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公開番号2024027061
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-29
出願番号2022139550
出願日2022-08-16
発明の名称小型めっき装置
出願人個人
代理人
主分類C25D 21/18 20060101AFI20240221BHJP(電気分解または電気泳動方法;そのための装置)
要約【課題】小型めっき装置に於いて、めっき及び、めっき液浄化工程で発生する有害ガスの処理とめっき液中に母材から溶解した金属イオンの回収が求められる。
【解決手段】有害ガスは、めっき装置のめっき槽14上に設備するカバー壁に電動ファン2を取付けし、吸気した気流をダクト15に誘導、ダクト下端に設備の排気口16からホース17で屋外に放出する。めっき液の浄化は、陽極に電解用高圧縮黒鉛棒ユニット3図陰極に一般金属板11を設け、700mA通電して、めっき液中に溶解した金属イオンを陰極金属板に一極集中して析出(めっき)する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
陽極に高圧縮黒鉛棒を持ち、陰極に金属板を配置し、通電により陰極金属板に集中した析出(めっき)することで、めっき液中に溶解する金属イオンの解消を図ること及びめっき装置から発生する有害ガス等を吸引誘導し、外部へ排出できる機構を持つめっき装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ねじ類・アクセサリーなど小物めっきに適用するめっき装置で、めっき及びめっき液浄化で発生する有害ガス(塩素ガス)を屋外へ吸引誘導排気する機能を持つ。又、めっき液浄化処理では、母材から溶解した金属イオンを回収する機構を装置に持つ。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
小型めっき装置に於ける有害ガス処理及び、めっき液の浄化について、公知されたものは無い。
【先行技術文献】
【】
――
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
小型めっき装置で発生する有害ガス(塩素ガス)は少量だが、人体には有害であり、ガスを吸引しない構造及び、不要になっためっき液の処理方法を構築する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
有害ガス処理は、装置めっき槽上部を囲い込むカバーを設備し、カバー固定壁に取付けた電動ファン2で発生ガスを吸引し、外部へ垂直に下るダクト15及び、その下部に設備した排気口16に差込まれたホース17から、発生する有害ガスを屋外へ排気する。
【0005】
不要のめっき液の廃液処理は、液中に母材から溶け出た金属イオンの一極回収に尽きる為、陽極には電解用に高圧縮された黒鉛棒図3・20数本を一定の間隔で、めっき液に立てる。陰極は一般金属板11を陽極間10cm間隔を持ち設置するが、めっきのノリが良い真鍮板を使用する。電流を700mA印加して、液中に溶け出た金属イオンを陰極板に析出(めっき)させる。絶縁棒で時々掻き回し、万遍にめっき液を金属板に行き渡らせる。
【発明の効果】
【0005】
小型めっき装置のため、発生の有害ガス量は少なく、窓の隙間から大気中に放出しても自然拡散され、装置を室内卓上で使用する事が出来る。
【0006】
不要となっためっき液の廃液処理は、マニア間でも難題で、コンクリート化が大勢だが行き着く所自然界に放出されている。一極回収した金属板11は、その儘重ねめっきが出来るため、削り落とす必要は無く、何回でも使用が可能である。
【0007】
めっき液に対して、異なるめっき母材を接続した場合、混合めっきとなり、めっき液は使用不可能で廃棄されるが、液浄化により金属イオンは解消し、元のめっき液に戻る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
正面図(タイマ除外)
背面図
めっき液浄化用高圧縮黒鉛棒
電流調整器回路図
AC電源ユニット
【発明を実施するための形態】
【0009】
めっき液は、塩酸(9.5%)系洗剤を1:水4対比で薄めて作成する。印加する電流は、実験から得たデータを基にめっき物の形態に合わせた100mA/200mA/400mA/液浄化(700mA)の4選択23とする。電源は、DC5V-2A定電圧電源(図5)からめっき工程・めっき液処理工程及び電動ファンに供給する。
【0010】
めっき及びめっき液浄化で、電気回路に流れる電流を電流制限回路(図4)で検出し、その電圧降下成分でLEDランプ22を点灯し、電気回路の正常性を確認出来る監視機能を持つ。不点灯時は、電気回路の接触不良を点検する。
(【0011】以降は省略されています)

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