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公開番号2024024267
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-22
出願番号2022126989
出願日2022-08-09
発明の名称電子部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H03H 7/01 20060101AFI20240215BHJP(基本電子回路)
要約【課題】小型化が図れる電子部品を提供する。
【解決手段】電子部品1は、素体2と、素体2内に配置されているグラウンド導体10と、素体2内に配置されている第一共振器及び第二共振器と、を備える。第一共振器は、第一導体11と、第三導体13と、第二インダクタ導体15Bと、を有する。第二共振器は、第一共振器と共用されている第一導体11と、連結導体16と、第一インダクタ導体15Aと、を有する。第一導体11は、グラウンド導体10に接続されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
素体と、
前記素体内に配置されているグラウンド導体と、
前記素体内に配置されている第一共振器及び第二共振器と、を備え、
前記第一共振器は、
一方向に延在している第一導体と、
前記一方向に延在している第二導体と、
前記第一導体の延在方向の端部と前記第二導体の延在方向の端部とにわたって架設されている第一接続導体と、を有し、
前記第二共振器は、
前記第一共振器と共用されている前記第一導体と、
前記一方向に延在している第三導体と、
前記第一導体の延在方向の前記端部と前記第三導体の延在方向の端部とにわたって架設されている第二接続導体と、を有し、
前記第一導体は、前記グラウンド導体に接続されている、電子部品。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記素体内に配置されている第三共振器を備え、
前記第三共振器は、
前記第二共振器と共用されている前記第三導体と、
前記一方向に延在している第四導体と、
前記第三導体の延在方向の前記端部と前記第四導体の延在方向の端部とにわたって架設されている第三接続導体と、を有する、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記第三導体に電気的に接続されているキャパシタパットを備える、請求項2に記載の電子部品。
【請求項4】
前記素体は、第一方向において互いに対向している一対の端面と、第二方向において互いに対向している一対の実装面及び主面と、第三方向において互いに対向している一対の側面と、を有し、直方体形状を呈しており、
前記第一導体、前記第二導体、前記第三導体及び前記第四導体は、前記第二方向に沿って延在しており、
前記第二接続導体と前記第三接続導体とは、それぞれの延在方向の端部が連結されて一体に設けられていると共に直線状に延在しており、
前記第三導体は、前記第二接続導体及び前記第三接続導体の延在方向の中央部に接続されている、請求項3に記載の電子部品。
【請求項5】
前記キャパシタパットを複数備え、
前記第三導体と、複数の前記キャパシタパットのそれぞれとを接続する第四接続導体を備える、請求項4に記載の電子部品。
【請求項6】
前記第二方向から見て、前記第一導体と前記第四導体とは前記素体内において対角線上に位置している、請求項4又は5に記載の電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の誘電体層と複数の電極層との積層体であり、複数の電極層で、第一キャパシタ電極と、この第一キャパシタ電極に対向する第二キャパシタ電極と、第一キャパシタ電極に第一端が接続され、第二キャパシタ電極に第二端が接続され、第一端を始点、第二端を終点とするループを形成するインダクタ電極とが構成され、インダクタ電極は、誘電体層に沿って形成された線路電極と誘電体層の積層方向に延びるビア電極とで構成され、第一キャパシタ電極、第二キャパシタ電極及びインダクタ電極によって構成されるLC並列共振器が三つ以上の複数個設けられた積層帯域通過フィルタが開示されている。特許文献1に記載の積層帯域通過フィルタでは、複数のLC並列共振器のインダクタ電極は、当該インダクタ電極のループ面が誘電体層の積層方向に延びる中心軸から放射状となるように配置され、入力段のLC並列共振器のインダクタ電極と出力段のLC並列共振器のインダクタ電極とが隣接している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2012/066873号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一側面は、小型化が図れる電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面に係る電子部品は、素体と、素体内に配置されているグラウンド導体と、素体内に配置されている第一共振器及び第二共振器と、を備え、第一共振器は、一方向に延在している第一導体と、一方向に延在している第二導体と、第一導体の延在方向の端部と第二導体の延在方向の端部とにわたって架設されている第一接続導体と、を有し、第二共振器は、第一共振器と共用されている第一導体と、一方向に延在している第三導体と、第一導体の延在方向の端部と第三導体の延在方向の端部とにわたって架設されている第二接続導体と、を有し、第一導体は、グラウンド導体に接続されている。
【0006】
本発明の一側面に係る電子部品では、第一共振器と第二共振器とにおいて、第一導体が共用されている。すなわち、電子部品では、一つの第一導体を、第一共振器と第二共振器とにおいて共通に用いている。これにより、電子部品では、部品点数の削減を図ることができる。したがって、電子部品では、小型化を図ることができる。
【0007】
一実施形態においては、素体内に配置されている第三共振器を備え、第三共振器は、第二共振器と共用されている第三導体と、一方向に延在している第四導体と、第三導体の延在方向の端部と第四導体の延在方向の端部とにわたって架設されている第三接続導体と、を有していてもよい。この構成では、第二共振器と第三共振器とにおいて、第三導体が共用されている。すなわち、電子部品では、一つの第三導体を、第二共振器と第三共振器とにおいて共通に用いている。そのため、電子部品では、部品点数を減らすことができるため、素体内に更に第三共振器が配置される場合であっても、小型化を図ることができる。
【0008】
一実施形態においては、第三導体に電気的に接続されているキャパシタパットを備えていてもよい。この構成では、第二共振器と第三共振器とにおいて、キャパシタパットが共用されている。したがって、電子部品では、キャパシタパットを備える構成において、小型化を図ることができる。
【0009】
一実施形態においては、素体は、第一方向において互いに対向している一対の端面と、第二方向において互いに対向している一対の実装面及び主面と、第三方向において互いに対向している一対の側面と、を有し、直方体形状を呈しており、第一導体、第二導体、第三導体及び第四導体は、第二方向に沿って延在しており、第二接続導体と第三接続導体とは、それぞれの延在方向の端部が連結されて一体に設けられていると共に直線状に延在しており、第三導体は、第二接続導体及び第三接続導体の延在方向の中央部に接続されていてもよい。この構成では、第一導体と第三導体との間の距離、及び、第三導体と第四導体との間の距離を同等にできる。そのため、第一導体と第三導体との間、及び、第三導体と第四導体との間に空間を適切に形成することができる。これにより、電子部品では、第三導体の周囲に磁束が発生する領域を確保できるため、第三導体の周囲に磁界を形成することができる。したがって、電子部品では、第一導体、第二導体、第三導体、第四導体、第一接続導体、第二接続導体及び第三接続導体を含んで構成されるインダクタの見かけの体積を増加させることができる。その結果、電子部品では、Q値の向上を図れる。
【0010】
一実施形態においては、キャパシタパットを複数備え、第三導体と、複数のキャパシタパットのそれぞれとを接続する第四接続導体を備えていてもよい。この構成では、一つの第三導体を用いて、複数の共振器(第二共振器、第三共振器)を構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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