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公開番号2024028416
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-04
出願番号2024001275,2022163217
出願日2024-01-09,2018-06-14
発明の名称金属調包装材及び包装容器
出願人大日本印刷株式会社
代理人弁理士法人大谷特許事務所
主分類B65D 65/40 20060101AFI20240226BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】表面を擦過した場合でも擦過の痕跡が目立つことなく、意匠性の低下を抑制することができる金属調包装材を提供する。
【解決手段】外層側から、マット層、透明基材、金属光沢層及びシーラント層をこの順に有してなり、前記マット層が、バインダー樹脂と、平均粒子径が異なる2種の粒子とを含み、前記2種の粒子の平均粒子径が0.1μm以上15.0μm以下であり、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の最大高さRyと、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の算術平均粗さRaとが、下記式(1)の関係を満たし、Raが0.30μm以上1.00μm以下である、金属調包装材。
5.0≦Ry/Ra≦8.5 (1)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外層側から、マット層、透明基材、金属光沢層及びシーラント層をこの順に有してなり、
前記マット層が、バインダー樹脂と、平均粒子径が異なる2種の粒子とを含み、前記2種の粒子の平均粒子径が0.1μm以上15.0μm以下であり、
JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の最大高さRyと、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の算術平均粗さRaとが、下記式(1)の関係を満たし、Raが0.30μm以上1.00μm以下である、金属調包装材。
5.0≦Ry/Ra≦8.5 (1)
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
Ryが3.00μm以上7.00μm以下である、請求項1に記載の金属調包装材。
【請求項3】
前記マット層が単層構成である、請求項1または請求項2に記載の金属調包装材。
【請求項4】
前記平均粒子径の異なる2種の粒子のうち、平均粒子径の大きい粒子が無機粒子である、請求項1~3のいずれか1項に記載の金属調包装材。
【請求項5】
前記無機粒子がシリカである、請求項4に記載の金属調包装材。
【請求項6】
前記平均粒子径の異なる2種の粒子のうち、平均粒子径の大きい粒子の平均粒子径をD

、前記マット層の平均厚みをTとした際に、2.0≦D

/T≦5.0の関係を満たす、請求項1~5のいずれか1項に記載の金属調包装材。
【請求項7】
JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の局部山頂間隔Sが、20μm以上30μm以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の金属調包装材。
【請求項8】
さらに、絵柄層を有する、請求項1~7のいずれか1項に記載の金属調包装材。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の金属調包装材で形成されている包装容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属調包装材及びこれを用いた包装容器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
包装材は、被包装物の高級感や豪華さを演出して美観を生じさせるようにする観点から、高輝度の金属光沢による装飾を施す場合がある。
【0003】
金属光沢を施す手段として、例えば、基材上に、金属蒸着膜や金属箔等の金属層を形成することが一般的に行われている。
また、金属蒸着膜及び金属箔等の金属層の欠点(コスト、電子レンジ耐性)を解消するために、金属光沢を付与する手段として、所定濃度のアルミペーストを含むインキ剤で光沢層を形成する手段も提案されている(特許文献1)。
【0004】
一方、包装材の表面を低光沢化して包装材の風合いを良好にするために、表面にマット層を形成した包装材が提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-81589号公報
特開2004-345136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
金属蒸着膜、金属箔、及び特許文献1のアルミペーストから形成した光沢層等の金属光沢層を備えた包装材は、何れも金属光沢による美観を生じさせ、意匠性を高めることができる。しかし、金属光沢層を備えた包装材は、金属光沢が強すぎ、落ち着きのない印象を与えるため、好まれない場合がある。
【0007】
かかる問題を解消するために、金属光沢層を備えた包装材の表面に、特許文献2に記載されるようなマット層を形成し、金属光沢を和らげる手段が考えられる。
しかし、金属光沢層を備えた包装材の表面にマット層を形成してなる包装材は、表面を指等で擦過した際に、擦過の痕跡が極めて目立ち、意匠性が大幅に低下するケースが散見された。
【0008】
上記課題を解決すべく、本発明は、表面を擦過した場合でも擦過の痕跡が目立つことなく、意匠性の低下を抑制し得る金属調包装材、及びこれを用いた包装容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
すなわち、本発明は、以下の[1]~[2]を提供するものである。
[1]外層側から、マット層、透明基材、金属光沢層及びシーラント層をこの順に有してなり、前記マット層が、バインダー樹脂と、平均粒子径が異なる2種の粒子とを含み、前記2種の粒子の平均粒子径が0.1μm以上15.0μm以下であり、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の最大高さRyと、JIS B0601:1994に準拠してカットオフ値0.8mmで測定した前記マット層表面の算術平均粗さRaとが、下記式(1)の関係を満たし、Raが0.30μm以上1.00μm以下である、金属調包装材。
5.0≦Ry/Ra≦8.5 (1)
[2]上記[1]に記載の金属調包装材で形成されている包装容器。
【発明の効果】
【0010】
本発明の金属調包装材及びこれを用いた包装容器は、表面を擦過した場合でも擦過の痕跡が目立つことなく、意匠性の低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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