装置。
【請求項6】
前記装置本体と前記カバーとの間には、前記カバーを前記掛止力作用方向と交差する向きで前記装置本体に押し付けて、前記規制突部を前記規制長穴と連続する導入開口部に挿入したときに、互いに突き当てられる突き当て案内部が設けられており、
前記突き当て案内部での突き当て状態を維持したまま、前記カバーを前記掛止力作用方向へ移動させる途中で、前記規制案内部での規制と案内とが開始される請求項5記載のカバーを有する電子装置。
【請求項7】
前記規制突部が前記規制長穴を移動して、前記カバーが前記掛止力作用へ案内される途中で、前記カバーが、前記装置本体に接近する方向へ案内されて、前記突状掛止部が前記保持穴または保持凹部に掛止可能な位置に対向させられる請求項5または6記載のカバーを有する電子装置。
【請求項8】
前記突状掛止部は、
前記保持穴または保持凹部内に挿入されたときに、前記カバーを、前記装置本体から離れないように縦方向へ拘束し且つ前記縦方向と前記掛止力作用方向の双方に交差する横方向へ拘束する拘束突部と、
前記カバーが前記掛止力作用方向へ動かないように掛止する掛止突部と、
を有する請求項1,2,5,6のいずれかに記載のカバーを有する電子装置。
【請求項9】
前記装置本体は、車室内の天井部に設置されるものであり、前記装置本体の前面に表示画面が設けられ、前記装置本体の背部に設けられた車両への取り付け機構が前記カバーで覆われる請求項1,2,5,6のいずれかに記載のカバーを有する電子装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車載用表示装置などの各種の電子機能を有する電子装置に係るものであり、装置本体にカバーが掛止されて固定される構造の電子装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ケースにカバーが掛止されて固定された電子機器筐体が記載されている。この電子機器筐体は、上方に向く開口部を有するケースの両壁部の内側に、互いに対向する2組の係合リブが設けられている。係合リブは弾性を有する板状であり、それぞれにスライド溝が形成されている。スライド溝は、係合リブの一端側に開放され、この開放側がケースから離れて高くなるように傾斜している。また、前記両壁部と直交する他の一端壁に形成された係合リブには2つの孔が形成されている。カバーの両壁部の内側には、各スライド溝に対応する2組の係合爪が設けられ、これら係合爪は各スライド溝と同じ角度の傾斜面を有している。また、カバーの一端壁には、前記孔に対応する2つの嵌合突起が設けられている。
【0003】
カバーをケースに結合させるときは、カバーの一端壁に設けられた嵌合突起をケースの一端壁に形成された孔に挿入し、この嵌合突起と孔との挿入部を支点として、カバーをケースに向けて押し込むように回動させる。このとき、カバーの係合爪が、ケースのスライド溝を有する係合リブの外面を摺動し、さらにカバーをケースに向けて押し込むと前記係合リブが弾性変形し、その後、係合爪とスライド溝とが弾性的に係合して、カバーがケースに組み付けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平8-130382号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された電子機器筐体は、カバーをケースに結合させるときに、最初に、カバーの一端壁に設けられた嵌合突起をケースの一端壁に形成された孔に位置合わせして挿入する作業が必要であるが、このときの位置合わせが煩雑である。特に、カバーがケースの背部に設けられ、作業者が、係合突起と孔の位置を直接に目視することなく組み付けざるを得ない場合には、前記位置合わせと挿入作業が困難である。
【0006】
特許文献1に記載された電子機器筐体は、カバーがケースに組み合わされた後に、ねじによってカバーとケースとが互いに固定される。しかし、このようなねじを使用せずに、カバーとケースとが、嵌合突起と孔との挿入部および係合爪とスライド溝との係合部のみによって互いに組み付け状態を維持する構造の場合には、カバーとケースとの間の係合部の箇所が多くなりすぎ、外部振動が作用したときに、係合部のがたつきに起因するノイズが発生しやすくなる。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、カバーを装置本体に取り付ける作業を容易にでき、カバーが装置本体に組み付けられた後は、装置本体とカバーとが当たる個所を最少限にして、がたつきに起因するノイズが発生しにくい構造とした、カバーを有する電子装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のカバーを有する電子装置は、装置本体と、前記装置本体に取り付けられるカバーと、を有する電子装置において、
前記装置本体と前記カバーの一方に、突状掛止部が、他方に、前記突状掛止部を保持する保持穴または保持凹部が設けられ、前記カバーを所定の掛止力作用方向に移動させることで、前記突状掛止部が前記保持穴または保持凹部に掛止されて前記カバーが前記装置本体に組み付けられ、
前記装置本体と前記カバーとの間には、前記カバーを、前記掛止力作用方向と交差する方向へ規制しつつ前記掛止力作用方向への移動を可能とする規制案内部が設けられており、
前記突状掛止部が前記保持穴または保持凹部に掛止されて前記カバーの前記装置本体への組み付けが完了したときに、前記規制案内部による規制が解除される、ことを特徴とするものである。
【0009】
本発明のカバーを有する電子装置は、前記装置本体と前記カバーとの間に、前記カバーを、前記掛止力作用方向と交差する向きで前記装置本体に押し付けたときに、互いに突き当てられる突き当て案内部が設けられており、
前記突き当て案内部での突き当て状態を維持したまま、前記カバーを前記掛止力作用方向へ移動させる途中で、前記規制案内部での規制と案内とが開始されることが好ましい。
【0010】
本発明のカバーを有する電子装置は、前記規制案内部が、
前記カバーを前記装置本体から離れないように縦方向へ規制しつつ前記掛止力作用方向へ案内する縦規制案内部と、
前記縦規制案内部に沿って前記掛止力作用方向へ移動した前記カバーを、前記装置本体に接近させて、前記突状掛止部を前記保持穴または保持凹部に掛止可能な位置に対向させる接近規制案内部と、を含むことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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