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公開番号2024030712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022133782
出願日2022-08-25
発明の名称タモの柄
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類A01K 77/00 20060101AFI20240229BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】タモの柄において、第1番竿に生じる応力の集中を緩和すると共に、口栓の着脱に際して第1番竿の損傷を防止すること。
【解決手段】タモの柄10は、ブランク17と、被覆パイプ73と、スリーブ72と、口栓32を有する。ブランク17は、繊維に強化された樹脂からなる。ブランク17の先端部31は、大径部76及び小径部77を有し、両者間に段差部78が形成されている。前記スリーブ72は、前記小径部77の内側に嵌め込まれる。スリーブ72の内周面80に雌ネジ81が形成される。前記被覆パイプ73は、前記小径部77の外側に設けられる。この被覆パイプ73は、前記スリーブ72の外周面86と径方向に重なり合う。口栓32は、前記被覆パイプ73にねじ込まれる。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
竿本体と、前記竿本体に取り付けられる口栓と、を備え、
前記竿本体は、
内周面を有する筒状の本体部と、
前記本体部の前記内周面に設けられるタモ取付部と、
前記タモ取付部の外周面の少なくとも一部を被覆する被覆部材と、を有し、
前記口栓は、
前記被覆部材に取り付けられる、タモの柄。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記被覆部材の少なくとも一部は、前記タモ取付部と前記竿本体の径方向に少なくとも部分的に重なる、請求項1に記載のタモの柄。
【請求項3】
前記被覆部材の少なくとも一部は、前記タモ取付部の端部と前記径方向に重なる、請求項2に記載のタモの柄。
【請求項4】
前記本体部は、第一外径を有する第一外径部と、前記第一外径部よりも小さい第二外径を有する第二外径部と、を有し、
前記タモ取付部は、前記第二外径部に設けられる、請求項1から3のいずれか一項に記載のタモの柄。
【請求項5】
前記本体部は、前記第一外径部と前記第二外径部との間に段差部をさらに有し、
前記被覆部材は、前記段差部に接する、請求項4に記載のタモの柄。
【請求項6】
前記被覆部材は、前記被覆部材の外周面に設けられる雄ネジ部を有し、
前記口栓は、前記雄ネジ部に係合する第一雌ネジ部を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のタモの柄。
【請求項7】
前記タモ取付部は、前記本体部の内周面に設けられる筒状部材を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のタモの柄。
【請求項8】
前記タモ取付部は、タモ網を取り付けるために前記筒状部材の内周面に設けられる第二雌ネジ部を有する、請求項7に記載のタモの柄。
【請求項9】
前記タモ取付部は、タモ網を取り付けるための第二雌ネジ部を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のタモの柄。
【請求項10】
前記口栓は、前記竿本体の軸方向に貫通する貫通孔を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のタモの柄。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、釣った魚を掬い上げるときに使用されるタモの柄の構造に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
実釣において、釣った魚を確実に取り込むためにタモが使用される。タモは、タモの柄及びこれに取り付けられたタモ網を有する。タモ網は、魚を掬う網本体と、これを支持する枠体とを有し、この枠体がタモの柄の先端に着脱自在に取り付けられる。
【0003】
タモの柄は、一般に複数のブランクを有し、各ブランクが振出形式で継がれている(たとえば特許文献1参照)。複数のブランクのうち最も細径ものが第1番竿と称され、最も太径のブランクが元竿と称される。釣人は、元竿を持ってタモの柄を伸長させ、第1番竿に取り付けられたタモ網で魚を掬う。魚が取り込まれた後、タモの柄はコンパクトに縮められて収納状態とされる。
【0004】
第1番竿の先端部の内側にスリーブが装着され、第1番竿の先端部が補強されている。このスリーブは円筒状に形成され、その内周面にネジが形成されている。前記枠体は、このスリーブにねじ込まれ、第1番竿の先端に取り付けられる。
【0005】
タモの柄は、円筒状の口栓を備えている。この口栓は、第1番竿の先端部の外側にネジを介して填め合わされる。具体的には、第1番竿の先端部の外側に補強リングが嵌め合わされ、この補強リングの外周面に雄ネジが形成される。他方、前記口栓の内周面に雌ネジが形成され、これら雄ネジ及び雌ネジが填め合わされることにより、この口栓が前記先端部を周方向に取り囲む。一般に、この口栓は弾性体からなり、タモの柄が収納状態となったとき、元竿の先端部の内側に嵌め込まれる。これにより、第1番竿が元竿に一定の保持力で保持され、タモの柄の収納状態が維持される。釣人は、前記保持力に抗して口栓を元竿から引き抜くことにより、タモの柄を伸長させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-53949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、前記口栓は第1番竿から取り外すことが可能であるため、タモの柄を各ブランクに分解することができるが、タモの柄の組み立て時に前記口栓が第1番竿に強くねじ込まれた場合に、前記補強リング(特に前記雄ネジが形成された部位)が損傷を受けるおそれがある。そのため、ユーザーは、タモの柄の組立作業、特に前記口栓の取付作業を慎重に行う必要があった。
【0008】
また、前記スリーブが第1番竿に装着されることによって第1番竿の先端部が補強されるが、この先端部のうち前記スリーブの端との境界において応力が集中する。もっとも、この応力集中は第1番竿の設計において考慮されるが、タモ網の着脱時あるいは魚を掬う際に不意に衝撃的な外力が作用した場合に大きな応力が生じる可能性がある。
【0009】
本発明はかかる背景のもとになされたものであって、その目的は、実釣における第1番竿の応力集中を避けると共に、口栓の着脱作業における第1番竿の損傷を防止することができるタモの柄を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1) 前記課題を解決するために、本件発明の第1側面に係るタモの柄は、竿本体と、前記竿本体に取り付けられる口栓とを備える。前記竿本体は、内周面を有する筒状の本体部と、前記本体部の前記内周面に設けられるタモ取付部と、前記タモ取付部の外周面の少なくとも一部を被覆する被覆部材とを有する。前記口栓は、前記被覆部材に取り付けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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